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『肚の中にモンスターを飼っている』はじめてのnote

    衝動を飼い慣らすための、はじめてのnote

        こんにちは!衝動性に日々悩まされる私、お雪さんです。人は誰しも肚の中に黒い欲望が渦巻いていて、それを隠しながらうまいこと一般社会に溶け込んでいるように思います。モノの程度の話でいうと、肚の中から欲望がコンニチワしていなければその欲望はただの赤ちゃんです。

        しかしながらその欲望が制御できずに手や口から出てゆき隠せないものとなった時、それは攻撃となり受け手に傷を負わせてしまいます。肥大して凶暴化した欲望、それを私は【モンスター】と呼んでいます。

        モンスターはいつだって腹ペコです。世の中のことが目に入ると大抵のことが気になってしまい、無駄な浅いインプットがどんどん増えてアウトプットが追いつかない。
        脳内が大混戦し、次から次へと言葉が溢れ、話が飛び、裾野が広がりまくって収拾がつきません。

        モンスターが肚から飛び出てきた時の私は大変気持ちが良く、欲望の排泄をしてスッキリとした気分になります。そこに排泄を見せられた、ぶつけられた相手のことを思い遣る余地はありません。モンスターという武器によって傷を負った受け手は去っていきます。そうして私の周りから人は消えていきました。

       いくらモンスターを肚の中に飼っている私でも、他人や好きな人たちを傷つけたいわけではありません。しかし私の肚の中から、そうそう出ていってくれるものでもありませんでした。周りをいくら傷つけても、モンスターを出したいという衝動は消えてくれない。例えばパートナーに何か言いたければ、LINEの長文スクロールで閉口させるだけでは飽き足らず。伝わらなければなぜこんなに話すのかを、違う角度のつもりで更に被せてしまっていました。

    書かずにはいられない。
    喋らずにはいられない
    動かずにはいられない。


        これが私の飼っているモンスターです。

        私自身がどんな人物か知って欲しいとか、何者かになりたいとか、文章を読んだ人に影響を与えたいとかそんな烏滸がましい気持ちは無く。ただこの消えてくれない排泄欲を昇華したい気持ちでおります。今まで通りでは相手を傷つけるだけだと、数ヵ月前は思いやエピソードを連ねて小説を書き上げ、新人賞に応募するに至りました。でも腹ペコモンスターは、原稿用紙150枚程度じゃ満腹にはなりませんでした。

    「書かずにいられようか」

     
      というモンスターを飼い慣らし、その先に何があるのかを見つけにゆく。

        まずは私がどうやって肚の中のモンスターを飼い慣らすのか、あなたのモンスターと一緒に観察してみてね。私のモンスターが暴れ出すときはいつだって、〝もっと知りたい〟から始まっている。

     
     
    紀行と自省の連載開始。言葉が溢れて溢れて堪らない私が、秩父三十四観音巡りをして自分の中の衝動の正体を探しに行く記録。note外ですが、純文学に挑戦し今年は文學界新人賞に応募完了しました。

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