
ふみわくらぶ便り Vol.30
メンバー紹介05 悠雨木はな
ふみわくらぶから今回の文学フリマ大阪に本を出品された方には、事前に10問の共通アンケートに記入していただいてます。メンバー紹介は、そのアンケートを基にお送りします。もちろん、本の紹介もお送りしますのでお楽しみください。
1.今回の新刊のタイトルを教えてください。
『浮き手紙』
ちなみに、著者の「悠雨木はな」は「すうぷ」(note)の俳号です。
2.新刊を一言で表すと、どんな作品ですか?
独り言と溜息と自分への励ましを綴った都々逸集です。短い言葉に本音を託しました。
3.この作品を書こうと思ったきっかけは何でしたか?
昔から和の韻律(七五調)が好きで、中でも都々逸は肩肘張らずに作れるところが魅力です。言葉が浮かびやすく、作っていても楽しいので、ZINEがまだノープランの状態で手始めに書きました。
4.執筆中に一番苦労した点、逆に一番楽しかった点は?
都々逸でいくと決めるまでが長くて苦労しました。
エッセイを10本ほど書いたり、過去作の俳句と短歌を整理したり迷いました。最終的に、最初に書いた都々逸集になりました。
楽しかったのは、「ことば遊び」の章に載せた都々逸を思いついた時。
まだ雑ですが、方向性としては「ことば遊び」を続けたら面白そうと思いました。
5.この作品で特に読者に注目してほしい場面や一文を教えてください。
どこから開いてもらってもかまいません。
冒頭の
「ガラスの瓶に 手紙をこめて 波に返した 夏の果』
こちらを最初に見ていただけると、宛名のない手紙を浜辺で拾って、うっかり読み始めた気分になれるかもしれません。
6.この本はどんな読者に届いてほしいと思っていますか?
家族のことで心を砕いて笑顔が上手く作れない人に届けばうれしいです。
思わずクスッと笑えるような一節を見つけてもらえたら本望です。
私自身が常に「家族って難しい」と思って、もがいてきた十年来の経験から生まれた都々逸なので。
7.影響を受けた作家や作品があれば教えてください。
特に意識した作家・作品はありませんが、noteでかつて企画されていた「みんはいまつり」に影響されているのは間違いありません。
8.タイトルにはどんな意味や思いが込められていますか?
『置き手紙』に引っかけて『浮き手紙』です。
出しそびれた手紙を波に浮かべてそっと手放す・・・という設定にしたことで、私の内なる本音を見せられるような気がしました。
9.装丁や表紙、デザインでこだわった点はありますか?
表紙の画像はタイトルが決まった時点でイメージしていました。
お仲間のriraさんにラフな画像を送ったら、最高の形で表紙とタイトルのデザインをブラッシュアップして作ってくださいました。心から感謝します。
10.最後に、このインタビューを読んだ方へメッセージをお願いします。
文字数は少ないですが、「余白」もメッセージの一部と思って作りました。手に取っていただいた方それぞれが読み取った「行間」の余韻を味わってほしいと願っています。
初めてゆえに至らぬ点ばかりですが、思い入れのあるZINEです。押し付けがましくない形を意識した作品なので、セレンディピティを信じて届くべき方に届けられたらいいなと思っています。
浮き手紙

B6、44ページ、500円
2026/9/13発行
都々逸集『浮き手紙』
宛名のない手紙を拾ったつもりで、さらりと眺めてふっと笑ってもらえれば何よりです。

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次は、見据茶(みすてぃ)さんです。
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