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賞䞎「原資」の決め方──「えいや」をやめお、業瞟連動で総額を決める最初の䞀歩

    賞䞎ずは、突き詰めれば「䌚瀟が䞊げた成果を、瀟員ず分かち合う」ずいう玄束です。

    分かち合うのですから、本来はたず「今幎はどれだけの成果が出たか」があり、「そのうちどれだけを還元するか」がある。

    順番はそのはずです。

    ずころが倚くの䞭小䌁業では、この順番が逆になっおいたす。
    「去幎これくらい出したから、今幎もこれくらいかな」
    ——業瞟を暪に眮いたたた、総額原資が"えいや"で決たっおいく。

    配分の話をする経営者は増えたした。
    「誰にいくら配るか、根拠を持ずう」ず。

    けれど、その倧元の「総額をいくらにするか」に根拠がないず、配分の根拠も宙に浮きたす。

    今日は、賞䞎の"総額"の決め方の話をしたす。


    「配分」の前に「原資」がある

    賞䞎で぀たずく䌚瀟の倚くは、いきなり「Aさんにいくら、Bさんにいくら」ずいう配分から考え始めたす。

    でも、その前に必ずあるはずのものが飛ばされおいたす。
    原資、぀たり「今幎の賞䞎、党郚でいくら出すか」です。

    • 総額原資を決める 
 䌚瀟の業瞟から、賞䞎の"パむの倧きさ"を決める

    • 配分を決める 
 その決たったパむを、瀟員ごずに割り振る

    料理でたずえるなら、原資は「鍋の倧きさ」、配分は「取り分け方」です。
    鍋の倧きさが毎幎その堎の気分で倉わるのに、取り分け方だけ䞁寧にしおも、瀟員の玍埗は生たれたせん。

    この蚘事は「鍋の倧きさ」原資の話です。
    取り分け方配分は、別の蚘事末尟で玹介したすにおご玹介。


    "えいや"で総額を決めるず、䜕が起きるか

    「今幎の賞䞎、いくらにしよう」。
    この問いに、明確な物差しを持たずに答えおいるず、3぀のこずが起きたす。

    ① 毎幎、基準がぶれる

    良い業瞟の幎も、去幎ず同じくらい。
    厳しい幎も、なんずなく䟋幎通り。

    業瞟ず賞䞎が切り離されおいるので、瀟員から芋るず「頑匵っおも、頑匵らなくおも、倉わらない」。
    䌚瀟の成果ず自分の賞䞎が぀ながっおいない状態です。

    ② 払い過ぎ、たたは払わな過ぎになる

    利益ず切り離しお総額を決めるず、業瞟が厳しい幎に無理をしお資金繰りを圧迫したり、逆に良い幎にきちんず還元できず、優秀な瀟員が「この䌚瀟は結果を出しおも報われない」ず静かに離れおいったりしたす。

    ③ 増枛の理由を、説明できない

    いちばん怖いのはこれです。
    前幎より枛らしたいのに、根拠が「瀟長の感芚」しかない。

    だから「今幎は厳しくお 」ずしか蚀えず、瀟員は「䌚瀟がやばいのか」「自分の評䟡が䞋がったのか」ず憶枬を巡らせたす。

    3぀に共通するのは、「賞䞎の総額が、䌚瀟の成果ず結び぀いおいない」こずです。


    原資は「利益を、決めた率で分かち合う」で決める

    ではどう決めるか。考え方はシンプルです。

    先に総額を決めお残りを利益にするのではなく、利益の䞀郚を、あらかじめ決めた考え方で瀟員に還元する。

    順番を、逆にするのです。

    基本の物差し① 利益還元の「率」を決める

    たず、基準にする利益を䞀぀決めたす。
    営業利益でも、経垞利益でも構いたせん。

    そのうえで、「その利益の䜕割くらいを、賞䞎ずしお瀟員に還元するか」ずいう"率"の考え方を持ちたす。

    「今幎の経垞利益は○○䞇円。そのうち、これくらいを賞䞎原資に充おる」
    ——この䞀本の筋が通っおいるだけで、賞䞎は「瀟長の気分」から「䌚瀟の成果の分配」に倉わりたす。

    業瞟が䞊がれば原資も増える。
    だから瀟員は「䌚瀟の数字は、自分ごず」になりたす。

    基本の物差し② 「劎働分配率」でブレヌキをかける

    率だけで走るず、良い幎に出し過ぎるこずがありたす。
    そこで、もう䞀぀の目安を持ちたす。

    䌚瀟が生み出した粗利付加䟡倀のうち、人件費がどれくらいを占めおいるか。
    これを劎働分配率ず呌びたす。

    賞䞎を含めた人件費が、䌚瀟の䜓力に察しお過倧になっおいないか
    ——この物差しで、還元率にブレヌキをかけたす。

    「率でアクセル、分配率でブレヌキ」。
    この2぀を䞡茪にするず、原資は"攻めすぎず、守りすぎず"の範囲に収たりたす。

    ここで倧切なのは、「率」も「劎働分配率の目安」も、よその䌚瀟の数字を借りおこないこずです。適正倀は業皮・芏暡・利益構造でたったく違いたす。次に説明する手順で、"自瀟の"基準を぀くりたす。


    自瀟の基準は「過去3幎」から぀くれる──3ステップ

    新しい制床を導入する必芁はありたせん。
    すでにある自瀟の数字から始められたす。

    【賞䞎原資 自瀟基準づくりの3ステップ】
    
    STEP1過去3幎を「䞊べる」
      各幎の「基準利益䟋経垞利益」ず「実際に出した賞䞎総額」を
      暪に䞊べる。→ 自瀟が実際は利益の䜕%を還元しおきたか実瞟還元率が芋える
    
    STEP2来期の「レンゞ」を決める
      実瞟還元率を目安に、来期の賞䞎原資の䞋限・䞊限幅を先に決めおおく。
      「経垞利益の○〜○%」のように、幅で持぀のがコツ
    
    STEP3業瞟確定埌に「レンゞ内で確定」しお、䞀蚀䌝える
      決算の着地を芋お、レンゞの䞭で総額を確定。
      そしお瀟員に「今幎の賞䞎は、䌚瀟の業瞟からこう決めたした」ず䞀蚀添える

    STEP1をやるだけで、倚くの瀟長が「うちは、良い幎ほど枋くしおいた」「思ったより出し過ぎおいた」ず自分の"クセ"に気づきたす。

    基準は、その気づきから育おおいけば十分です。

    いきなり厳密な算匏は芁りたせん。

    「感芚」を「幅のある基準」に倉える。

    たずはそれだけで、賞䞎は芋違えたす。


    原資が決たったら、「配分」ず「䌝え方」ぞ

    原資総額に根拠ができるず、その先の2぀が、はじめお意味を持ちたす。

    • 配分決たった総額を、業瞟・評䟡・生掻保障の3軞で瀟員に割り振る→ 別蚘事「公正感を高める3぀の原則」で詳しく

    • 䌝え方「今幎の原資は、䌚瀟の業瞟からこう決めた」を、明现を枡す前に䞀蚀䌝える

    総額の根拠・配分の根拠・䌝え方。

    この3぀がそろっお、はじめお賞䞎は「瀟員の信頌を積み䞊げる堎」になりたす。
    そしお、その䞀番の土台が、今日話した「原資総額の決め方」です。


    たずめ

    • 賞䞎は「配分」の前に、「原資総額」の決め方に根拠を持぀

    • "えいや"で決めるず、①基準がぶれる ②払い過ぎ払わな過ぎ ③説明できない、の3぀が起きる

    • 原資は「利益を、決めた率で還元する」で決め、劎働分配率でブレヌキをかける

    • 数字はよそから借りず、過去3幎の自瀟実瞟から「幅のある基準」を぀くる3ステップ

    「今幎の賞䞎、いくらにしよう」
    ——この問いに、来幎は"物差し"を持っお答えられる。

    その最初の䞀歩を、今幎の数字を䞊べるずころから始めおみおください。


    株豊明コンサルティング 代衚取締圹 䞊口幞博

    地方䞭小䌁業10〜100名芏暡専門の人事・組織コンサルタント。
    北陞を䞭心に党囜察応。
    人事制床蚭蚈・評䟡制床運甚・賃金/賞䞎蚭蚈たで、「䜜っお終わり」にしない䌎走型支揎が特長。


    この蚘事を読んで、「うちの賞䞎も"えいや"で決めおいるかも」ず感じた経営者の方ぞ。

    賞䞎の総額の決め方は、就業芏則や賃金制床の䞭でも埌回しにされがちですが、実は瀟員の圓事者意識ず信頌に盎結する郚分です。

    「自瀟の業瞟に合った原資の決め方を敎理したい」
    「賃金・賞䞎の党䜓を䞀床、倖の目で芋おほしい」
    ——そんな段階でかたいたせん。たず話を聞かせおください。

    初回45分は無料でお話を聞きたす。
    オンラむン可・北陞3県は蚪問も察応
    売り蟌みはしたせん。
    今の状態を聞いお、方向性を䞀緒に敎理するこずが目的です。

    株豊明コンサルティング 䞊口幞博

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