
蓮活動記録105期5話追加分『ABYSS/LIGHT』感想
Edel Note回だった5話、合宿回。
追加あるかな…と思っていた方も多かったかもしれません。
私もそのひとりです。
今回は
・泉さんの時系列を一旦整理してみる
・色を失うこと
・眠り姫について
では、やっていきましょう。
ABYSS
ABYSSは、皆様ご存じのとおり(また、作中でも使用されていますとおり)奈落、深い底、などの意味があります。
また、奈落にはもうひとつ意味があり、舞台や花道の下のことを奈落と呼ぶことがあります。ライブ円盤のメイキングで、キャストさんがステージ下を移動したりしますよね。
なので、このサブタイトルは、深い底という意味でもありつつ、舞台の話でもあった…と捉える事も出来るかもしれません。

泉さんの独白(我々が見ているだけで独白ですらない、根っこの事実そのもの)とノベル形式がすごく合うな…という印象があります。聞いているだけで胸がギュッとなるような感じがしました。
時系列をまとめてみます。
・小学5年生
お母さんが女優だった関係で演劇を始めた。
当時、中学2年生、3才年上の先輩と出会う。
・中学1年生①
2年後、先輩と演劇を志すものならコレ!という賞を取る。
先輩は高校2年生。105期の泉さんと同じ年齢ですね。
・中学1年生②
先輩の病気のため、袂を分かつ。演劇を辞める。
・やめてから1週間
うまく眠れない。
・1ヶ月
人の顔が見分けられない。
・中学2年生
「悪魔がささやく」
夢を叶えたい少女に声をかけて、手を貸し始める。
夢を叶えては自分には何もない、と感じる日々が続く。
「天才、桂城泉となりはてた」
→優勝請負人として、1年弱ほど活動していたと思われる。
・高校1年生
セラス柳田リリエンフェルトと出会い、契約。Edel Note(瑞河)となる。
ラブライブ!に挑戦する。敗退。瑞河女子の廃校。
・高校2年生
蓮ノ空女学院に転入。
スクールアイドルクラブに加入、Edel Note(蓮ノ空)を結成。
泉さんが「演劇をやっていた」「賞をもらったこともある」ことは、105期自己紹介動画で本人が触れています。2分半ほどで聞けますので、未見の方はぜひ。
色を失うこと
これは個人的な感想なのですが(このnote自体がそうですが)、演劇を辞めて色を失った泉さんのくだりで、「先輩の夢を(命が優先だと判断したから)一旦止めて、演劇を辞めた」ことに対しての感情が、「良かれと思ってやったこととはいえ、先輩を傷つけた」という、ある種の罰のような印象を受けます。
ただ、泉さんも演劇を通じて大切な時間、大切な経験、大切な仲間…ひいては、おそらく自分なりの夢を得ていたのではないでしょうか。つまり、演劇と自分を切り離すことで、泉さん自身も夢と切り離されるような想いをしたのではないか、ということです。
Edel Noteが撫子祭で披露した十六夜セレーネでは、「かぐや姫と翁」をモチーフに歌詞を書いたという泉さんは、「誰かのためにおのれの大切なものを切り離す」意識が、もしかしたらあったのかもしれません。
手前みそですがよければ。
LIGHT
セラスとの会話パートです。
ノベル形式の部分の事情をセラスが知っているかと言えば、おそらく知らないだろうな…という感じがありました(演劇を辞めた、とか、色んな人の夢を叶えていた、という事実ベースは知っているでしょうが…)
本人曰く「みじめな歌詞」であるそれは、勝つためではない、おのれの心の内を引きずり出す言葉だったでしょう。しかし、同じく5話で
「苦しくても、つらくても、いいんだ。私がそれでも前に進みたいと、そう思えるなら」

と言うように。何とかして足掻きたいと、思う彼女は。
セラスの「光」に影響を受けて、少しずつ変わってきたのでしょう。
その、1年と5ヶ月の旅路だからこそ、今、こうして歌詞として言葉にすることが出来たのかもしれません。
個人的には、二度寝のエピソードが好きです。
夢には、寝ているときに見るものと、将来もしくは希望のために見るものがありますよね。
泉さんはもしかしたら、そういったことがうまくできなかった(うまく眠れない等)…という意味合いがあるのかもしれない、と感じたからです。活動記録の好きな言い回しといいますか。

5話のタイトルは「眠れる海のお姫様」で、なんとなく人魚姫?かと連想した人もいたのではないでしょうか。
最後まで見てみると、桂城泉の目覚めという点で、この5話は眠り姫のお話であった、という気がしました。
生きているなら、灰じゃない。
どうか、素敵なあがく旅を。
奈落の底にまで届く歌を。
私たちに、聞かせてください。
スクールアイドル桂城泉の生誕に立ち会えるのが、楽しみです。

おまけ
加入当初、少女革命ウテナのOPの輪舞カバーで好き好きクラブを沸かせたEdel Note。
少女革命ウテナには、死んだ(ような)人が生き返る出会いや、エピソードもあるんです。
人との出会いは、運命を変える。