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安室ミチル 2

    2

     朝起きると、死にたいと思う。いつものことだ。ビートルズの歌にこんなのがあった。

     寂しくて死にたい
     寂しくて死にたい
     もし僕がまだ死んでいなかったら、君にはその理由がわかるよね。
     朝、死にたい。
     夜、死にたい。
     もし僕がまだ死んでいなかったら、君にはその理由がわかるよね。

     会社に行きたくない。会社に行きたくなんてない。毎朝のようにそう思うのだ。
     でも会社に行かなければ、仕事をしなければ、生活ができなくなる。
     宝くじが当たりでもすれば会社なんてすぐにでもやめてしまうのに、と思う。だけども当たらない。あたるはずがない。
     しかたない。このまま生きるしかない。

     安室ミチルのポスターを眺める。

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     さあ、元気を出して今日も会社に行こう。
     そう思う。
     ああ、安室ミチルは僕の天使だ。救いの神だ。ありがとう、安室ミチル。

     しかしながら昨日の夜に僕が荒川の土手で出会った女はいったい何者なのだろうか?
     あれが安室ミチルのはずなんて無いよね。
     まあいいや、会社に行こう。

     
     
    僕は小説を書いています。noteで販売をしています。 甘野書店にいらっしゃい! 映画が好きです。チョコレートが好きです。 メンバーシップをやっています。共同運営マガジンもあるよ。

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