
下の名前を聞かれただけなのに|慣れない距離感に戸惑う日|2026/10/28
2026/10/28
冷たい風がカーテンを盛大に揺らす。
今日は風が強い。
淹れたてのコーヒーを一口含み、手帳を開く早朝のボーナスタイム。
昨日の朝の密かなパーティーに続いて、今朝もパンを焼いた。焼きたてのパンを食べられるのは、やっぱり嬉しい。
昨日は吹奏楽部の日でそのまま帰宅した長女が、宿題の存在をすっかり忘れていたのだ。「明日も早く起きる!」と言っていた娘たちの早起きは、思わぬ形で叶った。
邪魔をすまいと次女がすみっこで静かに本を開く。
少しピリッとした空気に、私は苦笑いしながら朝の支度を進めた。
「ママ!」と揃った声
6時40分。
なんとか宿題を終えた長女と食卓につく。
昨夜届いたシャインマスカットと焼きたてパンを並べると、やっと起きてきた夫が「おはよう、美味しい?」と声をかけた。
「美味しいよ」と答える次女に、「まだ食べてないでしょ!」とすかさずツッコミを入れる長女。
パンのことだと思ったと言う次女に、夫が誇らしげに言う。
「パンは美味しいに決まってるでしょ、誰が作ってると思ってんだい」
「ママ!」と即答する姉妹の声に、私は照れくささと嬉しさで思わず頬が緩んでしまう。

聞かれたのは、私の名前
「ママ!」
その呼ばれ方には、すっかり慣れているのだけれど。
夕方、長女のチアのレッスン中に、次女が入るバスケ部の説明を受けた。いよいよ11月から入部する。
当番やイベントの相談、出欠の管理。
連絡はグループLINEで行うそうで、いくつかのグループLINEに招待してもらった。
新しい活動が始まると、親にも新しく覚えることがある。説明を聞いていると、下の名前を聞かれた。
保護者同士では「〇〇ちゃんのママ」ではなく、「〇〇ちゃん」と下の名前で呼び合っているらしい。
あ、私の名前なのね。
もちろん、自分の名前はわかる。
自分の名前で呼び合う関係って、母になってから、あまりなかったなーと思って。
私にはなんだか少し、新しい距離感だなと思った。
少しずつ慣れていこう
母親としての役割に馴染みすぎていたんだなと苦笑いした。
次女はこれから、バスケ部で過ごす時間が増えていく。私にも、顔と名前を覚えていく人たちができた。
まずは、教えてもらった名前を覚えるところから。
次に会ったら、挨拶をしよう。
職業柄か、顔と名前を覚えるのは得意な方だもの。
朝は娘たちに「ママ!」と呼ばれ、夕方は私の下の名前を聞かれた。
どちらも私。
そのうち「〇〇ちゃん」という呼ばれ方にも、いつもの調子で返事をするようになるのかな。
今は、まだ違和感だらけだ。
\ 過ぎゆく日々を振り返る /
▶︎ 昨日の私から、今日へのバトン✧︎*。
▶︎ 一年前の私より…
季節が巡っても、変わらない大切なこと◎
▶︎ 頭の中がいっぱいの日こそ、
ノートに書いて、いま できることに変えてみる◎
気になるものから、ゆっくり開いてみてください。
