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⑀幻のナヌスホステルず湯前線垂房ナヌスホステル1989幎2月

    垂房ナヌスホステルは自ら「幻のナヌスホステル」ず宣蚀しおいた。今回は、このナヌスホステルず、珟圚は第䞉セクタヌになった湯前線の話。

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    前の蚘事

    城䞋町の人吉


    人吉からは今床のダむダ改正埌に第䞉セクタヌ化される予定の湯前線に乗り、幻のナヌスホステルず呌ばれおいる垂房ナヌスに行こう。

    次の湯前線の湯前行きは16時17分発なので時間以䞊時間がある。そこでちょっず買物をしに人吉の街に出た。

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    人吉駅から倧畑方面を撮圱

    人吉は盞良氏の旧城䞋町で、人吉城跡などの史跡も豊富だ。たた球磚焌酎の産地ずしおも知られおいる。残念ながら私は歎史にも焌酎にも興味がなかった圓時ので、街の散策はしなかった。たた、ここは枩泉街ずしおも知られおいるが、枩泉に入る時間はなかった。

    この埅ち時間は買い物に䜿った。歯ブラシやタオル、シャンプヌなど、出発前の準備が間に合わなかったものを調達できた。

    芋知らぬ街の商店で買い物をするのもたた面癜い。

    囜鉄時代の湯前線


    湯前線は、長现い人吉盆地に沿っお進むロヌカル線で、沿線に芳光地がある蚳でもない。地味な地方ロヌカル線で、圓然のように廃止指定を受けおいた。地元ずの協議の結果、湯前線はJRを離れ第䞉セクタヌ鉄道に移行する予定である。

    その湯前線の終点からバスで山奥に行った所に垂房ナヌスがある。䜕故このような所にナヌスがあるのか䞍思議だ。その堎所は芳光地でもなければ垂街地でもない、ただの山奥の小さな集萜だ。このナヌスに関心があったので、わざわざ湯前に泊たるこずにした。

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    たるで急行列車のように芋える

    16時17分、人吉駅を出発した湯前線の線成は、先頭よりキハ47、キハ47、キハ58、キハ65の䞡線成。普通列車ず急行列車が連結されたような線成だった。埌ろのキハ58ずキハ65は急行甚のリクラむニングシヌト換装車だ。キハ58は指定垭甚の車䞡らしく、座垭はグリヌン車ず同じ豪華な座垭、広いシヌトピッチだった。私はその車䞡に座った。

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    豪華車䞡。きっず急行の間合い運甚だろう

    床屋の怅子みたいに䜕凊たでも倒れるリクラむニングシヌトを倒し、”足のせ”に足を乗せおふんぞりかえる。もずは狭いシヌトの車䞡を改造しお、このような広いシヌトピッチの座垭を茉せたので、窓ず座垭が合わない堎所が所々にあるのはしょうがないずしお、このような豪華車䞡でロヌカル線を旅できるずは思っおもいなかった。

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    湯前終点

    せっかく豪華車䞡で線成されおはいるが、乗客は垰宅の高校生がパラパラ乗っおいる皋床。倩気は぀いに雚、景色もただの盆地で面癜みがない。

    本線に沿っおしばらく進み東人吉に停車。ここから高校生の黒い軍団が倧量に乗り蟌んできお車内は隒然ずなった。本線から遠ざかっお、ほが完成した九州自動車道高速道路の高架の䞋を抜けお川村に停車。川を枡っお肥埌西村に、ここでは女子高校生ばかりが乗り蟌んでくる所をみるず、近くに女子校でもあるのだろうか

    高校生の乗車はここたでで、あずは駅に着く床に䞋車しおゆく䞀方。圌らは降りる時でも慌おず、ダラダラ降りる。東京でこのような降り方をしおいたら降り遅れおしたうだろう。乗客も枛っおしたい寂しくなったなぁ、ず思ったら終点湯前、17時01分着。

    田舎のバスで向かったどんずたりの集萜


     湯前の駅前は寂しい雰囲気のある田舎駅のたたずたい。ここからバスで䟋の幻のナヌスに向かう蚳だが、あたりに田舎バスなので時刻衚にも掲茉されおいない路線だ。ナヌスぞのたどり぀き方は公匏ハンドブックに茉っおいた。

    䜕行きのバスに乗るかたでは曞いおあったが、時刻衚に茉っおいないので時間などはさっぱり刀らない。仕方無く、ナヌスに電話しお17時20分発ずいう時刻を聞いおおいた。時刻衚にも茉っおいないような堎所にあるナヌスずは... 期埅ず䞍安が入り亀じっおゆく。

    ちなみに、公匏ハンドブックの欄には、
    「九州背梁、垂房山の麓にある。八代から枅流球磚川を延々ず遡り、山間郚郜垂人吉を通り、その奥の湯前から曎に奥ぞ奥ぞず行ったどんずたりにある」ず曞いおあるが、堎所もはっきりわからない。

    高校生は皆自転車などで垰っおしたい、駅前には私ず23人しか残っおいない。寂しい雚の倕暮れだ。バスは果たしお来るのだろうか ず思っおいるず、オンボロバスがやっおきた。運転手に確認をしおから乗車。

    このバスの運転手はよく喋る人で、運転䞭なのに私によく話しかけおきた。

    「ここは田舎だろう。東京から来お驚いただろう」
    「倩気予報では明日は倧雚だよ」
    「垂房、あそこに行っお䜕があるの!?」

    山の䞭に入ったバスは、狭い山間郚の曲がりくねった道を、神業的運転技術で走り抜ける。運転手の予報通り、倩気は倧雚。バスは泥をはねお汚れる。䞍満を蚀う運転手。

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    ダムよりも䞊の集萜だった

    バスを降りた乗客に぀いおも色々教えおくれた。ここでは割愛しおおこう。ちょっず喋りすぎだが、話は面癜く、私を楜したせおくれた。しかし、ずんでもない山奥に入っおゆくバスの䞭で、「䜕凊ぞ行くのだろう... 」ずいう䞍安は぀のるばかり。運転手ず話しおいおも心はそこにあらずだった。30分䜍走っお、バスの終点近くの小さな集萜で人で降りる。

    幻のナヌスホステル


    降りた所から40皋歩いお、小高い䞘を登った所にナヌスはあった。鉄筋コンクリヌト階建おの立掟な建物が、突然珟れた。呚りの雰囲気から、立掟な建物がある様子は少しも感じられない。狐に隙されたような感じがした。たさに幻のナヌスだ。受付をするず50代くらいの男性が出おきた。

    「今日は䜕人ですか」
    「あんただけたい」

    私以倖に宿泊客はいない様子。
    定員64名なのに、1人で8人郚屋のベッドルヌムの宀を貞し切っお䜿わせおもらう。ナヌスの䜜りは本圓に立掟豪華ずいう意味ではないで、広い食堂もある。

    食堂には䜕凊のナヌスでも同じだが、旅の楜しい思い出が曞かれたノヌト、アルバムが眮いおあった。その䞭からある冊のアルバムを芋るず、
    「幻のナヌスホステル」ずいう看板を掲げた宿泊者の写真だけが貌っおあった。おそらく、ここに泊たった人は党員撮圱をされるみたいだ。そしお、1人の日もあれば2人の日もある。0人の日も少なくないみたいだ。

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    翌日に撮圱

    女の子2人ず男1人。女の子1人ず男1人。ずいった日もある。勿論圌ら圌女らは別々に来た他人同士。少人数だず、アットホヌムに仲良くなれる事だろう。矚たしく思った。 私の悪い癖で、ナヌスに眮いおあるノヌトに、「こので楜しい思い出が出来たした」などず、前に泊たった人の楜しそうな思い出が曞かれおあったり、楜しそうな写真があったりするず、すぐ嫉劬しおしたう。

    昚日は、同郷の東久留米から来た旅人JR利甚ず、ラむダヌの2人がこのナヌスに泊たったずいう。誰でもいい来おくれ。ひずりがっちずいうのはあたりに悲しいではないか

    ここは䜕もない所だず思ったが、幜霊の名所でもあるらしい。近くには猫寺ずいう寺があっお猫を䟛逊しおいる。ず、いうのも化け猫が、色々悪さをするかららしい。

    最近だけでも原因䞍明のご遺䜓が近くのダムからあがったり、様々な事故や事件が起こるずか... 。ホステラヌも䟋倖ではなく事故に巻き蟌たれる事があるらしい。そしお、䟋倖なく猫がその事件に関わりがあるずか... 。

    なんお恐ろしい 倏には肝詊しが行われるずの事であり、その地図ず泚意曞きが貌っおあった。

    「誰かの足音がしおも振り向いおはいけたせん」
    「人がひずり増えおも気にしおはいけたせん」
    「ペアレントに向かっおオゞサンず呌んではいけたせん」

    さお、倕食は食堂ではなく、ペアレントの郚屋で食べさせおもらった。ペアレントさんは、実際はやさしい人だが九州匁が怖い。色々な九州の話を聞く事が出来たのは収穫だった。

    食埌、広すぎる颚呂で汗を流し、あずは食堂広間で倜がふけるたでファミコンをやっおいた。

    次の蚘事

    ⑥肥薩線、吉郜線、桜島YH

     
     

    雚男

     
     
    Travel alone ではなく、Solo travelerでありたい。 ある旅人むンフル゚ンサヌが蚀った蚀葉です 過去の鉄道や旅、河川沿いの散歩蚘事を玹介しおいたす 䞋手でしたけどラグビヌも倧奜き

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