
休職、異動、そして副業へ。改札を通れなくなった日からの話
前回の記事で、「副業することになった流れは別の記事で詳しく書く」と書いた。今回はその話。
……のつもりだったのだが、書いてみたらほとんど休職の話になった。副業にたどり着くまでが長い。でも、ここを書かないと始まらない気がするので、お付き合いください。
1回目の「仕事、無理!」

「営業研修はない」はずだった
新卒で入った会社では、入社前に「営業研修はない」と聞いていた。
あった。
まずそこでもやっとした。
本社研修の最後に、配属の希望を聞かれた。せっかく聞いてくれるならと、自分に向いていない仕事を素直に伝えた。すると人事から返ってきたのは、「あれは嫌、これは嫌、とは言わないほうがいいよ」的な一言。
「は?」と思っていたら、配属されたのは、まさに私が苦手だと言った仕事をする部署だった。
聞いた意味とは。
2回目の「仕事、無理!」

毎日届く書類と、暗記ゲー
仕事は、毎日届く書類をひたすら処理すること。不備がないか確認して、不備があれば差し戻し、問題なければ登録処理。その繰り返し。
しかも社内システムがなかなかのカスだった(今は良くなっているといいな)。
ミスを仕組みで防ぐという発想がなく、とにかく全部覚えておくしかない暗記ゲー。そんな仕組みだから、ベテランの先輩でもミスをする。新人の私はもちろんミスを連発した。
毎日過去の私が犯したミスが発覚する。
毎日指摘されて、毎日謝って、毎日落ち込む。無理だろ!?どう考えても!
最初は毎日同期とお昼を食べに行っていた。それもだんだん行けなくなって、昼休みはデスクで仮眠をとるようになった。
アホすぎる決定打

そんなとき、好きなアイドルのイベント案内が届いた。日程は平日。一人休んだら大変!という空気の部署。しかも私は、仕事が嫌すぎてすでにちょこちょこ休んでいた。休めね〜。
そのとき、ふと思った。
こんなことをするために生まれてきたんじゃないのにな。
私って、こんなところでこんなことをするために生まれてきたわけではなくない?もっと楽しく毎日を過ごしたいのですが?お父さんとお母さんもこんな私を望んでいなくない?
そこから、どんどん会社に行けなくなっていった。
そんな毎日を過ごしていると、ある朝最寄り駅の改札を通れなくなった。
あ、これは休職しよう。そう決めた。
病院で診断書をもらって帰ってきたものの、どうしたらいいのかわからない。なので「直接渡しに行こう!」と思った。
今思えば、直接渡しに行けるということは、そこまで状況は悪くなかったんだろう。でも私は、体が限界を迎えるより先に「無理なものは無理!」が来てしまう性格なのだ。
翌日は、診断書を渡して「休職します」と言うだけ。なので改札は普通に通れた。現金なものである。
朝フロアに行き、課長を休憩室に呼んで、診断書を出して休職すると伝えた。その日の帰り道には、開放感さえあった。家に帰って部屋着に着替え、ソファに寝転んだ瞬間。最高だった。
休職中の一年

そこから一年、休職した。前回の記事にも書いたとおり、なんの気兼ねもなく過ごした。当時ニートだった友達と、とにかくめちゃくちゃ遊んだ。
ちなみにその友達には、のちに「あの頃はギスギスしてた」と言われた。
でも、「だんだん穏やかになっていったよね」とも言われた。「仕事、この世の悪!」と思ったね。
復職の決意
一年くらい経って、「そろそろ戻ってやってもいいか〜」と思えるようになった。月一で面談していた産業医に復職の話をすると、労務と話すことに。てっきり元の部署に戻るのかと思っていたら、言われたのはこうだった。
「元の部署に戻っても同じことになるから、別の部署で復職してもらうね」
〜ちょっと余談〜
実はこの二年後、新卒で同じ部署に配属された後輩が、研修中に休職することになる。
同期づてに「minaに話を聞きたいって子がいる」と言われ、繋いでもらって夜ご飯の約束をした。当日、待ち合わせ場所で話しかけた瞬間、その子は「今日、会社休んじゃって……」と泣き出してしまった。
その子がしんどかったのは私とは別の理由だったけど、でも、なんかもう、ダメなんだよ、あの部署は。
くじ引きから始まった復職
余談でした。話を戻して、復職。
その時の課長が、まあいい人だった。
初日、デスクで緊張していると、突然「minaさん、くじ引いて」と言われた。とあるイベントに当選させる部署を選ぶくじだったらしい。
言われるがまま三枚くらい引いたら、選ばれた部署の合計人数が偶然、定員ぴったり。「すごい!」と言われた。
いきなりすぎて何が何だかわからなかった。でも、なんか明るくていいなあと思った。
その後の部署の説明では、「この部署の力関係を説明します」と言われた。
「力関係……?」と笑ったら、大真面目に「はい、力関係です」。
そして本当に、管理職の方々の力関係を丁寧に教えてくれた。それってどうなの?と思うかもしれないが、教えてくれたのは管理職のことだけだったので、セーフだと思っている。
新しい部署の人たちは、優しくて、いい人ばかりだった。かといって距離感がベタベタでもなく、冷たくもない。ちょうどいい。業務も毎日違うことをする。
よかったなあ、と心から思った。
そして、副業へ

復職してすぐ、会社で副業が解禁された。「なんか始まったな〜」くらいに思っていた。
解禁されてしばらくして、高校の友達が副業をしていると聞いた。愚痴も含めていろいろ話を聞いていたのだが、ある時こう言われた。
「人手が足りてないから、手伝ってくれない?」
業務内容は、なんとなく本業と似ている。でも、任される裁量や進め方はまるで違う。業界も全然違うので、そこがめっちゃ新鮮。楽しくやっている。
おわりに

苦手と言った仕事に配属されて、改札を通れなくなって、一年休んで、場所を変えてもらって、友達に誘われて副業を始めた。
こうして並べると、なかなかの遠回りだ。でも、あの日改札の前で「無理なものは無理」と認めたから、今の場所にたどり着けたのだと思う。
次は、実際にどんな副業をしているのかを書こうと思います。よかったらフォローしてください☺️
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