
突き詰めましょう!!
題名:しっぽの先のよろこび
絵本の仕事を続けながら、夜更けのソファーを小さな舞台に描いた。両手をあげて眠る彼と、その脇に寄り添い、ふわりとした毛に頬を寄せる女性。深い青と青緑の光のなかで、彼の身体から伸びる腕の線が、画面いっぱいに静かな弧を描く。幼いころ母に読んでもらった、悲しい結末の動物絵本。その余韻を抱えたまま、それでも一瞬の喜びを残したかったのだ。手つきは以前より落ち着き、形も迷わない。けれど、しっぽのように流れる線の一部だけは、待ちきれない心が少し大きく跳ねた。

題名:脇とひげと胸毛~愛する私のため~
昼下がりのモコモコのラグに包まれたソファーで、両手をあげて眠る彼と、そのそばに寄り添い、脇のふわりとした毛に頬を寄せる女性。黄金の光のなかで、彼の顎に伸びる無精ひげ、無精ひげは2日目の夜が良い。時々きらりと光る『無精ひげの白髪』はピンセットで抜く。少し痛がる顔つきがたまらない。そして手のひらや腕でじょりじょりと愛でる。3日目の無精ひげは痛いだけなので剃ってもらう。それから耳の後ろのにおいを嗅ぐ、好きな人のココが一番好きな匂い。胸の毛でピロンとした長いものは、了承を得てから素手で抜く、コレクションのように薄いティッシュに並べる。眉毛は整頓されてないものが良い。眉毛と脇の毛はセットで手入不要です。ありのままが乾燥しているところを手の平で触れるか触れないかくらいの加減でなでる。痛がり、くすぐったい表情が至福だ。そう、私は『匂い』と『体毛』フェチです。恐悦至極に存じます。
