
#12 ☕️なんかあんな風になりたくない」と思われる側になって
「若者が出世を望まない理由」という投稿を見た。
並んだ理由のひとつに、疲れた上司の姿を見て「あんな風になりたくない」と思うから、とあった。
教える立場にいる私には、少し胸に刺さる言葉だった。
仕事を覚えてくれたらうれしい。
できることが増えたら、次の役割も任せたくなる。
けれど、その先にいる私が、いつも疲れていたら。
責任者になることを、楽しみには思えないかもしれない。
夜の締め作業を任せられる人が足りず、思うように休めない。新しく教え始めても、出勤が重なる時間は限られている。日々の営業をしながら、一つずつ覚えてもらうには時間がかかる。
その姿を近くで見ているスタッフにとって、「責任者になる」は「あんな風になる」に見えているのだろうか。
💭 もちろん、そう言われたわけではない。
私自身が気にしていることを、相手の気持ちに重ねているのかもしれない。
責任を引き受けることにためらいがあったとしても、理由はいろいろあるはずだ。まだ自信がない。今の働き方を大切にしたい。仕事以外に優先したいことがある。
そこを聞かないまま、「最近の若い人は」とまとめることはできないと思う。
🌱 それでも、人に任せられる仕事を増やしたい。
実際にやってみることで、初めて分かることがある。締め作業も、朝の段取りも、説明を聞いているときと、自分で判断して動くときでは違う。
少しずつ経験を重ねて、自分でできるようになってほしい。
その気持ちは本当だ。
そして、私自身も休めるようになりたい。
それも本当である。
誘う理由には、誘う側の都合も混ざっている。その正直さから、目をそらしたくはない。
では、どんな言葉で声をかけたらいいのだろう。
「やりがいがあるよ」だけでは、十分に伝わらない気がする。
「大変だけど」と前置きすれば、不安を増やしてしまうかもしれない。
せめて、私が楽しそうに働いていれば。
そんなことも考える。
でも、疲れを隠して笑うことで、次の人は安心できるのだろうか。
🤝 必要なのは、「やってみても大丈夫」と思える条件なのかもしれない。
最初は一緒にやる。
一度に全部ではなく、任せる範囲を決める。
迷ったときに確認できる手順と、相談する相手をはっきりさせる。
終わったあとには、困ったところを一緒に振り返る。
私が欲しかった支えを、次の人にも用意したい。
ただ、その支えを用意する時間まで、現場の誰かが無理をして作るのでは、同じことの繰り返しになってしまう。
教えている間の仕事を誰が支えるのか。
責任を持つ人が休む日は、どう助け合うのか。
人を育てることと、育てられる環境を整えることは、一緒に考える必要があるのだと思う。
🍀「あんな風になりたくない」と思われているかどうかは、まだ分からない。
けれど、次の人にまで、今の私と同じ無理を引き継ぎたいわけではない。
人を育てる側になって、私は今、誘う言葉と、その言葉を支える準備を探している。
💬 皆さんには、「それなら、やってみようかな」と思えた言葉や、支えがあるだろうか。
よければ聞かせてほしい。
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📖 教える側になって考えたことは、こちらにも綴っています。
「#6 新人教育で、教える前に考えたいこと」