
【感想】続々・スパロボ未経験東方にわかで『幻想少女大戦』を遊んでみた【永の章】
前回記事はこちらになります
本記事は当東方project×SRPGのゲーム作品『幻想少女大戦 - DREAM OF THE STRAY DREAMER -』の感想になります。
ストーリー55話までのネタバレが含まれるのでご注意ください。
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ストーリー
ウオオ月が偽物になったから夜を伸ばしてその間に犯人探すぜ!
そしたら月からやってきた奴だったぜ!せっかくだし月旅行行こうぜ!!
現地人にボコされて帰ってきたら怨霊がヤバいぜ!今度は地底行くぞウオオ
箇条書きにすると実に濃密なストーリーでした。前回や前々回に比べると冒険のスケールが大きい!仲間が増えた分横のつながりも更に広がって会話劇に厚みが増しているのが良いですね。
リグルとヤマメが「虫」繋がりで絡んでいくなんて想像できないよ!本筋の会話にスッと馴染んでたけど思いっきし二次創作だよね!?
無いものを有るように見せる演出が無茶苦茶美味いです。
システム
妖の章クリアおめでとう!このゲームにも慣れてきたね?
そんなメッセージが聞こえてきそうな難易度でした。
どのボスも堅い!速い!!そして痛い!!!こっちの戦力が増えてきた分、相手もそれに対抗して各種ステータスがどんどんインフレしてきました。
雑魚敵も万HP超えの個体がぼつぼつ出てきて苦労してます。
敵攻撃の演出をもっと見たいけど見る暇が無いなあ…
マップ攻撃なんて撃たれた時点で大惨事リセット確定ですし、この辺がちょっと悩ましいところ。
人数増えてややこしいなと思った頃に出てきたのがペアシステム!DPSとタンクをペアにして戦闘に挑むという、言われてみれば納得の戦略です。
推しカプ組んでニヤニヤできるオタク仕草万歳……と思ったら仲の良いキャラ同士の相性が実際に有用という事が多くてビックリしてます。(DPS霊夢×タンク慧音、DPS魔理沙×タンクにとり…等々)
利便性と楽しみを兼ね備えた最強のシステム!いやっほう!
ペア名もユニークなものが多くてクスッときます。原作繋がりのネームは勿論ネタ全開のものもあって飽きさせません。

しゃがみこんでアリの巣を眺めてる二人が容易に想像できる

言われればどっちも半人間!よう思いつくなあ

やかましいわ!
キャラ感想
霊夢・魔理沙
主人公同士の対決~~~!原作でもそういえばあったねと思い出しましたが、今作では互いに大所帯なのでもう大混戦!
月夜の竹林を舞台に繰り広げられる七色の弾幕劇……映像で見てみたいなあ。
あと魔理沙チームが魅魔さん(魔理沙の師匠らしい)とか神奈子諏訪子やら幽香さんだとか戦力豪華じゃない!!?
夢想転生イベントもお気に入りです。霊夢の秀才っぷりもさることながら、悩める彼女の助けになるのが師匠の紫や巫女仲間の早苗でもなく、努力を重ねて霊夢に追いついてきた魔理沙というのが印象的です。
得体の知れないものを名付けて弱体化、というのは古来より妖怪の類でもよくある話で日本チックなのが良いです。こちらは皆と距離を詰めるためという前向きな理由なのも好き。
早苗さん

浮かれ気味テンション可愛いね。
前章では加入したてで馴染んでない&終わらない冬という明確に危険な異変なため緊張した振る舞いでしたが、今回は余裕のある言動が多め。
霊夢とのコンビネーション技で喜んたり、お燐に猫耳談義(2回目)を持ちかけたり随所でゆるいところが見られました。
外の世界で生ききてた少女(高校生くらい?)なんだし、年相応に騒いでほしいよね……巫女の仕事も大事だけど同じくらい楽しい思い出を作ってほしいです。
ミスティア
私の歌を聞け~!←かわいいね♡
\ウオオオオ!!/(野太い歓声)←かわいくないね
PT全員のパワー上昇!←正気か?????
歌ってるだけで一生役割があるバケモノキャラ。みるみるうちにPTメンバーがムキムキになっていくんじゃが!?
火力支援だけでなく防御バフや回復バフなど種類も用意されており隙なし。
その上でダメージ倍率自体を上げる歌まで取得して最強シナジーキャラへ。
攻めのタンゴもクロポジもサンバもワルツも使える踊り子がPT編成で弱いわけないよなあ!?!
輝夜・永琳
満月を丸ごとすり替えるというかつてない異変を引き起こしながら、その目的は「自己防衛」と今までのヴィランと違って消極的な目的というのが新鮮な方々。
その規模に反比例して綿月達は追手を差し向ける気が皆無だった=永琳たちは1000年に及ぶ取り越し苦労をしていた、というのが何ともまた無情ですね。当人たちは月の事情を知るすべも無いから仕方ありませんが。
輝夜の印象は動物園を見ている人だな~というところ。動物(幻想郷の人々)には興味があるし愛情も向けてるけど、それ以上深入りすることは無いし自分の世界とは別物だと勝手に割り切っているような振る舞い。
浮世離れした考えもダメとは言いませんが、流石に今回の異変を起こしといて無関係でーす!はちょっとムシが良すぎるよね。
霊夢たちのカチコミのおかげで幻想郷に関わるきっかけも生まれましたし、これを機にちょっとずつ馴染んでいってほしいね。
優曇華院・てゐ
前イメージ→坐薬!うさみみ!可愛いね!
出会ってから→PTSDやん……
まさかの軍役過去持ち、しかも逃亡兵というあまりにロックな履歴の彼女。
仲間を置いて逃げたり、同郷のレイセンを拒絶するなど身勝手な振る舞いは確かにそうなんですが、過去のトラウマ起因だと強く言えないよねえ…
よっぽど悲惨な過去だったんでしょうか。
こういった荒んだ心の持ち主大集合な永遠亭組の中で、唯一の良心とも言えるのがてゐ。
どいつもこいつも関われば厄介事に巻き込まれそうにも関わらず、友好的な関係を築いてるのは素晴らしい所。
てゐもよくビジネス関係を結ぼうと思ったなあ…竹林に家を構えられてノータッチだと自分たちの沽券に関わるとかもあるんでしょうか。
優曇華院もてゐの事大事にするんやで!気兼ねなく話せる同僚は貴重やぞ!!
フランちゃん
説得イベント最高〜!
ようやく和解できたなあという感慨深さ、レミリアお前言葉不足すぎやろというツッコミ等言いたい事はありますが、何を置いても45話の演出が素晴らしいものでした。
何せ全てのキャラクターにフランへの言葉が用意されている豊富さ!慧音や魔理沙といったレギュラー格はもちろん、椛や橙など今回が初めましてのキャラにも「らしい」台詞があるのが凄い。
これまでのボス戦でもキャラ毎の会話が多様にあるのですが、今回は会話が主目的のためより思い入れも増します。
関係薄いキャラは説得の言葉が通りにくく、親しい仲ならある程度聞き入れる傾向なのも芸が細かくて良いね…
説得会話ぜんぶ好きなんですが、特に良かったのがエリーと美鈴。
気配りの効いた言葉で刺激しないよう配慮しつつ、一番大事な言葉はレミリアに譲るエリーちゃん……ええ女すぎる。

美鈴は「なぜ怒ってるのか」までちゃんと説明してるのが偉すぎます。そうだよね好きじゃなかったらわざわざ説得しないもんね…
美鈴がこんなにもフランの事を大事に思ってたんだ、と分かっただけでも本当に価値のある説得でした。

わだかまりも解けめでたくPT入りしたフランちゃん。
パワー170という特別感もさることながら、パワー最大時にダメージ倍率
1.3倍というイカれた特性で大暴れしています。
武装の使いづらさや燃費の悪さなど欠点も目立ちますが上述の特性の前には些細な問題!日傘をさしてくれる美鈴と一緒に今日も毛玉をブン回しています。いっぱいお外で遊びな……
依姫
やあやあ我こそはと月へ乗り込んだ霊夢一行。
そこに待ち構えるは月の番人・綿月依姫!
とりあえずいつものように囲んで~…


命中率274%?????

フラっと登場したと思ったら文字通り桁違いの格を見せつけてくれたお方。今までのラスボスより強いんじゃが!!?
こんだけ強いのに取り巻きもわらわらいるし(綿月の近辺で待機する個体までいるガチっぷり)、永の章どころか本作一の強敵でした。

すまぬミスティア…
神をその身に宿して戦うという霊夢や早苗さんを彷彿させる戦闘スタイル。
違うのは慕うべき師がいないところでしょう。霊夢には(態度こそアレですが)紫との修行に付き合っており、早苗さんも戦闘面メンタル面共に神奈子や諏訪子のトレーニングを受ける中で、彼女だけ1000年も前に支障と離別しています。
それも罪人を庇って同胞を裏切るという最悪の形で……
刺々しい言動が多く見られた彼女ですが、自分の師匠が逃げた先の地から知らん奴が大挙して侵入して「お前の師匠の手紙あるで!」とホラを吹かれた(嘘じゃなかったけど)なんてそりゃあ怒髪冠を衝くこと待ったなしですわ。
最終的に手紙も渡せて永琳の言葉を聞けた綿月(と依姫さん)ですが、お互いの立場もあって会えることはなさそうですね……
師匠を持たず独力で戦ってるのになんであんな強いんですか??
スクショ見返して気づいたんですが、依姫さん優曇華院に特大トラウマ刻んでますわ。
あの腕っぷしでスパルタトレーニングでも仕込んでたんでしょうか……

レティさん
おかえり~~~!!!
まさかこのタイミングで帰ってくれるとは予想外でした。復帰イベントで一番嬉しいかも!

新武装でパワーアップもさることながら、ペア制導入でチルノのタンクとしても大活躍!ヒーラーの大妖精と違ってHPを心配することなく庇えるのが嬉しいです。
弊PTでは一番HPが高いため、伊吹瓢を片手に今日もチルノを守っています。数々の攻撃をその身一つで耐え抜き、手痛いカウンターを喰らわせた後に一杯ひっかけるタフな様は正に鬼(種族)。
固有スキル「大寒波」も便利でいいねえ。雑魚戦の攻撃ミス防止や、ボス戦でのSP節約につながるので縁の下の力持ちです。
タンク役の火力もあるにはこしたことありませんが、生存力やサポートの充実性が高いほうが嬉しいです。その点でもレティさんはばっちりです!
パルスィ
パルパル言ってる子!嫉妬で強くなるのは知ってる!
まあ序盤ボスらしいしなんとかなるでしょ霊夢さんやっちゃってくだせえヘッヘッヘッ

まさかのキャラの成長度合いに応じたパワーアップ弾幕。そんなのあり!?
ギミックさえ分かればボムで解除…というかボムなしで撃破できるんですか彼女?
攻撃を通すには育成してないキャラを持ってくる必要があり、しかしそんなキャラだと反撃でやられるんじゃないでしょうか。パルスィのためだけに育成できないのも辛い。
システムが牙をむくギミックは今までにも何度かありましたが、ここまで殺意が磨かれたものは全体未聞でした。
ラスボスじゃなくてよかった……
さとり
・知らん間に神様が自分の部下に変な力を与えた
・そのせいで部下が(善意とはいえ)増長
・もう一人の部下も処罰を恐れて報連相無しに解決しようと独断行動
・そのせいで地上から霊夢御一行が大量侵入
・自分は何もしてないのにボコられる
・和解もつかの間更に別の神様の横やりで部下が制御不能の大暴走
・気にかけていた妹も自身の失言のせいで音信不通に
さとりが何をしたっていうんや……
彼女だけ過酷すぎやしませんか。とりあえずお燐とお空はさとり様を信じてもっとお話ししてあげてください。上司も完璧人間じゃあないんです。
心を読めるからって相手のことを理解できるとは限らない、そんなことを教えてくれたストーリーでした。
抱えた悩みも思いやりも言葉にしなくちゃ伝わらない!お互いの本心をぶつけないと真の和解にはたどり着けませんからね。
な!レミリア!!

そんな苦労人のさとりですが、戦闘の演出はピカ一。
「過去のトラウマを呼び覚ます」というから何が来るかと思えば…

前後を囲まれた陣形でボス2体が同時に襲い来るというあのシチュを再現。
確かに苦労したステージですし、こういうチョイスで攻めてくるのはゲーマー心をくすぐられて最高です。
地味~に毎ターン閃きがかかるのも厄介なボス。心を読む能力=こちらの動きを見切っているとゲーム上のシステムで再現してるのはお見事。低火力のキャラも閃き剥がし役として役割が生まれるのは面白いですね。
お空
火力!高火力!超火力!
とにかく一撃必殺のダメージで圧倒するラスボスでした。
閃き・不屈無効化弾幕も恐ろしいものであり安易な同SP頼りを許さない(=DPSの集中やタンクの鉄壁も活用しろ)というスタッフからの意思が伝わりました。
過去最大規模のマップ攻撃はもう笑いしか出ません。
臨界点間近!という危機感が一目で理解できます。

単に高難度ステージとして用意されただけではなく、お空の力が暴走している=通常ではありえない数値もたたき出す、という事でストーリー描写とリンクさせてるのがうまいです。
異常なパワーアップを見せることでいかに彼女の制御装置が壊れているか、そして毎ターン超火力攻撃を繰り出すことで持久戦は不利=一刻の猶予もない!という事を示してくれるニクい演出です。
底知れない強さに明確な理由があると納得できますね。
聞いてますか依姫さん!!
黒幕マン(仮称)
なんか……面倒くさい環境保護団体みたいなあ…
私の考えが正しい!あなたが間違ってる!と自分の意見を一方的に押し付けてくるやつ、現実にもいるよねえ。
最近のニュース見てると黒幕マンの言動が余計生々しく真に迫ります。
主張の一部は分からなくもないんですけどね。
特に月旅行はあれをきっかけに月の都大激怒からドンパチおっぱじめる可能性もあったたため、止めようとしてたのは納得できます。(レイセンや永琳には気の毒ですが)
ただ地霊殿の件まで口出しするのはどうなのよ?幻想郷の住人同士が関わって起きたことなんですし、これも幻想郷の在り方として受け入れるべきなんじゃないですか。そしてシバくべきはお空ではなく神奈子ではないでしょうか。
あとは星蓮船の話があるだけなので、黒幕マンがラスボスとして立ちはだかると予想。「夢」がどうこう言ってたので各キャラの偽者(ifの姿)を生み出す展開もありそう?
一時加入するボスキャラ(幽々子や幽香さん)やストーリー終盤で合流したキャラ(神奈子諏訪子)も増えておりこれからのPT編成もまだまだ変わりそうで楽しみです。
PT席争いも厳しくなっている現状、どのようなスペックで新キャラたちが出てくるのかも来たいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
最終話までの感想はこちらの記事もどうぞ!

いつの間にか撃破数3位に上がってたナズーリン