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『歌舞伎とビヨンセ②』ビヨンセの衣装替えは歌舞伎に似ている?――『Renaissance World Tour』と『京鹿子娘道成寺』を比べてみた

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1.歌舞伎とビヨンセ、共通点は衣装替え?

歌舞伎とビヨンセ。

日本の伝統芸能と、世界的なポップスターのコンサートです。時代も文化も違いますし、普通はあまり並べて考えない組み合わせですよね。

でも、調べてみると、ちょっと気になる共通点がありました。

それは、衣装替えです。

ビヨンセの『Renaissance World Tour』は、とにかく衣装が豪華。映画やYouTubeの映像で見ても、きらびやかな衣装と大がかりなステージ演出に圧倒されます。

ダンサーも個性的ですし、背景の映像にも何か意味がありそうです。音楽だけでなく、衣装や映像も含めた大がかりなショーを見ているような印象でした。

一方、歌舞伎にも衣装を次々に変える演目があります。その一つが『京鹿子娘道成寺(きょうがのこむすめどうじょうじ)』です。

ただ、同じ衣装替えといっても、歌舞伎とビヨンセではずいぶん違いそうです。

いったい、どこが似ているのでしょうか。

今回は、この二つの舞台を衣装替えという視点から比べてみたいと思います。


2.『京鹿子娘道成寺』では何が変わる?

『京鹿子娘道成寺』は、1753年に初演された歌舞伎舞踊の代表的な演目です。

舞台となるのは紀州の道成寺。白拍子花子という女性が寺を訪れ、踊りを披露します。

この作品の見どころは、花子が踊りながら次々に姿を変えていくことです。

衣装だけではありません。踊り方や小道具、音楽も変わります。恋する娘のさまざまな心情が、舞台上で表現されていくのです。

そして、歌舞伎には「引抜きひきぬき」という衣装替えの技法があります。

あらかじめ衣装を重ねて着ておき、後見が上の衣装を取り去ることで、一瞬にして別の衣装に変わったように見せる方法です。

着替えるために舞台からいなくなるのではなく、観客の目の前で姿が変わるわけです。

これは実際に見たら驚きそうですよね。

私は『京鹿子娘道成寺』の舞台全編はまだ見ていません。解説映像は見たのですが、残念ながら、その映像では引抜きの瞬間を確認できませんでした。

それでも、衣装替えが単なる着替えではなく、舞踊の見せ場になっていることは、国立劇場などの解説から分かります。

ただし、花子が衣装を替えるたびに、まったく別の登場人物になるわけではありません。

同じ花子が、衣装や踊りを変えながら、恋する女性のさまざまな姿を見せていくのです。


3.ビヨンセは何度衣装を替えた?

では、ビヨンセはどうでしょうか。

『Renaissance World Tour』は、2023年に行われたツアーです。

私が特に驚いたのは、衣装の種類の多さでした。

2023年12月の『Vogue Business』によると、このツアーでは1公演あたり平均9回の衣装替えが行われたそうです。

きゅきゅきゅ、9回!😮‼️

しかも、同じ衣装を毎公演着ていたわけではないのです。

ツアー中には新しい衣装が次々に登場しました。衣装スタイリストのシオナ・トゥリーニは、2024年のインタビューで、ビヨンセ本人の衣装が150着近くあったと思う、と振り返っています。

ひゃひゃひゃ、150着!?🫨⁉️

もちろん、これは関係者による概数で、確定した総数ではありません。それでも、相当な数です。

ツアーの映像を見ると、光を反射する素材や、未来的なデザインの衣装も目立ちます。

銀色に輝く衣装と巨大なステージ装置が組み合わさると、ビヨンセ自身まで別世界から現れたように見えることがあります。

歌舞伎の引抜きとは方法が違いますが、衣装が変わるたびに舞台の印象が変わるところには、確かに似た面白さがありそうです。

でも、ここで疑問が出てきました。

同じように衣装を替えていても、その衣装は何を表現しているのでしょうか。🤔


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Beyoncé、日本の歴史や文化、人の心や社会など、気になったことを調べて書いています。 「知るとちょっと見え方が変わる」読み物を。 憲法用語を擬人化した物語『憲法王国』も連載中です。 リンク集🔗https://lit.link/tsukinagi_moon

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