メインコンテンツへスキップ
見出し画像

習慣化したいとき、まず何から意識すれば良いの?【習慣化コーチングvol.1】|『後回しにしない技術』

    画像

    『後回しにしない技術』とは?

    『後回しにしない技術』は、やるべきことを後回しにせず、実際に行動へ移すための「実行力」を扱った本です。

    特徴的なのは、実行力を生まれつきの性格や意志の強さではなく、身につけられる技術として整理していること。

    本書では、その実行力を大きく、

    • 何を、なぜやるのかを決める「決心」(vol.1)

    • 実際に動き出す「実行」(vol.2)

    • 一度始めたことを続ける「維持」(vol.3)

    の3段階に分けています。

    今回扱うのは、最初の「決心編」です。
    決心編では、次の6つのポイントが紹介されています。

    ① ゴールではなくプロセスを「見える化」する
    ② 「本当の問題」を見つける
    ③ 「逆算スケジューリング」を取り入れよう
    ④ どんな時も「代案」を用意する
    ⑤ 「公開宣言効果」を利用する
    ⑥ 切実な理由を探そう

    どれも、実際に塾教室運営をしているとき、生徒に対して習慣化コーチングをするうえで大切な考え方でした。

    今回はその中でも、特に重要だと感じている以下の3つを中心に振り返ります。
    <ポイント1>切実な理由を探そう
    <ポイント2> ゴールではなくプロセスを「見える化」する
    <ポイント3> どんな時も「代案」を用意する

    さらに、結構よく言われる、以下について注意点にも触れておきます。
    <注意> 「公開宣言効果」を利用する


    <ポイント1>切実な理由を探そう

    これが決心編の中でも最も重要です。というか、「習慣化」において、根源的なモチベーションです。

    習慣化がうまくいかない場合、実は「本人がやるべきだと思っていない」というケースが多いです。

    私の塾教室での経験だと、通塾が続かないときは、生徒自身が、

    「親に塾へ行けと言われた」
    「親がこの高校へ行ってほしいと言っている」

    と自分の中に理由がないことがほとんどです。

    さらに、自分の中の理由をより明確にすることも大切です。

    例えば、「GMARCHくらいの大学に行きたい」

    と言っていても、

    「なぜ行きたいの?」

    と聞くと、本人もよく分かっていないことがあります。

    もちろん、最初から立派な志望理由を持っている必要はありません。

    なぜなのか?という目線で一緒に調べてみて、

    「ここに行けたら、こういうことができる」
    「逆に行けなかったら、この選択肢は少し狭くなる」

    そこまで考えて、

    「だから自分はここに行きたい」
    「行けないとやりたいことができない」

    と思える理由を具体化していく。

    目標を掲げることそのものより、その目標が日々のしんどい行動を続ける理由になっているかの方が重要です。

    「できたらいい」ではなく、
    「できなかったら何を失うのか」

    そこまで自分の中で切実になっているかが大切です。


    <ポイント2>ゴールではなくプロセスを「見える化」する

    では、目標を持てたらOKなのか?というとそれだけではダメです。

    なぜなら、目標は「希望」であって、実際に行う「行動」ではないからです。

    「〇〇大学に行きたい」
    「英語を話せるようになりたい」
    「痩せたい」

    全部希望であって、具体的に何をするのかが見えていません。

    「習慣化」するのは目標ではなく、具体的な行動です。

    だから、

    • 何をするのか

    • どこまでやれば「やった」と言えるのか

    • それが目標につながっているのか

    まで落とす必要があります。

    これは、習慣化のコツというよりスタートするための必須条件です。

    ここを具体化すると、

    「そんなにやらないといけないの?」

    と思う人もいます。でも、それはそれで必要な気づきです。

    目標を達成するために必要な行動量を見て、それでもやるのかを考える。

    目標だけ掲げて「頑張ろうとしている自分」で終わるより、その方が現実的です。

    また、自分一人で正解を作る必要はなく、成功した人の方法を調べたり、必要なら専門家に聞いたりすればいい。

    切実な目標が決まったら、そこに達するために何をするのかを決める。

    そして、なぜその行動をするのかを本人が理解しておくことが大切です。


    <ポイント3>どんな時も「代案」を用意する

    目標も手段も決まりました。
    じゃあ、それを続ければOK!という簡単な話ではないことはご存知の通りです。

    ここで先んじて考えておかないといけないのは、どれだけ頑張ろう!と決心しても、うまくいかない日が出てくるということです。

    だから、できなかったときの対応を先に考えておくことが重要です。

    例えば、実際に私が生徒と決めていたのは、本当に軽い代案でした。

    ・問題集ができなければ、英単語だけ見る。
    ・何もできなければ、「できなかった理由」だけ書く。

    それこそ、朝の時点で「今日はどうしても無理だ」と分かったなら、「今日は休む」と自分で決める。

    それも、なんとなく何もしなかったのとは違います。

    勉強量としてはゼロでも、自分がその目標に取り組んでいることを途切れさせないということが大切です。

    これは、最初から逃げている、というわけではないのです。

    習慣化で怖いのは、一日できないことではありません。

    一日できなかったことで、

    「もういいや」

    となり、そのまま戻れなくなることです。

    失敗しないことより、失敗したあとに戻れること。

    そのために代案を考えておく意味は非常に大きいです。


    <注意>「公開宣言効果」のネガティブな側面

    「公開宣言効果」とは、言葉通りの意味で、他人に宣言することで自分を動かす、ということです。

    これは実際に効果があると思います。が、一つ注意しないといけないことがあります。

    というのは、誰に宣言するか?ということです。

    例えば、SNSで「毎日やります」と宣言したとしましょう。

    しかし、それって本当に拘束力はあるでしょうか?
    他人は思っている以上にあなたの行動には興味がありません。

    そんな中で、一度できなかったときに、「意外とやらなくてもどうにでもなる」と気づいてしまうだけでは済まず、

    逆に、またこっそりと再開したことを恥ずかしく思って、再開すること自体が億劫になることすらあり得ます。

    「公開宣言効果」は、先生やコーチ、トレーナーのように、実際に自分の行動を見て、ある意味叱ってくれるような相手との約束にした方が良いです。

    宣言することがちゃんと効果を発揮できるように、あえて言えば、怒られたくない緊張感のある人に頼むくらいが良いでしょう。


    「習慣化」のためには決心という準備が大切

    「決心」というと、強い意志を持つことのように聞こえます。

    でも、実際にコーチングをしてきて感じるのは、

    • なぜやるのか。

    • 何をするのか。

    • できなかったらどうするのか。

    そこまで具体化して、初めて「始められる状態」になるということです。

    気合を入れるというより、実行できる条件を整える。

    私にとっては、それが『後回しにしない技術』の「決心編」を実践してきて、一番残ったことでした。

    次は、その決心を実際の行動に移す「実行編」を振り返ります。


    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
    もし共感していただけたら、スキやコメントをいただけると嬉しいです。

    みなさんは、何かを始めるときに「なぜやるのか」「何をするのか」「できなかったらどうするのか」まで決めていますか?

    最後に、ちょっとばかし宣伝を。
    「一人で考えていると頭の中がぐるぐるする…」という方は、ココナラでもご相談をお受けしています。
    お気軽にご連絡ください。

    ※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。Amazonのアソシエイトとして、kazu_2brainは適格販売により収入を得ています。

     
     
    「まなびロジー解剖室」のオオハシです。 「人はどうしたら学べるのか」「できるようになるには何が必要なのか」を、日々の経験から考えています。 教育、習慣、心理、仕事など、学びにつながることをひとつずつ。 書評は「今日のインプット」として更新しています。

    あなたへのおすすめ