
世界に撒かれたY-Hydro|【山田、最後は勘。】青カピバラワクチン生成計画
新種の禁忌がこの世界に解き放たれた。
そう、Y-Hydroウイルスである。
データを待つまでもない。
すでに感染者が出ている。
そう、私とか。
感染源・【山田、最後は勘。】
山田様の英知の宝庫は無限の深淵。
ストック記事がすでに100を超えているという。
恐怖でしかない。
山田様は、ショートショートをも軽々と紡ぎ出す鬼才。
私には到底達し得ない領域であるため、羨ましいまである。
さらに戦慄すべきは、この記事を埋め込もうとした際、3回ほど【イワシハザード】にジャックされた。
怖い。
Y-Hydroウイルス……危険度がラグナロクに達している。

山田様は、私という陰影に生きる者には眩しすぎるひt…カピバラだった。
理想の夫と、この世で一番可愛い姉妹ちゃんと関東の片隅で暮らす主婦。
絶対的リア充。
我が影の領域とは完全なる対極を成す陽キャ属性に違いない。
その名は幾度となく視界に飛び込んできたし、noteを開けば毎回『今日のあなたに』によって脳内に刻み込まれていった。
1日に数回更新される記事。
何度も眼球に突きつけられる【山田、最後は勘。】。
ゴリ押しされるから、読むしかなかった。
スキを押して、撤退した。
これこそが、心理術式『ザイオンス効果』というやつなのか。
そう、すでに好きだった。
ただ、自ら起こせるアクションはスキが限界だった。
文章が秀逸。
おもしろい。
日常から非日常に至るまで、あらゆる事象を記事に封印し、最後は勘で突破する。
そんな山田様と、お話できる機会が巡ってきた。
最高の酒神の使徒だった。
言葉を交わすほどに惹かれて止まらない。
そうして山田様は、我が“ママ”となった。
なんという祝福。

山田様は、この世にイワシハザードを起こした。
そんな山田様だが、いまや自身が新たなウイルスとなって界隈をざわめかそうとしている。
Y-Hydroウイルスに感染すれば、全宇宙の生命体は『山田@カピバラへ』と変貌する。
山田様はこの世に1人で十分である。
そのため、抗体を生成する。
原料は『青いカピバラ』。
かの“青い彼岸花”レベルの入手難易度。
だが、私は屈しない。
ステルスにより山田様から『青いカピバラ』を奪取し、地下研究室にて日夜実験と錬成を繰り返した。
そうして、ついに奇跡は完成したのだ。
臨床試験は?
安全性の確認は?
副作用の検証は?
そんなものしていない。
だが、完成した。

ワクチン投与の被験者を募集している。
