メインコンテンツへスキップ
見出し画像

吸うこと、吐くこと、そのあいだで



    吸うたびに、
    世界は、私の内側へと入ってくる。

    吐くたびに、
    私の内側の世界がほどけ、
    静かに外へと流れていく。

    そのあいだにある、
    ほんのわずかな「間(ま)」

    それは、
    意識と無意識が交わる交差点であり、
    意識の拡張が始まる“入り口”でもある。


    この入り口を通らなければ、
    世界はただの外界の風景として通り過ぎていく。

    そこに、
    「私の体験」は存在しない。

    ⸻

    呼吸は、儀式である


    呼吸は、ただのガス交換ではない。

    「私」と「体」の境界線を、
    「私」と「世界」の境界線を、
    やわらかく溶かしていくための儀式だ。


    意識が拡張されていない呼吸は、
    生命を維持するための、単なる動作にすぎない。

    けれど、
    意識がひらかれた呼吸は、

    「世界と自分が、ひとつのリズムで生きている」

    という体験へと変わっていく。

    ⸻

    空気は、光と振動になる


    意識が狭いままだと、
    空気は肺の中にとどまるだけ。

    けれど、意識がひらかれると、

    空気は光のように感じられ、
    振動のように広がる。



    やがて、
    「私」という境界を超え、
    “何か大いなるもの”のリズムと
    同調しはじめる。

    その瞬間、
    世界は内側へと流れ込み、
    内側の私が、世界へと溶け出していく。

    ⸻

    静寂に眠る、つながりの種


    吸うことと、
    吐くことのあいだにある、

    ほんの一瞬の静けさ。

    その「間」にこそ、
    すべてのつながりの種が眠っている。

    呼吸で世界をつなぐとは、

    私の内に世界を見出し、
    世界の内に私を見出すこと。

    そのとき、
    境界はただの風景となり、
    波のリズムは、ひとつになる。

    ⸻

    再教育としての呼吸


    「呼吸で世界をつなぐ」ことは、
    単なるビジョンでも、健康法でもない。

    それは、
    自分の意識の使い方を、
    自分自身が再教育していく営みだ。

    拡張とは、
    外へ広げることだけではない。

    内に深く潜りながら、
    同時に世界へとひらいていくこと。

    そのとき、呼吸は、
    生命を維持する動作から、
    世界とつながるための「道」へと変わる。

    ⸻

    あなたの呼吸は、
    いま世界と、どんなリズムでつながっていますか。



    そのリズムは、
    どんなふうに世界と響き合っていますか。


    静けさの中で、
    その「間」を、聴いてみてください。

    ⸻


    聴くならこちら


    よろしければこちらもどうぞ

     
     
    呼吸と身体の専門家|臨床もうすぐ30年 身体を通して、人生の見え方を変える。 呼吸・感覚・無意識から、自分の主導権を取り戻すためのnote。 初めての方へ ▶ 身体を知るための3つの入口 https://note.com/labo402/m/m921dacd5f7fa

    あなたへのおすすめ