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「今ここ」に戻してくれるルーフバルコニーでのマインドフルネスごはん



    連休の始まりは仕事だったので、私たちは今日までお休み。  
    少し遅れてやってきた休日に、なんだか得したような気持ちになる。

    今日は予定を入れず、家でのんびり過ごす。
    簡単に掃除と洗濯を済ませると、後は私のご褒美時間。
    何をしても良い自由な時間。
    外に出かけることも好きだけど、こうやって家で音楽を聴きながらゆっくり過ごすのも大好きになってきた、この頃。

    空は少し曇り気味。  
    強すぎない光がちょうどよくて、久しぶりに期間限定の特等席——ルーフバルコニーでランチをすることにした。

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    薄い光。
    頬をなでる風。  
    鳥のさえずり。  
    遠くを飛んでいく飛行機の音。  
    青空とゆっくり流れる白い雲。  
    眼下に見える木々や家々。

    そんなものを心地良く感じながら、美味しいものをいただく。

    「食べる瞑想」という言葉があるけれど、  まさにそんな時間。


    急いで食べない。  
    次の予定も考えない。
    今ここに戻ってくる大切な時間。
    ただ、風と一緒にごはんを味わう。

    ◯アルモンデひよこ豆粉のチヂミと手作りパイ


    ランチは、ひよこ豆粉のチヂミと手作りパイ。

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    ひよこ豆粉を水で溶き、フライパンに入れ
    冷蔵庫にあったひじきの煮物と刻んだニラを乗せる。

    そこへ、塩麹をまぶして焼いておいた豚肉を小さく切って加え、こんがり焼くだけ。

    卵も使わず、小麦粉も使わない。  
    グルテンフリーなのに、しっかり満足感がある。

    味付けも不要。  
    ひじき煮の旨みと、塩麹豚の塩気だけで十分おいしい。

    発酵の力と、残りものの組み合わせ。
    こういう「気負わないごはん」が、
    最近ますます好きになってきた。



    ◯ランチの後はお茶と一緒に読書時間


    ランチの後は、  
    好きなお茶と一緒に、そのままルーフバルコニーの特等席で本を読む。

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    風に吹かれながらページをめくる時間は、 部屋の中での読書とはまた少し違う。

    鳥の声や、遠くの生活音、  
    流れていく雲を気持ちよく感じながら読むと、気持ちまでゆるんでいく。

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    移ろいゆく雲の様子を
    眺めるのも大好き


    同じ家にいながら、  
    少しだけ旅に出たような気分になる。

    眼下に遠く広がる景色を眺めながら
    鳥のさえずりを聴きながらの
    ごはんとお茶と読書は、
    家で過ごすお気に入りの時間の
    ひとつだ。

    どこか特別な場所へ行かなくても、  
    風や光や空の自然を感じられるだけで、  心はこんなにも満たされる。

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    ◯おやつはジャムとハーブの小さなごほうび


    そしておやつは、クラッカー。

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    オレンジジャム、ペッパーチーズ、
    サルサソース、そしてベランダから
    バジルを1枚。
    トマトとバジルの香りが口の中で
    ふわっと広がる。

    甘さ、塩気、爽やかな香り。  
    そのバランスがちょうどいい。

    特別なお菓子ではないけれど、  
    こういう「家にあるもので楽しむ時間」も今はとても好きだ。

    お茶を飲みながら、  
    風を感じ鳥のさえずりを聞いていると、
    どこかへ出かけなくても、休日はとても豊かに感じられるようになる。

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    ◯朝ごはんは小さな喫茶店みたいに

    卵と牛乳にゆっくり浸したパンを、ココナツオイルでじっくり焼き
    仕上げにシナモンとカルダモンをふる。

    砂糖は使っていないのに、  
    ココナツオイルのやさしい甘い香りと、スパイスの風味で、十分満たされる。

    添えたのは、サラダ、目玉焼き、低温調理の鶏ハム。

    なんでもない朝なのに、  
    まるで小さな喫茶店のモーニングみたい。

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    鶏ハムや野菜には
    梅味噌をかけて


    ◯夜ごはんは、静かに満たされる食卓


    夜ごはんは、ラザニアと重ね煮、ニシンの塩焼き、糠漬け。


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    盛りだくさんの野菜を重ね煮に
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    洋風なのか和風なのか、よくわからない組み合わせだけれど、  
    その日の「食べたい」が並んだ食卓はなんだか自由で心地いい。

    ラザニアの熱々のソース。  
    重ね煮の、野菜からじんわり出た甘み。  
    こんがり焼けたニシンの香ばしさ。

    それぞれ違う味なのに、  
    不思議とちゃんと調和している。

    これまでは、献立の統一感や栄養バランスを気にしていたけれど、
    今は、
    「食べてほっとするか」
    「体がよろこぶか」
    のほうが大事になってきた。

    発酵や重ね煮を続けていると、  
    豪華な料理よりも、
    こういう、静かに整うごはんに  
    体も心も安心するようになってきた。

    ◯台所は、自分を取り戻す場所


    少し前までは、  
    ごはんは何かのために「作るもの」だった。

    家族のために。  
    栄養のために。  
    時間に間に合わせるために。

    でも今は、少し違う。

    よく味わうこと。
    香りを感じること。  
    季節を感じること。

    そんな小さな感覚を取り戻す時間でもある。

    ルーフバルコニーで食べるごはんは、  
    豪華ではないけれど、
    私を「今ここ」に戻してくれる
    豊かな時間。

    家の中にいて、特別な出来事は何もないのに、振り返るととても充実した豊かな休日だった。
    こんな日も大好き。


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    発酵、重ね煮、薬膳、ハーブ、スパイスを楽しみながら、 台所と暮らしを綴っています。 子育てを終え、孫を見守る世代だからこそ感じる食卓の記憶、季節の手仕事、人とのつながり。 読む人の心が少しゆるむような場になれたら嬉しいです。 発酵食エキスパート1級、薬膳・スパイス・アロマ資格保有

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