
ニイアス転生記 #5|塩研究家さんに遭遇!?
こんにちは、こよりです。
アイさんが描く「ニイアス」に転生した私。
前回はイシシさんに会いました。
▶︎ 第4話|帽子の似合う農家さんを訪ねて
次はどんな景色に出会えるんだろう。
それでは、5話目スタート♫
ニイアス休日散歩
─ 畑地区② ─
青空の下、きゅうりを片手に田舎道をのんびり歩く。素敵な出会いの後って、ついつい足取りも軽くなっちゃうな。
見慣れない景色に目を向けながらのんびり歩いていると、こっちに向かって手を振る女の人が見えた。

穏やかで優しそうな人だなぁ。
「こんにちは」
声をかけると、返ってきた一言にびっくり。
「もしかして、こよりさん?」
「えっ?」
思わず顔を見つめる。
でも、すぐには誰だかわからない。
「えっと……」
「あら、ごめんなさい。私、ミホです」
えっ!もしかして、間宮……ミホさん!?
まさか、こんなところで会えるなんて。
そんなこと、まったく思ってなかった。
「ミホさんって、全然気づかなかった〜」
「ふふ。雰囲気が違うでしょう?」

そうだった、ここはニイアス。
私が知っている姿とは限らないんだ。
それにしてもミホさん。
その仕草、可愛すぎるよ。
そのもふもふの耳も触ってみたいよ。
……って、そうじゃない、そうじゃない。
首を左右に振っていると、ミホさんが不思議そうに顔を覗き込んできた。
「こよりさん……?」
「なんでもないです〜!」
慌てて笑ってごまかす。
「それより、ミホさん! ふわふわのロング、素敵ですね」
「ふふ。ありがとう」
「でもね、いつもはこんな感じなの……」
そう言いながら、ミホさんはメガネをかけ、髪をさっとまとめた。

えー、なんか急に知的じゃない?
っていうか、どっちも似合うのずるくない?
そんなことを考えながら、ふと思い出した。
「そうだミホさん、アイさんに会いました?」
「ええ、こないだちょっとね。
それから、一度本屋さんにも」
「えー! そうなんだ!」

アイさんは本屋を営んでいる。
私は、まだゆっくり見に行けていない。
そんな他愛もないことを話していると、
ミホさんの視線が私の手元に止まった。
「……それは、きゅうり?」
「あ、はい。さっきいただいて。
ミホさんにもおすそ分けしますね」
「ふふ。ありがとう。
よかったら、塩も要らない?」
「え! いる〜!」
思わず即答してしまった。
「ちょっと待ってね」
そう言って、ミホさんは棚から瓶の入ったケースを取り出した。
「どんな塩が合うかしらね」
「えっ、塩にも種類があるの?」

「ええ。海があるなら海塩。山なら岩塩。
製法が違えば、味も違うの」
なるほど。
塩もけっこう奥が深いんだな。
「きゅうりなら、まずはこれかな」
「わぁ、ありがとうございます」
ミホさんの手からこぼれ落ちる塩の欠片は、まるで魔法みたい。

「ん〜! 美味しい〜!」
採れたてのきゅうりに、ミホさんが選んでくれたお塩。二人で食べたらもっと美味しく感じちゃう。
「きゅうり最高〜!」

「ふふ。そんなに美味しそうな顔して、
カッパに狙われないよう気を付けてね」
「へっ!?カッパ!?」
ミホさん、突然なに言い出すの。
「きゅうり、ひとり占めしちゃダメよ……ふふ」
「えっ!?」
「ううん、こっちの話。」
えーなになに〜。怖いよー。

「それじゃあまたね、こよりさん」
ミホさんは、何事もなかったように手を振った。私も振り返して、その場を離れたけど……。
なんだろう。
なんだったんだろう……。
ミホさん、あの笑顔は魔性だよ〜

それにしても、ただ散歩しているだけなのに、なんだか素敵なことだらけ🤭
知らない道を歩くと、思いがけない出会いがあるんだなぁ。
「よーし、次はどこへ行こうかな♪」
青空の下、私はまた歩き出した。

私、異世界転生したら、
すっかりニイアスライフを満喫してます。
どこかで見かけたら声をかけてください。
そのうち遊びに行くかもしれません🤭

【ニイアス転生記】
前の話へ ・ 次の話へ
※この物語は、アイさんの作品『猫征』の世界をもとにした、二次創作です。
今日の訪問エリア

今日会った人たち

間宮未保さん
【ニイアスだより】

広報部長のこよりです。
ニイアスの楽しみ方をご案内します。
🔰ニイアスを楽しむ3箇条
其の一|ルールなし。楽しみ方は自由!
其の二|みんなのニイアス暮らしを見てみよう!
其の三|書きたくなったら、創作のサイン!
ニイアスに暮らしているつもりで、
自由に表現してみてくださいね。
『#ニイアス暮らし』
📚共同マガジンには、街で暮らす
みんなの作品が集まっています。
▶︎ニイアスの共同マガジンはこちら
街の全体が見渡せる地図もあります。
自分の名前をタップしてみて。
▶︎ニイアスの地図はこちら
ニイアスの住民になりたい方へ
▶︎ニイアスへの申請登録はこちら
noteにおける「こより」

▼こよりの代表作「暮らしの森」も読んでみてほしい🤭
