
ティッシュ字千字文
(約2,400字)
以前、「ティッシュ字検定」の記事に刺激され、ティッシュに文字を書くことに熱中した時期がありました。


字を書くだけでは物足りなくなって、絵を描いたり。

でも、いつしか熱が冷め、しばらくティッシュ字のことは忘れていました。
ところが最近、ティッシュ字のZINEが発行されるという噂を耳にしました。
そのZINEは、10/25の「大阪なんのはなしですかフェス」、そして11/8の文フリ東京で販売されるそうです。
ティッシュ字のムーブメントは、今も広がり続けているようです。
それを知って、久しぶりにティッシュに字を書きたくなってしまいました。
さて、何を書きましょう。
そうだ、千字文はどうかな。
「千字文」というものを、私はpopoさんの記事で初めて知りました。
千字文とは、重複しない1,000の漢字を用いて作られた漢文の長詩です。子どもの漢字学習や書道のお手本として古くから使われてきました。
漢字が一字も重複することなく、4字ずつ250の句で成り立ち、意味のある文になっている。よくこんなことを考えたものです。
書道愛好家のpopoさん(現在無期限でnoteお休み中)と違って、私はそれほど書道に関心はないのですが、千字文がどのような漢字で構成され、どんなことが書いてあるのかとても知りたくなりました。
それで、古本ですがテキストを購入したのでした。


内容も森羅万象、人生万般にわたり、天地自然の広大さから、人としての身の修め方等、微に入り細にわたって名言・名句で表現されており、覚えやすく理解もし易いため、書を習う手本としても格好のものとなっている。
巻末に訳注が載っていたので、千字文がどのような内容なのかわかりました。
少々説教くさい部分もありますが、「そうだよね」と共感できるところも。
例えばこんなところ。
愛育黎首:庶民を愛し慈しみ、自ら下民を感化した。
禍因悪積:悪を重ねれば不幸を招くものである。
福縁善慶:善行を積めば幸福を得る。
尺璧非宝:一尺もある宝石があったとしても尊ぶべきではない。
寸陰是競:一寸の光陰を大切にすることこそ宝となる。
早速、この1,000文字をティッシュに書き写すことにします。
近所のスーパーで一番安いティッシュと、ぺんてるの筆文字サインペンを使用しました。

一般的な筆ペンは滲みがひどくて、私には扱いきれませんでした

全く気づかずに書き進めるM夫人
うわっ、やっぱり滲む!
ペン先が引っかかる!!
画数の多い字はインクで潰れ、引っかかったペン先でティッシュにズブズブと穴が開いてしまいます。
そこがティッシュ字の難しいところであり、スリルのあるところです。
手を止めて全体を眺めました。
字の中心が揃っていないし、字の大きさもバラバラだし、このバランスの悪さは何なんだ。
要するに下手ということです。
ゆめゆめ、popoさんがお書きになった美しい臨書とは比較しないように。
今回は上手に書くことは諦め、とにかく1,000文字書き写すことだけを考えることにしました。
千字文を書くのはなかなか楽しいです。
以前、般若心経を写経した時、同じ字が何度も出てくることもあって、正直のところ、書いていて少々飽きが来たのでした。
それに対し、千字文では1つとして同じ文字が出て来ないから新鮮です。
でも、千字文は大昔の中国で生まれたものであるだけに、見たことのない漢字が結構含まれています。日本で現在使われているのとは形が違う字(旧字なのでしょう)も多くて戸惑います。
それに、滲まないよう破らないよう緊張しながら書いていると、よく見慣れた文字さえゲシュタルト崩壊を起こして何だか変な字に見えてきたり。
はー、書けました(←書けたつもり)。

ほんとに1,000字あるのかしら。
念のため数えてみます。
4文字×6行で、ひとブロック24文字。
これがティッシュ1枚に8ブロック。
24文字×8ブロックで、ティッシュ1枚の中には192文字書かれている、という計算になります。
これが5枚で960字。
最後の1枚は4文字×8行なので32字。
960+32=992。
あれ?
8文字足りない!
どこで間違えた⁉
テキストと照らし合わせます。
すぐに間違いがわかりました。
3行目と4行目を飛ばしていたのでした。
テキストを2枚一緒にめくってしまったことに気がつかなかったのです。
ハイ、書き直し(泣)
さすがに全部書き直す気力はないので、1枚目だけ書き直すことにします。

書き損じは、後でサッシの溝の掃除に使いました

2行追加したもの
最初に書いたものより下手になっているのは、ほとんど集中力が途切れていたせい
改めてティッシュ字千字文が完成しました。







せっかくなので、ティッシュ字企画に応募したいと思います。
この頃ティッシュ字界隈では書道の先生も活躍しておられるようで、そんなところへ下手な千字文を出すのは気が引けるのですが(汗)
えむのマイトンさま、どうぞよろしくお願いします。
せめて楷書くらいペンで上手に書けるようになりたいので、次からはティッシュでない紙に書いて練習しようと思います。


いつきさん、お元気かしら
コニシ木の子さま、ご無沙汰いたしております。
久々に「なんのはなしですか」タグをつけてみました。
どうぞよろしくお願いいたします。