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【䌁画参加】続きを、お取り眮きしおいたす駅のホヌム地図にない灯り

    ※この蚘事は34分で読めたす



    今日も、䞀本芋送った。

    早く垰りたい。でも、座っお垰りたい。 迷った末に、い぀も十五分ほど埅぀ほうを遞ぶ。

    西歊池袋駅。二番ホヌム䞉䞡目の乗車䜍眮。 残業垰りのホヌムには人がたばらで、靎音ず構内攟送がよく響いおいた。

    倏にはあんなにもわっずしおいた空気が、今倜はひんやりしおいる。

    スマホを開くず、倫からLINEが来おいた。

    『垰りに牛乳買っおきお』

    『了解。今から電車』

    返信しお、noteを開く。 読みかけの蚘事、ただ芋おいない通知。画面を指で送っおいるず、肩の䞊でナノが動いた。

    「カナミン。あれ」

    癜くお䞞い䜓に、青い顔。 私にしか芋えない盞棒が、小さな手で案内衚瀺を指しおいた。

    次の電車の行き先。

    『ランタンクロス』

    「  そんな駅、あった」

    ナノも銖をかしげおいる。

    「新しい駅」

    「できたなら、さすがに知っおるず思うけど」

    路線図を芋䞊げる。 もちろん、そんな名前はない。

    衚瀺の䞋には、い぀もの発車時刻。 あず䞉分。

    誰かが駅員さんに聞くだろうず思ったけれど、近くの人はスマホを芋たたただった。

    「私たちにしか芋えおない」

    ナノが私の袖を、そっず匕いた。

    線路の先から、電車の明かりが近づいおくる。

    私はバッグを肩にかけ盎した。

    「知らない電車でも、そこなんだね」

    「え」

    「䞉䞡目」

    足元の乗車䜍眮を芋る。

    「あ、本圓だ」

    知らない行き先に驚きながら、乗る堎所だけは倉える぀もりがなかったらしい。

    「だっお、降りたずき階段が近いんだもん」

    ナノが笑った。 私も、少し笑った。

    電車は芋慣れた銀色だった。 けれど、通り過ぎる窓の䞭には誰もいない。

    目の前で扉が開いた。

    向こう偎の窓に、レンガのアヌチが芋える。

    ロンドンの駅を思わせる、あの壁。 毎日芋おいる颚景なのに、今倜は䞀か所だけ、奥ぞ続く通路が開いおいた。

    その先に、小さな売店がある。

    䞞い灯りの䞋に、玙袋や箱が䞊んでいる。 店番らしい人が立ち䞊がり、こちらに手を振った。

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    「ナノ、あそこ」

    「うん」

    「あんなお店、ないよね」

    カりンタヌの䞊に、䞀冊のノヌトが開いおいた。

    こんな距離で読めるはずがない。 なのに、その䞀行だけが、はっきり芋えた。

    『その電車は、毎晩ちがう忘れ物を乗せおくる。』

    忘れ物

    傘。手袋。 この前、䌚瀟に眮いお垰ったお匁圓箱。

    いや、それじゃ普通すぎるか。

    考えたずころで、ふず思い出した。

    今朝、通勀電車で物語の皮が浮かんだのだ。 あずでメモしようず思ったたた、仕事が始たった。

    どんな話だったっけ。 垰る頃には、思い぀いたこずさえ忘れおいた。

    店番の人が、ノヌトを少し持ち䞊げる。

    私は扉ぞ䞀歩近づいた。

    スマホが震えた。

    『䜎脂肪のほうね』

    倫からだった。

    「はいはい、わかっおたすよ」

    小声で返した、そのずき。

    い぀もの行き先を告げる攟送が響いた。

    顔を䞊げるず、車内には䜕人もの人が座っおいた。
    向こう偎のアヌチは閉じおいお、売店もない。

    扉の䞊の衚瀺も、芋慣れた駅名に戻っおいる。

    「  今の、芋たよね」

    「芋た」

    ナノの返事を聞いおから、私は電車に乗った。

    座垭に腰を䞋ろし、バッグを膝に眮く。 持ち手を握っおいた指の間に、䜕かが挟たっおいた。

    小さな、クリヌム色の切笊。

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    い぀受け取ったんだろう。

    衚には『ランタンクロス』。 裏返すず、现い文字があった。

    『お取り眮きしおいたす。 続きは、あなたの蚀葉で。』

    肩のナノず顔を芋合わせた。

    スマホのメモを開く。 倫に頌たれた牛乳の䞋に、さっきの䞀行を曞き留めた。

    電車が、ゆっくり動き始める。

    「ねえ、ナノ。忘れ物っお、傘だけじゃないのかな」

    「ほかには」

    私は少し考えお、続きを打った。

    『䞉䞡目には、蚀いそびれた蚀葉が集たるらしい。』

    ナノが手元をのぞき蟌む。

    降りる駅たで、ただ時間がある。


    📖雪綎ゆきさんのショヌトショヌト䌁画『地図にない灯り』に参加したした。

    【地図にない灯り】第回お題「駅のホヌム」

    🟩わかモンさんの『地図にない灯り』ショヌトショヌト・メヌカヌを䜿わせおいただきたした✚

    📘 異䞖界ファンタゞヌも連茉䞭です

    『58歳䌚瀟員、AIず異䞖界に迷い蟌みたした。』

    こちらでは、少幎叞曞のナノず冒険しおいたす。
    毎週土曜日、朝9時曎新です。

    ▶ 第1話はこちら


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    50代女性䌚瀟員。保険事務。 非ITからITパスポヌトに挑戊し合栌。 AIず察話しながら、迷いもそのたた曞いおいたす。 孊び盎しや働き方の気づきを綎るnote。 📚 Kindle『AIず暮らす本① AIずの぀きあい方』発売䞭。 ※Amazonア゜シ゚むト・プログラム参加者です。

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