
「教える」の真髄
お笑い級のテーマが続いたので、今回は真面目な内容のことを書いてゆくことにする。
【有名校で気がつかされた一言】
「先生の授業は、悪くないんですけど…。わかりやすいんですけど…。もう少しゆっくり説明てくれた方がいいです。」
有名校で非常勤講師をするようになり、一ヶ月ほどが経ったころに、高校2年生の男子生徒に言われた言葉である。
ここで私は初めて自分の世界史の授業を省みる事になった。
世界史は私の専門科目で、教えるのも楽しい。
教育実習の頃から、授業の評判は良かったし、得に苦労をしたことがなかった。
だからこそ、
受け手あっての授業であるということを、あらためて気づかされた瞬間だった。
「話してくれてありがとう。これからもっと工夫ができるようにるるよ。」
と生徒に伝えた。
ソクラテスの言う通り
”無知の知”である。
生徒からアクションをしてくれたことに、本当に感謝している。
【有名校で働くことの楽しさ】
偏差値媒体が高いが、ほとんどの生徒が受験をせずに附属の大学に進学をする子の有名校は、非常にユニークな生徒が多かった。
生徒が賢いので、授業も先ほどの会話のように、適格な反応を示してくれる。
理系にも関わらず、世界史の授業知識は事前にすべて本を読んで頭に入っているという生徒もいた。
そんな生徒たちと会話をしていると、アカデミックさに驚かされる。
知識だけではない、物事の関心の高さゆえの幅広さ。
こういう子たちが、大学で学んで社会をつくっていくのだなと感心した。
附属の大学に大多数が進学する学校では、受験指導は殆どない。
しかし、先ほどの理系の生徒は塾にもいかずに自力で大阪大学にストレートで合格を果たした。
これが俗にいう天才肌なのだ。
【授業は日々勉強】
この日を境に、私は毎授業、勉強をしている。
会話の仕方。
進め方。
空気感。
授業は専門性のみでは進める事ができない。
だからこそ、面白いのである。
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