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絵の具をぶちまけた漁師町┊︎ブラーノ島🇮🇹┊︎世界のカラフルな街紀行♯1

    ブラーノ島。
    メルヘンの世界。
    そして、カラフルな家々が並ぶこのブラーノ島こそ、私が「カラフルな街巡り」にハマるきっかけとなった場所。訪れたのは秋、ちょうど中国の国慶節の長期休暇中で、イタリアのベネツィアに滞在していたときでした。

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    秋のヴェネツィア

    北京での暮らしももう10年以上。
    最初は「来たばかりの外国人」という感覚で、毎日が「旅」をしているような感じで、毎日が新鮮で刺激的。中国国内を旅し、気づけば中国人の友人も増え(結果的に日本人の友達より中国の友達の方が多くなった)、駐在員や駐妻の方々が経験しないようなことまで経験したりしながら、北京での日々に浸っていました。

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    のんびり心ゆくまま

    でも、長く「旅」をしていると、いつかはその感覚は変わるもの。
    数年前、コロナの影響で外出できなくなり、というか、コロナは単なるきっかけだったのだけれど(それ以前から予兆はあった気がします)、どうも何もかもが億劫というか、出不精になっていっていた。と、同時に、なんだか全てに自信を喪失していきw、海外暮らしの「スランプ」に陥った状態に。これまでの生活スタイルに、どうも体と心と気力がついていかないような、バランスがガタガタ〜と崩れていくのを感じジタバタしていました。そして、まあいいやパァーッとどこかに高飛びすっか!と、辿り着いたのが、イタリアのブラーノ島でした。

    ブラーノ島は、ベネツィア本島から船(フェリー)で40分ほど(だったかな?)の距離にある小さな島。船から鮮やかな色彩で染め上げられた家々が見えた時、なんだか心がものすごいはしゃいだのを覚えています。

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    島が見えてきました


    島はとてもこじんまり。
    どの家も隣の家とは違った色で塗られ、まるで絵本の中の世界。漁師たちが霧の中でも自分の家を見分けられるようにと、家をビビッドな色で塗り、それがやがてこの島独特の美しい景観を生み出したと言われています。

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    そして島の教会が見える場所。ふと目をやると、あれ?教会が傾いている…?そう、ブラーノ島のこの傾き具合も実は斜塔好きにはたまらないらしい(私は斜塔フェチではありませんが)。斜塔といえば「ピサの斜塔」が有名ですが、ブラーノ島のナナメッティ具合も、「通(つう)」にはムフムフものだとか。笑

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    たしかにかなり傾いている?

    島の細い路地裏を散策しながら、ランチを楽しんだり、カフェでひと休みしたり。私が訪れたのは9月末、気温も快適で、真っ青な空の下、開放感満点の島訪問となりました。

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    のどかな昼下がり
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    レストランのメニューもカラフル
    もちろん昼から呑む
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    島の漁師さん
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    私にもこんなところで井戸端会議をする前世でもあったのかな


    世界はまだまだ知らない色に溢れている。
    なにかになんとなく行き詰まっていても、どこか違う場所に行けば、全く違う世界が広がっている。日常からのちょっとした「脱出」はカラフルであればあるほどいい。

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    美しい壁。

    こうして、ブラーノ島への旅をきっかけに、少しだけスランプから脱出した私は、その後も休暇のたびに「色を探しに」出かけるようになったのでした。

    ブラーノ島を後にし、ベネツィア本島に戻ると大きな満月が夕暮れの空に浮かんでいました。

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    人生、ゆらりのんびり。
    いつだって予想外の美しさはそこにある。


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    色フェチです。北京在住🥢「旅×写真×文字」を更新中📚“カラフル”を肴に、今宵も晩酌がてら、ニンマリひとつ。早稲田大学政経学部卒。創作大賞2025中間選考通過(エッセイ部門)🍷 旅の役には立ちません。暮らしの役にも、たぶん。 夫(🇯🇵)と二人暮らし。 ──なお、ブタは仮の姿です。

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