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#04 なぜ私は買いたい気持ちが消えたのか?地方に移住して気づいたこと

    地方移住で変わった日常

    前回の記事で「移住してからストレスがなくなった」「物欲がなくなって、支出が減った」と書きました。書いたあとで、自分でも「どうしてだろう?」と考えるようになりました。

    なぜ、田舎に住むとストレスフリーになるのか?
    自分の暮らしを振り返って、考えてみました。

    情報との接点が減った

    広告を目にしない暮らし

    今の暮らしで一番大きな変化は「広告をほとんど目にしない」ということ。
    移住してからは車生活がメインになり、電車に乗ることがなくなったので、駅構内や電車内にあるポスターや広告を目にすることがなくなりました。 あの空間って、思っている以上に視覚的な情報が多かったんだなと、今になって気づきます。

    刺激が少ない今、無意識のうちに、今までの生活ではものすごい情報量にさらされていた、ということがわかりました。

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    久々の新宿。人の多さと情報量に圧倒される。


    テレビとの距離

    実は、社会人になってからテレビを持っていません。
    仕事から帰ってきたら疲れて寝るだけの毎日だったので、そもそも見る習慣がなかったし、「なくても困らない」と思って、実家を出てからは知人宅でちょっと目にする程度です。

    見たい番組があるときはTVerで。ニュースはTwitterやネットで。
    そんなふうに情報を選んで見るスタイルになっていました。

    ただ最近は、X(Twitter)でも余計な情報に触れて気持ちがざわつくことが増えたので、アプリもアカウントも削除しました。今はYouTubeやInstagramで、自分が必要と感じる情報だけを選ぶようにしています。


    チラシも入ってこない

    いま住んでいるのは、都心部から車で1時間ほど離れた地域です。ポストにチラシが入ることが、ほとんどありません。

    前は、スーパーの特売情報や、新しくできたお店のチラシが毎日のように届いていたけど、今はそれがない。「あ、ここ今週末オープンするんだ、行こうかな」とかもない。その分、行動や買い物が自分のタイミングで決められるようになった感覚があります。

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    こんな道が、毎朝のさんぽコースです。森林浴が気持ちいい。

    生活リズムの変化

    外出機会が減った

    もうひとつの変化は、外出が減ったことが大きいです。
    前はマンションの隣にコンビニがあって、歩いたらちょっとしたお菓子やドリンクを買いに行けました。でも今は、最寄りのコンビニまで車で10分かかるので、「まぁいっか」と思って、結局家にいることが多くなりました。聞こえてくるのは虫の声と、たまに通る宅配便の音くらい。

    以前は、隣の部屋の話し声、テレビの音漏れ、車のエンジン音など、無意識のうちにたくさんの音に囲まれて暮らしていたことに気づきました。「音がうるさい」という感覚が、今の暮らしにはほとんどありません。


    無意識に受け取っていた情報の多さ

    地方移住がもたらした変化

    田舎暮らしって「何もない」とよく言われます。
    一方で感じる、都会での生活で、無意識のうちに受けていたストレスの多さ。
    広告も、チラシも、テレビも、SNSも、駅のポスターも。
    そうした無意識に受け取っていた情報が減ったことで、自分の心の中が少しずつ静かになってきた気がします。

    情報過多や騒音、人の目など、常に何かに追われているような感覚から解放された今、本当に必要なものは何かを考える余裕が生まれた気がします。

    今は「買わないようにしよう」と思っているわけではなく、「欲しいと思わなくなった」。

    ストレスフリーな生活は、単に田舎に住むことで得られるわけではないと思います。しかし、環境の変化が自分の価値観や生活習慣を見直すきっかけになることは確かだと感じました。たまに不便なこともあるけれど、こういう余白のある暮らしが、わたしにはちょうどいいのかもしれません。

     
     
    47都道府県を旅したのち、惹かれたのは高知でした。 食、人、自然。暮らしてみて、もっともっと高知が好きになりました。 元公務員、今は里山暮らしでリモートワーク生活。 移住生活の気づきや日々の記録、移住者視点で高知の魅力を綴ります。

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