
特別なスキルなしで始めた副業|事務OLが業務委託で任されている仕事の中身
こんにちは、minaです。
本業はフルタイムの事務、副業で業務委託のアシスタント兼マネージャーをしている、そのへんの社不OLです。心の底から働きたくありません。
以前の記事で、副業のある1週間の仕事を全部書き出しました。
日程調整、業者さん選び、契約の段取り、仕組みの見直し。
あの記事を書いたあと、「それって特別なスキルがある人の仕事じゃないの?」と質問箱をいただきました。
答えは、 いいえ です。
私は資格もないし、デザインもプログラミングもできません。あるのは、本業で何年もやってきた事務の経験だけです。
そして副業で任されている仕事のほとんどは、その事務の経験がそのまま使えるものでした。
今日は、本業のどんな経験が、副業のどんな仕事に使えたのかを書きます。「事務しかやってこなかった」と思っている人にこそ読んでほしいです。
始める前は「事務しかできない」と思っていた

副業に誘われたとき、最初に思ったのは「私にできることなんてある?」でした。
事務の仕事は目立ちません。書類を確認して、メールで調整して、期限を管理する。うまくいって当たり前、ミスをすると目立つ。褒められることはあまりありません。
なので、自分に「売れるスキル」があるとは思っていませんでした。
でも実際に始めてみると、副業先で「助かる」と言われるのは、本業で当たり前にやっていたことばかりでした。
本業でやってきたことを書き出してみた

まず、本業で私がやってきたことをざっくり書き出してみます。会社が分からないように、少しぼかしています。
申請を受け付けて、契約や支払いまでの流れを管理する
いろいろな部署や社外の人と、メールで日程や内容を調整する
外部の業者さんに見積もりをお願いして、比べて、社内に説明する
誰が担当しても同じようにできるよう、手順をまとめる
新卒のころは、毎日届く大量の書類を確認して処理する
どれも、事務職の人なら似たようなことをしているのではないかと思います。
副業でそのまま使えた経験5つ

1. 申請の流れの管理 → 契約を前に進める段取り
本業では、申請を受け付けてから、承認、契約、支払いまでを、いくつも同時に進めています。どれが今どこで止まっているかを把握して、止まっていたら声をかける。
副業でも、営業の皆さんが取ってきたお話を契約にする段取りを任されています。書類を誰が受け取って、誰が押印して、どこに保管するか。扱うものが変わっただけで、やっていることはほぼ同じでした。
2. 部署をまたいだ調整 → 社長と営業さんの日程調整・催促
本業では、立場も忙しさも違う人たちに、メールで予定を合わせてもらったり、期限までに返事をもらったりしています。角を立てずに催促する文面は、数えきれないほど書いてきました。
副業でいちばん頻度が高いのも、実はこれです。忙しい社長や、外回りの多い営業さんに、短く、答えやすい形で聞く。本業で鍛えられた「返事をもらう技術」が、そのまま役に立っています。
3. 業者さんの比較 → 外部サービス選び
本業で業者さんに見積もりをお願いするときは、事前に確認したいことを洗い出して、あとで比べられるように表にまとめていました。
副業で「この作業を外部にお願いできないか」と相談されたときも、やり方は同じです。料金、対応時間、トラブルのときの連絡先。比べる観点を先に決めて、表にして、社長に選んでもらう。本業で何度もやっていたので、初めての相手でも迷いませんでした。
4. 手順書づくり → 仕組み化
本業では、自分が休んでも回るように、手順をまとめておくクセがついています。働きたくない人間が、自分を守るための習慣です。
副業先は小さな会社なので、決まったやり方がないことがたくさんありました。「この作業は、この順番で、この人が」とルールを決めて書いておくと、次からは誰がやっても同じように回ります。自分がいなくても回る仕組みを作るのは、働きたくない私の得意分野でした。
5. 合わなかった書類仕事 → 抜けや漏れに気づく目
新卒で配属された部署では、毎日届く書類を確認して処理する仕事をしていました。正直まったく合わなくて、そのあと休職しています。
それでも、あの時期に身についたものがあります。書類のどこに不備が出やすいか、どこでミスが起きやすいかが、なんとなく分かるようになったことです。
副業で契約書や申込書を扱うとき、「ここ、抜けていませんか?」と先に気づけるのは、あの経験のおかげです。合わなかった仕事の経験にも、ちゃんと使い道があった。これには少し救われました。
本業では身につかなかったこと

もちろん、全部が本業の延長でできたわけではありません。副業を始めてから、新しく慣れる必要があったこともあります。
1. 自分の意見を言うこと
本業の事務は、決まったことを正しく進めるのが仕事です。副業では、「選択肢はこの2つで、私のおすすめはこっちです」と自分の意見まで出すことを求められます。最初は、提案するのにかなり勇気がいりました。
2. 自分の仕事の値段を考えること
会社員のお給料は、会社が決めてくれます。業務委託では、任される範囲が増えたときに、報酬の相談を自分からする必要があります。これは今でも得意ではありません。
3. 一人で判断する範囲を決めること
副業先には、仕事を教えてくれる先輩はいません。どこまで自分で決めて、どこから社長に確認するか。最初に線を引いておくことが大事だと分かりました。
どれも、やりながら少しずつ慣れていけば大丈夫なことです。始める前から身につけておく必要はありませんでした。
自分の経験を棚卸しする方法

「自分にも使える経験があるのか分からない」という方に、私がやってよかった方法を書いておきます。
1. やったことを動詞で書き出す
「事務をしていた」ではなく、「受け付けた」「確認した」「調整した」「比べた」「まとめた」「催促した」のように、動詞で書き出します。肩書きではなく、動作で考えるのがポイントです。
2. 募集でよく見る言葉に言い換える
書き出した動詞を、業務委託の募集文でよく使われる言葉に言い換えます。たとえば、こんな感じです。
日程を合わせてもらった → スケジュール調整
期限までに返事をもらった → 進捗管理
業者さんを比べた → 外注先の選定・管理
手順をまとめた → マニュアル作成・業務フローの整備
書類の不備を見つけた → 書類チェック・契約書類の管理
こうして並べると、事務の仕事はそのまま「アシスタント」や「バックオフィス」の仕事として通用することが分かると思います。
3. 得意かどうかより、苦じゃないかで選ぶ
書き出したものの中から、「やっていて苦じゃないもの」に印をつけます。得意なことより、苦じゃないことのほうが、副業では長く続きます。働きたくない人ほど、ここは大事にしてほしいです。
まとめ

業務委託のアシスタント副業は、特別なスキルがなくても、事務の経験がそのまま使える
申請の管理、調整、業者さんの比較、手順書づくりは、副業でも中心になる仕事だった
合わなかった仕事の経験も、抜けや漏れに気づく目として役に立った
意見を言うことや報酬の相談は、やりながら慣れれば大丈夫
自分の経験は、動詞で書き出して、募集文の言葉に言い換えると見えてくる
「事務しかやってこなかった」は、副業では「事務ならできる」になります。
近いうちに、今から業務委託の副業を探すならどうするか、具体的な探し方も書く予定です。
こんな人が書いています↓
note質問箱もやっています。「この経験は副業に使える?」など、聞きたいことがあればいつでも質問ください。
働きたくないけれど仕事は回したい人に向けて毎日書いているので、よかったらフォローしてもらえるとうれしいです。