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ドパガキと、ミックスグリルと、美味い肴



    こんにちは。考える犬です。


    自分は音楽のNoteを書く人なので、フォロワーさんもその界隈の人が多いんだけど、最近やたらと耳にする言葉がある。

    そう、「ドパガキ」。



    …「ドパガキ」とは、何ぞや???


    教えてグーグル!


    1.話題の「ドパガキ」

    ドパガキは、ショート動画やゲームなどの刺激の強いコンテンツに慣れて、常に強い刺激を求めるようになり、集中力が続かなくなる若年層を揶揄するインターネットスラングである。「ドーパミン中毒のガキ」の略称である。

    ウィキペディア(Wikipedia)「ドパガキ」より


    「ドーパミン中毒のガキ」。

    わぁ、痛烈ぅ!


    また、同記事には以下のような記述もあった。

    Mrs. GREEN APPLEの楽曲である『ライラック』に対しては、「ドーパミン中毒のガキ向けに作られた音楽」といった批判的な投稿がXで拡散された。

    ウィキペディア(Wikipedia)「ドパガキ」より


    う〜ん、なるほど。

    特定の楽曲を例に出すのは気が引けるが…


    ざっくり調べた限りでは、この曲の持つ以下のような要素が、「情報量多すぎ!」「ドパガキ向けの音楽だ!」として批判の的にされているらしい。

    ・上下に振り幅が激しい歌メロ
    ・Cメロ、Dメロといった展開の多さ
    ・メロごとに転調する構成
    ・冒頭のギターなど、テクニカルなフレーズの多さ
    ・賑やかに詰め込まれた音色

    僕はミセスをよく聞くわけではないので、ファンに怒られてしまうかもしれないけれど…個人的にはこの曲は、

    「ミセスの中ではやりすぎず、まとまった楽曲」

    という印象を受けた。

    転調もB♭→G→B♭で収束しているし、最後の半音上げも文脈的には自然だ。歌メロも、カラオケでみんなで歌って盛り上がれる程度には抑えている。彼の規格外の歌唱力でもって、これより好き放題やっている楽曲なんて他にいくらでもある。


    大森さんも、「耳に残るけど複雑すぎないポップスを作ろう」という意識で作ったんじゃないかな。


    2.価値観の違いは否めない


    さて、それはそれとして。

    この議論の原因としては、
    「音楽の受容スタイルの差異」
    が根本にあると思う。


    ・音楽に何を求めるか?
    ・どんな場面で聞きたいか?

    こういったものは、人によって違う。

    ミセスに限らず、ここ最近トレンドである「情報量モリモリ音楽」に辟易とした特定の層が、「ドパガキ」というミームの出現をきっかけに

    「そういう音楽はもう良いから!!!」
    と爆発した格好だ。


    どっちが正しいというわけではない。
    でもこういうことってあるよな。音楽に限らず。


    3.食べもので考えてみよう



    …ちょっと食べものに例えてみたい。


    たとえばここに、男子高校生がいる。
    彼はいつもお腹を減らしている。

    好きな食べ物はからあげとカレー。
    嫌いな食べ物は野菜。

    すき家へ行けばキング盛り。
    ファミレスに行けば、ミックスグリルプレートを注文する。

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    ミックスグリル(美味い)



    彼にとって食事とは明確に空腹を満たすものであって、「腹持ちの良さ」と「ガッツリ米が進む」ことこそが、料理における絶対的な正義である。

    カロリー?栄養バランス?
    そんなものは、若者特有の基礎代謝でオールクリアである。
    胃腸の弱い虚弱体質はすっこんでろ。



    …しかし、彼の父親は彼と食の趣向が全く違う。

    第一に、パパはお酒が大好きである。

    会社に勤めて25年あまり。
    息子もずいぶん大きくなった。


    今の彼は、帰って晩酌するのが1日の楽しみ。若い頃はビールだったが、最近はもっぱら日本酒を嗜む。


    つまみは、シンプルで良い。
    枝豆と野菜の煮物、イカの炙ったやつ。
    これに冷奴でもあれば、もう十分。
    これだけで1時間はしみじみ飲める。

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    おい最高かよ


    彼にとって良い料理とはズバリ、「酒に合うもの」。

    米も麺もいらない。
    そんなもの食べたら、腹が膨れてしまう。


    多くの品数もいらない。彼は必要最小限の肴で、長くじっくりと楽しみたいのだ。仕事が終わって何にも縛られない至福の時間を、心ゆくまで堪能したいのである。


    そんな彼が料理に求める要素とは、

    「酒に合うもの」
    「しみじみと美味いもの」
    「長くゆっくり楽しめるもの」
    「体に負担がかからないもの」


    …といったところか。

    当然、息子と好みは合わない。
    なぜなら食に求めるものが根本的に違うから。
    お母さんは大変である。


    4.総括


    …と、ここまででいかがだろうか。

    何が言いたいか伝わっただろうか。

    ようするに、結局「音楽の楽しみ方って人それぞれなので、何が美味しいかも受け手次第で違うよね」ってことである。


    その意味では、たしかに最近の邦楽は明快で、即効性があって、それに刺激的といったものが重視されている気はする。たった一口で、それもどこを切り取っても「美味い!!!」と思わせられる…という。


    そんな音楽に対して「全部サビみたい」と評されることがあるけれど、なるほど人によっては、まるでハンバーグ・からあげ・とんかつがぶち込まれたお弁当のように感じるのかもしれない。

    全部メインじゃん、っていう。
    箸休めはどこ?みたいな。

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    美味いけどね


    これは昨今のサブスク環境や、tiktok等に代表されるショート動画文化がそうさせるのだろう。一聴してリスナーを惹きつけられなければ、すぐにスキップされてしまう。そのような環境でアーティストが取り得る戦略は、必然的に決まってくる。

    敢えて名前を出すが、ミセスもYOASOBIも髭男も、まごうことなきプロフェッショナルである。やりたい放題やっているわけではない。時代・視聴環境・トレンド。そうした一切合切に自身の表現も落とし込んで、さらにそれをエグい技術で実現する。

    その結果、あれほどリスナーに支持される作品が誕生する。
    これって、すごいことですよ。


    音楽を聴く環境は時代と共に変わって、それはどっちが良い悪いって話じゃない。…でもこんな慌ただしい世の中だからこそ、「今日はこのアルバム1枚をじっくり聞こう」なんて夜があっても悪くない。それこそ、ささやかで満ち足りた晩酌のように。


    そう思ってしまうのは、自分も歳をとったからだろうか。

    最近では、「良い曲だなぁ…」としみじみ感じる時こそが、何より幸せな瞬間だ。

    (たとえばこんな曲)


    今は「ドパガキ」と呼ばれる若者だって、いつか歳を重ねて、味覚が変わる。揚げ物はきつい、冷奴がたまらなく美味いと思う時がくる。

    そのときは一杯、お付き合い願いたい。

    こっちは今なら、ORANGE RANGEでだって酒を飲める自信がある。

    (思い出は最高の肴)


    …と、今日はそんな話でした。

    それでは!


    Xやってます。↓

    「ドパガキ」とはなんぞや???
    【記事】
    ドパガキと、ミックスグリルと、美味い肴#ミセス #ライラック #YOASOBIhttps://t.co/j6zs2vq1n3

    — 考える犬くん (@masu_otobana) August 21, 2026


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    近々記事を書きたい
    →ビートルズ、XinU、スガシカオ、スキマスイッチ、さかいゆう、中田裕二

    既に記事有り(もっと書きたい)
    →藤井風、Mr.Children、山崎まさよし、秦基博、ゴスペラーズ、カーペンターズ、L'Arc~en~Ciel、BUMP OF CHICKEN

    — 考える犬くん (@masu_otobana) November 14, 2023


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