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Photo byinagakijunya

慢性腎臓症の真実

     前回から、腎臓病治療について、話し始めました。

     今回、最近の考え方に基づく、腎臓が悪い状態。
     慢性腎臓病について、説明します。

     「新たな国民病。患者数は成人人口の約11%、約1100万人」
    なんて、言われたりしますが、何故でしょう。
     新しく、日本人が病気に罹りやすくなったからでしょうか?
     違います。
     診断基準が簡単だからです。
     と、言っても検査しないと分からないのですが、その検査が特殊な方法で無く、健康診断でもある程度わかるからです。

     診断基準を書きます。
    ①)尿異常、画像診断、血液検査、病理診断にて、腎障害の存在が明らか。特に蛋白尿の存在が重要
    ②)GFR<60ml/分/体表面積1.73m未満
    ③)①、②のいずれか、または両方が3か月以上持続する場合
     要は①②のどちらかが3ヶ月以上続けば慢性腎臓病になります。
     ちなみにGFRは、計算式で推定する事が多くて、クレアチニンと言う血液の値から計算する、eGFRと言う数値を使います。

     健診では、だいたい、尿検査とクレアチニンは測る事が多いので、そこから疑う事は出来ます。
     正確な尿蛋白量は別に測らなければいけないのですが、1+とか2+とか大まかな量はわかります。

     と、なると慢性腎臓病の診断は比較的簡単に出来てしまいます。

     問題は、「なんでそうなった?」と言う事です。

     次回説明します。

    腎臓って何をするところ? | 日本腎臓財団

     
     
    今もって厨二病、 役者に憧れる医者、 内科専門医、腎臓専門医、透析専門医、ICD(Infection Control Doctor)

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