
市長は頭が良いし強い。議員の中には市長に勝てる人はいない。そして怪文書の件。
私は自治体職員、公務員だ。
この記事は小説・フィクションです。
ダメな役所の諸悪の根源は職員だ。
厳密に言えば、職員がつくる組織の体質や空気だ。
問題なのは、職員なんだよ。
公務員の事なかれ主義が組織を腐らせる。
役所が崩壊していくと、多くの人が市長や議員や住民のせいにするが、違う。
職員が余計な仕事を生んでいる。
互いにギスギスしてるから協力しない。
過去の因縁で会話をしない。
嫌いな職員の挨拶は無視する。
嫌いな職員には面倒な手続きをあえてやらせる。
小さな嫌がらせの応酬。
そんなことばかりだ。
私は議員と頻繁に話す。
多くの職員はそんなことはしない。
多くの公務員にとって議員は怖い存在だ。
下手なことを議員に言うと次の議会で一般質問されたり情報公開請求されたりする。
でも俺は「議員に何ができるんだよ。」と思ってるので怖がってない。
多くの公務員が議員とあまり話そうとしない大きな理由は、そんなことをしてると組織上層部から目をつけられるからだ。
「なんだ、あいつ、なに勝手に議員と馴れ馴れしく話してんだよ。まさか情報リークとかしてないだろうな?」みたいに不安になる人が上には多いから。
実際、以前、庁舎内で私が議員と話してると、後で偉い人から「何を話してた?」みたいなことを聞かれたことはあった。
組織の犬は黙っとれ。
小心者だなぁ、と思った。堂々と無視しろよ。
そもそも私以外の職員も議員と話してるよ。
「ここはブラックだ。長時間労働で大変だ。」と。
特に私は職員が一番信用できないと思っているし、身近な人こそ危険だと思っているから、相談したいことがあったら議員に相談している。
私が職場出禁になった原因も職員だ。
同僚から背中を撃たれたのだ。
怖いのは権力者ではなく同僚だ。
管理職は、下っ端の職員が議員と仲良く話すことを警戒する。
特に私のように「職員がクソ」という思想を持っている人間は組織からすると裏切り者的な感じだから。
まぁ、議員と喧嘩して縁を切られたけど。
だからすべて過去形なんだけどね。
議員は結局、自分たちに相談しにくる職員を利用するだけなんですよ。
職員から役所内部の状況をうまく聞き出して、市長の弱みを握りたくて、それを元に役所側を攻めたいとか、政治家としての自分の力を議会でアピールするための情報収集をしたいとか。そんな下心がある。
議員が、役所組織の中に自分の手駒を持っていると便利だからね。
私は今までは議員に対して利用されてるフリをしてきた。手駒のフリをしてきた。
議員は安心して私を信じて、本来なら議員が職員に話してはいけないことまでベラベラと私に話した。
特に60歳以上の議員は頭が鈍いから、二重スパイを見破れないんだよね。高齢者に知性のキレは無い。
頭が悪い。
私は市長ともたまに話す。メールとか、直接とか。
昨日は事前の同意のもと、私は市長室に入った。
「こんちわーっす」って。
いろんな話をした。
そして私は「あー、この人は頭いいわ。議員の中でこの人に勝てる人はいないな。」と思った。
格が違う。
市長は昔、別の選挙で敗北した無念の経験があるらしい。
落選したあと、市長(当時は市長ではないけど)は、関係者や支援者から「あなたは演説が下手だ。だから負けたんだ。」とか、他にも人格を否定するようなことをさんざん言われたらしい。
そして市長は演劇を習い始めたらしい。
「私は上手に笑ったり話したりすることが苦手だった。そもそも人前で話すことが下手だった。だから演劇を習って自分を変えないといけないと思った。」みたいなことを言っていた。
記憶は定かではないよ。録音とかしてないから不正確な部分もあるかも。
もちろん、そのエピソードトークは私を籠絡するために鉄板ネタを持ってきただけなのかもしれない。
私は何かと弁護士に相談したりするから「特定の職員を病院詮索の件で追及したりしないでね」という暗黙のメッセージなのだと思う。
不思議と嫌いになれない。
病院詮索の件はこの記事↓
なぜ私は市長を嫌いになれないのか。
たぶん、ざっくりと分類すると私と同じタイプだからだ。
多くの職員が市長の悪口を言っている。
あまり共感できない。
「市長は人のことを人間として見ていない」とまで言う人もいた。
もし私が市長なら、たぶん私も職員のことを人間としてではなくチェスの駒として見るだろう。
トップに立つ人ってそういうものじゃないの?
性善説に寄りすぎじゃない?
この世はバトルロワイヤル。
人ってそんなもんだよ。そんなに良いものではないよ。
清々しいほどの自分軸主義。
やはり、こういう人じゃないとトップには立てない。
そう思った。尊敬に値する。
私は物事を善悪で分ける見方が嫌いだ。
「人としてこうあるべき」とか、そういうのが大嫌い。
「そういうのは人としてどうかと思うよ、恥ずかしいことだよ」とか。
浅い、と思う。
私は中途半端に優しかったり常識的だったりする、いわゆる「普通の、いい人」みたいな人が苦手だ。
彼らが何を言っているのか理解できないからだ。
この世には敵と味方しかいない。
たとえ相手が性根の腐った悪魔だとしても、私の味方になってくれるなら私は喜んでその人の支持をする。
相手があらゆる人から好かれる人格者でも、私を警戒して私を排除するのなら、その人は私にとっては攻撃対象であり、隙あらば蹴落とす。
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匿名で、うちの職員の誰かが複数の議員の自宅宛てに、内部告発的な雰囲気の文書を郵送したのだ、7月ごろ。
「議員の皆様は、組織の閉ざされた空間の中でどれほど多くの職員が傷つき、絶望しているかをご存じでしょうか。」とかいう情に訴えかけるバカな手紙だ。
「声を上げた職員を特定するための卑劣な犯人探しを未然に防ぐため、本書面の現物・コピーは絶対に役所側に提示したり、手渡したりしないよう、取扱いに厳重なご注意をウンタラカンタラ・・・」と書かれている。
アホくさ。卑劣なのは匿名でそんな手紙を議員の自宅に郵送してるお前だろーが。
私は鬼なのでこの書面のデータを市長に見せた。
犯人探しをしたほうがいい。
なぜなら私が容疑者として疑われるのがイヤだし、コソコソと匿名でこういうことをする奴は胸糞悪いからだ。
あのね、もし本気なら実名で、というか、直談判するのが筋だろ。匿名は卑怯だ。
安全地帯から石を投げるほうが卑劣だろ。
匿名の手紙なんかを議員に送付してんじゃねーよ、クズが。
しかも手紙には「命がけでこの思いをお届けしております。」といったことが書かれている。
本当に命がけなら匿名で手紙なんて出さない。
文章全体が「お涙頂戴もの」で、情けない。
覚悟が足りない。
だから、私は市長にそのことを話して、その文書の写真(特殊ルートでゲットした)を見せた。
コピーも持ってたけど失くした😅そのうち見つかる。
「こんな内容の手紙が複数の議員の自宅に郵送されてますよー!どう思いますか?」って感じで私は市長にその怪文書を見せた。
ちなみに市長は手紙の存在は聞いていたが内容までは知らなかったらしい。
「さぁ!市長の反応はどうかな?」と思い、私はドキドキした。
そしたら意外なことに市長はその内容を読んで「ふーん」って感じだった。つまらなそうだった。
私がスマホで見せた手紙の内容を熟読する感じでもなかった。数秒眺めただけだ。
「あー、はいはい、取るに足らないね。」といった雰囲気。
「まぁ、政治家をやっていると、こういうのはよくあることだよ。」といったことを言っていた。
もしかして、すでにコピーを持ってる?
予想とは違う反応だった。
議員はすぐに熱くなる。
思想が強いというのかな。
でも市長はクールだ。だから強い。
反市長派の議員たちはなんとかして市長を糾弾して引きずりおろしたいのだろうけど、たぶん無理だね。
市長は頭が良い。議員よりもはるかに頭が良い。
さらに頭が良いだけではない。
ワンピースでたとえるならロギア系みたいに通常攻撃は無効、みたいな無敵の精神を持っている。
うちの議員じゃ、あの人には勝てないよ。
複数の議員たちが矢を放っても、その矢は市長の体をすり抜けて地面に刺さるだけだろう。(漫画的な比喩)
世の中にはそういう強さがある。
ゴッド・エネルと話してるみたいな感じだった。