
手帳にはなかった記念日|娘のカレーを食べた日曜日|2026/11/01
2026/11/01
手帳の端を指で押さえながら、はちみつたっぷりのミルクティーを飲む。
咳をひとつ。ふたつ。
出るたびに、喉がちくりとする。
11月のはじまり。
新しいページに、楽しみにしている予定を書き込んでいく。
音楽会に、結婚記念日。
それから、そろそろ冬支度も。
やりたいことは、相変わらずたくさんある。
窓の向こうが、少しずつ明るくなってきた。
まずは元気にならなくちゃ。
今週もごちそうになります
次女のバスケのシューズや練習着を揃え、ついでに本屋さんにも寄る。歯医者も済ませた夕方4時半。
娘たちが料理本を開いて、何やら作り始めた。
先週の日曜日も、二人で生姜焼き定食を作ってくれた。あのときよりも、張り切っている。
毎週末、開店してくれたらいいのに、なんて思っていた。まさか、本当に翌週もごちそうになれるとは。
いつもなら「火は危ないよ」「野菜はもっと小さく切って」とついつい口を出してしまう。
今夜はぐっと言葉を飲み込んで見守ることにした。
今日は、私の手助けなし。
二人が頼りにしているのは料理本。
真剣な顔で鍋に向かう娘たち。
ピーラー、包丁、コンロ…
手を出さないでいるのは少し勇気が要る。
もう少し煮てもいいけれど
目の前のカレーには、不揃いで大きめな野菜がごろごろと入っていた。スプーンですくって、ひと口食べる。
うん、美味しい。
少しだけ硬いにんじん。これまた大きめのお肉。
自分で作るときなら、子どもたちが食べやすいようにもう少し小さく切る。鍋の前にいたら、もうちょっと煮たほうがいいんじゃないかと言っただろうな。
でも、そのちょっと硬いところまで美味しかった。
大きな野菜をもぐもぐ食べて、ひと皿。
もう少し食べたいので、おかわりもした。
おかげで、お腹はパンパンだ。

食べてから決まった記念日
「今日はカレー記念日だね!」
娘たちはどこか誇らしげに顔を見合わせて笑った。
初めて、私の手を借りずにカレーを作ってくれた日。
そのうち、娘たちも料理本を開かずにカレーを作るようになるのかな。わーわー騒ぎながら、一緒に並んで作るのもいいな。
そのときも、お野菜はこれくらい大きく切ってくれるかしら?
\ 過ぎゆく日々を振り返る /
▶︎ 昨日の私から、今日へのバトン✧︎*。
▶︎ 一年前の私より…
季節が巡っても、変わらない大切なこと◎
▶︎ 頭の中がいっぱいの日こそ、
ノートに書いて、いま できることに変えてみる◎
気になるものから、ゆっくり開いてみてください。
