
小さな手で 借りた本 #シロクマ文芸部
借りた本を眺める。
それは図書館から
我が子が小さな手で本棚からとってきた一冊だ。
お気に入りのバスが描かれた本。
普段よくバスに乗っているからか、
まだ言える言葉は少ない中でも
「バス」
だけははっきりと言葉にできる。
これからどんどん言葉が増えていくのだろうなと、
そんなことを思いながらその表紙に目をやる。
グーパーができるようになった小さな手が、
今ではその本をパラパラと自分でめくるようになった。
ページをめくるたびに、未来の扉を一枚ずつ開いているかのように思えて愛おしい。
いつか私の手を離れて遠くへ行く日が来たとしても、
あなたが自分で選んだ道を、
たくさんの言葉と思い出を抱えて進んでいけますように。
これからどんどん、未来のページをめくっていってね。
#シロクマ文芸部
前回の小さな手の続きを書いてみた。
書き始めると、楽しくなってきた。
お題をありがとうございました。