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Photo byyoukoba

Why?とHow come?は置き換え可能か。 #794

    ykagataさんの記事を読んでいたら、how come?の話題について触れられていた。

    んで、途中で次のようなメッセージがあった。

    OED とか。しかしさしあたり読む手段がないので、いったんここまで。だれかこれを読んだ奇特な方が辞書にあたってくださることを祈って。

    ykagataさんのnote記事

    OEDはサブスクに入っていないので、途中で誰か見てくれるだろうと思ってそのまま読み進めた。が、気になったのでしばし google scholar などを彷徨う。すると次の論文を見つけた(←クリック)ので、ご報告。

    この論文を読むと、その中にあるHow comeの歴史の面白さなども感じるのだが、まず気になったポイントとしては、abstractにもあるこの部分だろう。どうも前者は消えてしまったようだ。

    アングロサクソン語(古英語)には実際、状態の変化を表す事実的(factive)な動詞が2つ存在しました。weorðan と bicuman です。

    Thordor R. (2011) "Reanalyzed vs. Fossilized how come"

    あと、ちょっと本筋から外れるが、次のような表現の説明があり、とても興味深かった。

    A:Why don't we ~? → 「提案」
    A: We don't have any plans tonight.
    B: Yeah, I'm just going to stay home.
    A: Why don't we watch a movie tonight?
    B: Great idea! Let's do it.
    → Aは「映画を見る」というアイデアを新しく提案。

    B:How come ~? → 「理由を質問」
    A: We don't have any plans tonight.
    B: Yeah. But we're not watching a movie tonight.
    A: How come we don't watch a movie tonight?
    B: Because we have a test tomorrow.
    → 「今夜は映画を見ない」という気持ちを前提に、その理由を尋ねている。

    こうやって違いを見ると、WhyとHow come…はいつも交換できるわけでは無いのだなと感じられる。なお、論文には、かなり古い時代からの用例が多く含まれている。

    というわけで、後は論文を見ていただくとして、今日はこんなところです。

     
     

    ari

     
     
    九州在住。Etymenzyこと、語源中毒として活動中。KDEE辞書引き六段(自称)。うみしお親善大使。noteでは、教育や英語史に関する自分の学びを書いています。好きな食べ物はティラミス。ブコウスキ、ベルリンの短編や、イギリス好き。

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