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反グロ論:日本の美術系大学で中国人留学生が急増している理由〜潤日

    ※タイトル画像の英語での区分けの説明が間違っている。棒グラフの赤が「Chinese international students」である。

    なぜなら、日本政府が発行する、ポイント制の「高度専門職ビザ」を目当てに中国人の留学生が日本の美術系大学で急増しているからである。すなわち、日本政府が「クールジャパン産業」分野の優遇策を決定し、この分野で働く外国人材が日本の永住権を取得しやすいように高度専門職ビザのポイントシステムを大幅に緩和したためである。

    このことを以下、朝倉慶の警告を参考にして詳述解説する。

    中国人学生が美術系大学へ殺到している理由

    1. 永住権取得への「最短ルート」の出現

    日本政府は、研究者などの高度外国人材を対象に、永住権申請に必要な日本滞在期間を5年から最短1年に短縮した。

    この優遇措置の対象として、日本の強みであるアニメ、ゲーム、デザインといった「クールジャパン産業」分野が選定された。

    • ゲーム・アニメ・デザインの仕事に就くことが、永住権取得の「近道」となったため、美術系大学を卒業してこれらの分野に就職することが戦略的なルートとして認知された。

    2. 高度専門職ビザのポイントシステムでの優位性

    高度専門職ビザは、学歴、職歴、年収、年齢などに基づいて点数が加算される仕組みである。70点以上で「高度人材」と認められ、80点以上で永住権取得までの期間が最短1年に短縮される。

    美術系大学に来る学生は、このポイントシステムで有利になる条件を容易に満たすことができる。

    項目条件獲得点数(例)タイムスタンプ
    年齢 29歳以下15点
    学歴 大卒10点
    ボーナス加算 日本の大学卒(+10点)および主要120大学卒(+10点)20点日本語能力 日常会話レベル(N2レベル相当)10点
    年収 600万円以上20点
    合計(大学卒業後すぐの場合)75点

    美術系大学を卒業した若い学生であれば、就職して年収600万円(デザイン・IT系では可能)を達成すれば、自動的に75点に到達し、高度人材の基準(70点)をクリアする。職歴が3年で5点加算されれば80点に達し、永住権取得までの期間が最短1年になるという、極めて簡単なルートが確立されたのである。

    3. 中国国内の厳しい状況

    中国国内では、習近平体制下での経済の低迷、不動産バブルの崩壊、若年層の深刻な就職難などがあり、中国のエリート層や富裕層が日本への移住を「亡命」(潤日ルンリィー)として捉え、中国からの脱出を図っている。

    彼らは単なる出稼ぎ目的ではなく、中国から逃げ出し、日本で永住・成功したいというハングリー精神を持っており、永住権に直結しやすい芸大ルートに殺到しているのである。

    以上の理由から、京都芸術大学(692人)、京都精華大学(909人)、多摩美術大学(448人)、武蔵野美術大学(462人)、東京藝術大学(245人)などで、中国人留学生が急増している。

     
     
    小比塚アンデン:ソフィアシューレ主催、『あ論』主幹。no-test、no-nukest、now-here man。旭川東高・上智大哲学科卒、法政大大学院で社会学修士号取得。英語指導の経歴:高校教師・進学塾学務主任・(昔、業者テストを手掛けていた会社の)通信教育テキスト執筆 。

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