
🔑103号室|笑い声のする部屋― 笑っているのは、誰? ―
103号室へ続く廊下は、
なぜか他の場所より明るかった。
赤いじゅうたん。
金色のランプ。
壁には、にこにこ笑っているおばけの肖像画。

そして奥には――
103
と書かれた扉。
しれネコが、金色の鍵を取り出した。
「ここにゃ。」
しろくまが扉を見る。
「普通のお部屋に見えますね。」
「103にして正解だったにゃ。」
そのとき。
扉の向こうから、
「あはははははは!」
二人が止まった。
「…………。」
また聞こえた。
「あははははは!」
今度は何人もいる。
しれネコが、そっと扉に耳をつけた。

「めちゃくちゃ盛り上がってるにゃ。」
「パーティーでしょうか。」
「クッキーあるかもしれないにゃ。」
「またそれですか。」
しれネコは鍵を差し込んだ。
カチャ。
🚪 103号室
「失礼しますにゃー……。」
そーっと扉を開ける。

その瞬間。
パン!!
🎉🎉🎉
紙吹雪が飛んだ。
「にゃあああ!!」
部屋の中には――
おばけ。
おばけ。
おばけ。
おばけ。
おばけだらけ。
テーブルにはケーキ。
クッキー。
ジュース。
風船。
壁には大きな横断幕。
🎉 WELCOME!人間さん! 🎉

「…………。」
しれネコが横断幕を見る。
しろくまも見る。
もう一度見る。
🐱「人間さん?」
🐻❄️「ぼくたち、人間じゃない。」
すると、
パーティー帽をかぶったおばけが飛んできた。
👻「来たーーーー!!」
別のおばけも叫ぶ。
👻「予約した人、来たーーー!!」
🐱「予約してないにゃ!」
👻「大丈夫!」
🐱「何がにゃ!?」
👻「こっちで予約したから!」
🐱「それ予約って言わないにゃ!!」
👻 今夜のイベント
おばけたちは大騒ぎ。
どうやら今日は、
年に一度のイベントらしい。
その名も――
🎃 生きてる人を見てみようの会

「名前が怖いにゃ。」
👻「ずっと楽しみにしてたんだよ!」
「しれネコ、生きてるけど人間じゃないにゃ。」
👻「え?」
おばけたちが止まった。
全員でしれネコを見る。
次にしろくまを見る。
👻「…………猫?」
「猫にゃ。」
👻「…………くま?」
「しろくまです。」
長い沈黙。
どうやら、
予約したものと違うらしい。
一番小さなおばけが、
ぽつり。
👻「……かわいいからいいんじゃない?」
全員が顔を見合わせた。
👻👻👻「それだ!!」
🐱「決まるの早いにゃ。」
パーティー再開。
パン!!
また紙吹雪。
「さっきより増えてるにゃ!」
📸 おばけたち、大興奮
ここからが大変だった。

👻「猫って写真撮っていい!?」
👻「肉球見せて!」
👻「くまさんモフモフしていい!?」
👻「尻尾触っていい!?」
🐱「一列に並ぶにゃ!!」
なぜか、
しれネコが仕切り始めた。
しろくまはその隙に、
テーブルのクッキーを一枚取った。
サクッ。
二枚目。
サクッ。
三枚目。
サクッ。
しれネコが振り返った。
「……。」
しろくまも止まった。

口にクッキー。
両手にもクッキー。
さらに、
かぼちゃバケツの中にもクッキー。
「何してるにゃ。」
「交流です。」
「どのへんがにゃ。」
「食文化交流。」
「便利な言葉を覚えたにゃ。」
🤣 ところで、何がおかしかったの?
しばらくして。
しれネコは最初から気になっていたことを聞いた。
「そういえば。」
👻「なに?」
「しれネコたちが入る前から、ずっと笑ってたにゃ。」
👻「ああ。」
「何がそんなに面白かったにゃ?」
おばけたちは顔を見合わせた。
そして、
一匹のおばけが、
部屋の隅を指さした。
そこには――
鏡。
「鏡?」
👻「これ。」
おばけが鏡の前へ行く。
そして、
鏡を見る。
「…………。」
鏡には、
何も映っていない。
👻「あははははは!!」
別のおばけも鏡を見る。
やっぱり何も映らない。
👻「いない!!」
👻「今日もいない!!」
👻👻👻「あはははははは!!」
しれネコは真顔になった。
「…………。」
しろくまもクッキーを食べながら見ている。
「…………。」
🐱「毎日これで笑ってるのかにゃ?」
👻「うん!」
🐱「おばけ、人生楽しそうにゃ。」
👻「死んでるけどね!」
一瞬の沈黙。
そして――
しれネコまで吹き出した。
「それはずるいにゃ🤣」

🎃 103号室の遊び
パーティーが終わるころ。
小さなおばけが、
あなたのところへ飛んできた。
👻「せっかく来たから、ひとつ遊んでいかない?」
テーブルの上に、
三枚のカードが置かれる。

👻 A|笑い袋
最近あった「どうでもいい失敗」をひとつ入れると、
おばけたちが笑える事件名に変えてくれる。

👻 B|おばけ写真館
あなたのAIに、あなた専用の
**「103号室に遊びに来たおばけ姿」**を考えてもらう。

👻 C|お化け屋敷のフィギュア製造所
あなたのAIが、103号室のおばけたちが
製造するフィギュアに変身させてくれるよ。

しれネコがカードを覗き込む。
「全部くだらないにゃ。」
👻「103号室ですから。」
「理由になってないにゃ。」
🎁 そして帰り際
👻「これ、持っていって。」

あなたに渡されたのは、
小さな金色のコイン。
表には笑っているおばけ。
裏には――
103
👻「また必要になるかもしれないから。」
「何に使うにゃ?」
👻「さあ?」
「知らないのかにゃ!」
👻「ホテルって、そういうところだから。」
「絶対違うにゃ。」
でも、
あなたはそのコインを持っていくことにした。
🎁 ITEM GET!
《103号室の笑うコイン》
――このアイテムは、捨てないでください。
たぶん。
扉の外には、
ホテルの廊下が続いている。
ここから、
GHOST HOTELへ戻ることもできる。
出口へ向かうこともできる。
遊園地へ戻ることも出きる。


それともーー


それとも――
もう少しだけ、
103号室で遊んでいく?
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