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Photo by4yournote913

Dear my noter

    最近曲作りにハマっている。今でもう8曲くらいは作ったと思う。なにせ言葉が溢れて止まらない。どんな曲を作ろうか、そればかりを考えてしまう。

    私にとってのゴールデンタイムはムスメを寝かせた午後10時。そこから作詞をして、SUNOで楽曲の調整をしているとあっという間に日付が変わっている。ここ一週間くらいそんな日常を送っていた。

    昨日もそんな夜だった。なんかアンビエントでオルタナ感のあるふわっとした不思議系の曲でも作ろうとした。作詞してSUNOを開く。作成ボタンを押したあと、唐突にメッセージが出た。

    「今日のクレジットがありません」

    一瞬意味が分からなかった。一応課金しているので作り放題だと思っていた。なんとなく調べる。私のプランでは2500クレジットがもらえており、一回曲を生成するのに10クレジットくらい消費するらしい。そして、そこから調整を重ねるたびにどんどんクレジットを消費している。

    お手上げだった。一応追加でお金を払えば新しいクレジットは買えるらしい。一瞬考える。だが、結局私は何もせずに画面を閉じた。

    作りたいものはあるのに、作れない状態。今月はまだ14日。クレジットが回復するまでにはあと半月もある。

    何かがじわじわと心を侵食する。もし、私が曲を作らなかったら、アップしなかったら、どうなるんだろう。ふと、そんなことを考える。

    noteはSUNOと違って書き放題だ。
    なんだかんだ私は毎日投稿を継続している。だが、ある日私の更新がパタッと止まったらみなさんはどう思うのだろうか。最初のうちは心の中で心配してくれるかもしれない。

    しかし、どこかのタイミングできっと私は〝過去の人〟になるのだろう。そしてこのアカウントはnoteという電脳砂漠の海底にゆっくりと沈み込み、あっという間に見えなくなってしまうのかもしれない。

    今日、私はとても仕事が忙しかった。あまりに忙しいとnoteを読む時間も書く時間も無い。私は普通の人よりもはるかに速読だが、そんなことをする時間も無いほどに忙殺されていた。

    なんとなく、この調子だと今日は無理かもしれない。そんな風にすら思った。
    だが、結局仕事がひと段落して、こうして書いている。書けたと言ってもいい。

    今日、何もできない一日を過ごし、ある日ふと自分がもっと別の理由で書けなくなる日が来るかもしれない、そして、それは一日だけじゃなくてずっとかもしれない。そんなことを考えた。

    途端に何かが恐ろしくなった。

    積み上げることが嫌いなはずなのに、いつの間にかたくさんのものが積み上がっていた。そして、それを失うことが私を突き動かしていることも。

    前にも書いたが、今のペースで書き続けられる保証はどこにもない。私はしがないサラリーマンだ。会社の命令とあらば、どんな激務にも就かなければならない。そこに拒否権は無い。

    だから、これから先の長い人生を考えると、今こうして呑気に記事を書けること、そしてみなさんと繋がれていることが私にとっては奇跡そのものと言えるだろう。

    そして、これは自分だけじゃない。
    noteをやっていて、ある日突然アカウントが無くなった方がいた。
    何も言わず、何も告げず。

    私はその方がいなくなる前日までDMでやり取りをしていた。
    だが、朝起きたときそのアカウントは消えていた。

    DMを開いた。

    「メンバーがいないためメッセージは送信できません」

    私たちが交わした沢山のやり取りはそのポップアップの背後で隠れて見えなくなっていた。

    何があったのかは分からない。とても面白い記事を書かれていたのでその人のフォロワーを中心に軽く騒ぎになった。だが、もうそこに答える者はいない。

    その方の名前で検索した。三日で誰も話題にしなくなった。
    でも、私はずっと覚えている。いつでもその人が戻ってきてくれるのをいつまでも待っている。
    私がいつまで待てるのかは分からないが、待てなくなるまで待ち続ける。

    他の誰が忘れても、私は忘れない。

    そして、たった一人でも、私が書いた言葉の断片が、誰かの心に小さな種を撒いていたらいいなと、そんなことを考えた。
    たとえエゴであっても、それが私が書く理由なのだから。

    大切なことは言おうと思ったときに言わないと言えなくなる。

    だから、言いたい。
    いつも、ありがとうございます。
    たった一人のあなたとこの瞬間に出会えたことが、私にとっては一番幸せです。

    Dear my noter

    〜♪
    昨日の投稿からもう24時間
    眠い目を擦ってスマホを見る
    インスタ、ラインより先に
    白黒のnoteのアイコン

    スキの数は3それだけ
    タイムラインは今日もにぎやか
    新着記事の海の底に
    わたしだけが取り残される

    電脳砂漠に落ちた砂粒
    そっと目を閉じ
    何も見なかったことにしようとしたその時
    ふと目に入ったレコメンド

    あなたの記事が読まれない理由?
    そんなの知ってるよ
    乾いた呟きを漏らして
    親指を画面に落とした

    あなたの痛みはみんなの痛み?
    共感性を揺さぶって?
    あなたの声に救われる人もいるって?
    そんなの知ってるよ…

    わたしのはただの日記
    だけど読んでほしいんだよ
    見てほしいんだよ

    あれから月日が流れもう半年
    語らされた言葉の分だけ
    自分が少しずつ削られて
    眠い目を擦ってスマホを眺める

    相変わらず大したことない
    noteの通知の数
    スキの数は少しだけ増えた
    それなのにわたしの言葉は消えていた

    電脳砂漠に夢を見て
    やっと目を開け
    そこにある文字のカタマリから
    自分を掬い取れなくて
    また目を落としたタイムラインに

    わたしの記事が読まれなくたって
    別に構わないよ
    それでも書きたいんだ
    なのに投稿ボタンを押す指が止まって
    また下書きだけが増え続ける

    電脳砂漠の海底で
    もう誰も見てない最初の記事
    初めてついたハートマーク
    こんなものだって
    思ってたはずなのに
    なぜかなぜか
    少しだけ目を逸らした

    わたしが書くものはありきたり
    共感性も何もないただの日常
    誰かのために書いてるわけじゃないって

    わたしのはただの独り言
    だけど読んでほしいんだよ
    見てほしいんだよ

    わたしが書くものはわたしだけ
    他の誰でもない日常
    誰かのために書いてるわけじゃないからさ

    わたしのはただの戯言
    それでも読んでほしいんだよ
    見てほしいんだよ
    たった一人のあなたに

    わたしも見にいくから

    2026年5月4日追記:

    こちらの曲を冷凍カキフライさんに歌っていただきました。魂が込められた素敵な歌声をぜひ聴いてください。

    また、冷凍カキフライさんの投稿と織部百合子さんの投稿も併せてご覧ください。
    この曲が全てのnoterのみなさんに届くといいなと願っています。

    #400note祭り

     
     
    エッセイ、短歌、短編、音楽、その他諸々書いてます。 作家名: 川辺 悠 作詞家名:Yuu Kawabe noteではコハクシス。 Spotify Link(短縮リンク) https://x.gd/lMiSI ここはnoteの深海底。 私が私を私の言葉で語る空間。

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