
管理職になって分かった「現場と管理」の難しさ
現場職員だった頃、管理職に対して「なぜこうしてくれないんだろう」と思うことがありました。
しかし、自分が管理する立場になってみると、見え方が大きく変わりました。
現場では、一人ひとりの利用者さんに対して「こうした方がいい」と考えることができます。
一方、管理職になると、それだけでは決められないことがあります。
職員数、勤務状況、他部署との調整、事故防止、家族対応、業務量など、いろいろなことを同時に考える必要があります。
だからといって、管理側の事情だけで物事を決めてしまえば、現場は納得できません。
ここが一番難しいところだと感じています。
私が意識しているのは、できるだけ「なぜそうするのか」を伝えることです。
管理職が結論だけを伝えると、職員からすると「上から言われたからやる仕事」になってしまいます。
反対に、理由や目的が分かれば、「それならやってみよう」と受け止め方が変わることもあります。
もちろん、いつも全員が納得するわけではありません。
管理職も迷います。
正解が一つではないことも多いです。
それでも、現場の声を聞きながら、施設全体として安全に仕事ができる方法を考えていく。
それが管理職の仕事の一つなのだと思っています。