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Photo bysurfersnote

25幎゚ンゞニアをやっお気づいた、芋積もりを「積分」しおはいけない理由

    芋積もりがズレお、珟堎の空気がピリ぀いおいる  。

    リヌダヌを任されおいる方なら、䞀床はそんな倜を過ごしたこずがあるのではないだろうか。

    芋積もりっお、䞀䜓なんなんやろ

    25幎この仕事を続けおきお、ようやく芋えおきたこずがある。
    それは、芋積もりは単なる事務䜜業ではなく、
    「数孊」であり「物理」である、ずいうこず。

    どういうこずか
    それは、実際に経隓した珟堎の話で説明するけど、

    ワシは数孊や物理っお、
    包䞁みたいなもんやず思うねん。

    䜿えないや぀が持぀ず、
    普通に危ない。

    でも、䜿えるや぀が持぀ず、
    珟堎が䞀気に倉わる。

    これ、䞉囜志の軍垫ず同じやねん。

    ただ剣を振る兵士になるな。
    戊堎党䜓を俯瞰する軍垫になれ。


    数孊はそのための『兵法』やったんや

    珟堎の厩壊

    私がそれを実感したのは、
    芋積が厩壊した珟堎。

    同じようなシステムなのに、
    人によっお数字が3倍6倍もズレる。

    結果どうなったか。

    発泚者の承認が䞋りない。
    蚭蚈は止たる。
    2ヶ月、動かない。

    䌚議は重い。
    誰も断蚀しない。
    なぜその数字になるのか、誰も明確な根拠を説明できなかった。

    誰も責任を取りたがらない。

    「この芋積、本圓に合っおるんですか」

    その䞀蚀で、堎が凍る。

    ワシも、䜕も蚀えんかった。
    珟堎は完党に迷子やった。

    教科曞的な方法ではうたくいかない。

    最初にやったのは、
    “普通に正しいやり方”やった。

    タスクを现かく分けお、
    1぀ず぀芋積もる。

    いわゆる、積み䞊げ。
    数孊で蚀うずころの「積分」やな。

    でも、これがハマらんかった。
    むしろ、ズレが広がった。

    なぜか

    䞍確定な条件が倚すぎたからや。

    情報が足りない状態で现分化するず、

    ・タスクの粒床がバラバラ
    ・1タスクの重さもバラバラ

    现分化すれば、芋積曞の明现が増えお、
    粟床が䞊がったように芋える。

    ずころが、実際のずころ、
    「タスク仕様の抜け挏れ」や「誀差」ずいう『ノむズ』が
    指数関数的に増えおるだけ。

    これが積分の眠や

    結果、

    「ちゃんずやっおるのにズレる」

    ずいう、
    䞀番タチの悪い状態になる。

    包䞁で蚀えば、

    目隠ししお
    みじん切りしようずしおる状態や。

    そら危なすぎるやろ。

    物理モデルがハマった

    䞀晩䞭、芋積資料ず栌闘した
    でも、これずいう答えが芋えない。

    そこで䞀回、
    発想を倉えた。

    现かくするのをやめた。

    “たずめお芋る”こずにした。
    党䜓を型にハメる。これが「モデル化」や。

    過去の案件を党郚掗った。

    そこで私は、過去の類䌌案件に぀いお
    機胜数画面や垳祚の数
    項目数
    実工数

    この関係を党郚掗った。

    そしお、数匏に萜ずした。

    単玔化しお曞くずこんな感じ。

    「工数  a × 機胜数画面数・垳祚数  b × デヌタ項目数」

    ※係数a, bは、自瀟の「暙準工数」や過去の『実際の苊劎』から導き出した秘䌝のタレや

    画面や垳祚の数は、芁件ずしお、割ず早い段階で出おくる。
    テヌブルのデヌタ項目の数は、
    業務知識があれば、それなりに正確に掚枬できる。
    成長率・拡匵性を考慮しおおけばより安党。

    芁は、画面や垳祚の数ずデヌタの箱の数だけ数えりゃ、
    あずは過去の経隓則係数を掛けるだけでええんや、
    ず開き盎ったわけや。

    過去の案件を䞊べお、
    『画面数・垳祚数』ず『DBの項目数』を軞にプロットしおみたんや。
    そしたら、驚くほど綺麗な盞関が芋えおきた。

    これは、芋積もりを、
    “数え䞊げ”から
    “予枬”に倉えたちゅうこずや。
    芁は、過去の䌌たような案件の『芏暡感』を数倀化したんや


    画像
    工数芋積方法 積み䞊げ方匏  VS  モデル化

    これがハマった。

    最倧で6倍ズレおいた芋積が、
    幅があっおも倍以内に収たった。

    この数匏を元にEXCELでは
    「工数芋積算出シヌト」を䜜った。

    誰がやっおも
    「過去の実瞟デヌタ」ずいう根拠に基づく芋積
    が出せるようになった。

    ず䞀蚀で蚀うおるけど、実際には、そう簡単にはいかんかった。

    他の人にも䜿えるように「䜿い方ガむド」も䜜る必芁があった。
    『党くの新芏開発の堎合係数aは1.5、既存改修の堎合は0.8』
    みたいな説明がないず䜿えぞんからな。

    そもそも、どんな条件の時にこのシヌトが䜿えるか
    「䜿いどころ」を明確にしずかなあかんかった。

    そしお、
    䜕よりも、仕様倉曎での再芋積もりが
    めっちゃ楜になった。

    现かいタスクを掗いなおす必芁はない。
    EXCELのシヌトで
    画面や垳祚の数を修正するだけやからな。

    珟堎が、
    やっず萜ち着いた。

    ここで気づいた。

    ああ、これや。

    现かく分けお積み䞊げるのは、
    積分の考え方や。

    でも今回は、それが䜿えなかった。

    順番が逆やった。

    たず、“党䜓の関係をモデル化する”

    そこから必芁なら、现かくしおいく。

    順番が逆やった。

    同じ数孊でも、
    䜿い方を間違えるず倱敗しお、
    䜿い方が合うず成功する。

    ここで、もう䞀歩だけ螏み蟌む。

    なぜ、あんなに優秀な連䞭が集たっおいお、
    この簡単なこずに気づけなかったのか

    理由はシンプルや。

    孊校では、「どう解くか」は教わる。
    でも、「い぀それを䜿うか」は教わらない。

    だから珟堎で、“問題の遞び方”を間違える。

    切り方は知っおる。
    でも、切るタむミングを知らない。

    これ、最初に蚀った話に戻る。

    䞉囜志の軍垫の話や。

    諞葛亮から孊ぶ「知識の䜿いどころ」

    䞉囜志の倩才軍垫 諞葛亮も同じこずをやっおいた。

    圌は、

    兵法、政治、地理

    ずいった理論を孊び぀぀、

    戊堎、組織運営、補絊

    ずいった珟堎で䜿い切った。

    画像
    理論を孊び実務に掻かす諞葛亮

    知識があったから匷かったんじゃない。

    「い぀䜿うか」を
    遞べたから匷かった。

    あのずきのワシは、
    軍垫じゃなかった。
    ただの兵士やった。

    目の前のタスクを、
    ずにかく现かく切る。

    でもそれは、

    戊略じゃなくお、
    䜜業やった。

    軍垫ずは、゚クセルを埋める䜜業員やない。
    プロゞェクトずいう珟象を
    『数匏モデル』で捉え盎すアヌキテクト
    のこずや。

    埮现なタスクに埋もれず、システムの『重心』を芋極める。
    それが数孊を歊噚にするちゅうこずや

    䞀回、たな板ごず芋ろ。
    党䜓を芋おから、動け。

    数孊や物理は、知識じゃない。
    「䜿い方蟌みの道具」や。

    もし今、

    「これ、どう解くんや 」

    っお詰たっおるなら、䞀回だけ立ち止たっおほしい。

    それは、现かく分ける問題なのか
    それずも、たずめお芋る問題なのか

    結局、問われおるのは䞀぀や。

    「それ、い぀䜿うんや」

    明日の朝、デスクに座っお真っ先に゚クセルを開くのはやめようや。

    たずはコヌヒヌでも飲みながら、
    画面を1メヌトル匕いお眺めおみおほしい。

    现かなタスクの「行」を芋るんやなくお、
    プロゞェクト党䜓の「塊」の圢をがヌっず芋るんや。

    「これ、前のアレず䌌おぞんか」

    その盎感が、数匏モデルの始たりや。

    キヌボヌドを叩く前に、たずは腕を組んで、
    党䜓ずいう名の「たな板」を眺める。

    その5分が、あんたを「䜜業員」から「軍垫」に倉えるんや。

    ふず気づけば、斜めに差し蟌んだ朝の光が、
    䜿い叀したキヌボヌドのテカリを静かに照らしおる。
    遠くで小鳥のさえずりが聞こえる、ただ誰もいないオフィス。


    【関連蚘事】

    「実務に関係ないけど、面癜いから孊ぶ」ずいうモチベヌション


     
     
    ゚ンゞニア25幎・宇宙蚘事100本・転職で幎収200侇UP。物理孊埒からIT゚ンゞニア、そしお宇宙ラむタヌぞ。倱敗の重力に抗い続けた「けったいなおっさん」です。珟状を打砎しお未知の宙域ぞ飛び立おるほどの「圧倒的な掚力」をあんたのキャリアに泚入する。 さあ、点火むグニッション

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