
酢豚が酢豚でなくなるとき
典型的な酢豚味覚パターンから逸脱したときに感じた新たな味覚のお話。
酢豚については過去2つの記事を書いてます。
どちらの記事も酢豚に関する新たな気づきを綴ったものですが、今日、あらたにまたひとつそれが増えました。酢豚は自分(酢豚)を超えられるみたいです。
日本の酢豚は酢がきつい
どうやら一般的に日本で食されている酢豚とは、家庭・外食にまず関係なく酢がきついようです。私のように酢に敏感な味覚を持っている人には、猶更なんでしょうね。でもどうやらそれは事実のよう。
酢がきついってどういうこと?と思いますよね。
酸味がきついと解釈される方がいるかもしれませんが、私が思うにはそうではない。酢のきつさと酢の強さは異なると思います。
酢のきつさとは、口に入れた瞬間から酸味が口内を支配し、食材を噛んで口内融和させようとしてもその酸味が消えずに残り続けること、です。
かたや酢の強さとは、最初こそ酸味のきつさを感じさせるも、食材との食感や味の融和によってそのメニューを酸味の立ち位置から引き立てること、です。
酢が強くなるのに必要なもの
今日試した酢豚がまさに酢が強いものでした。ただ酸味が強い酢タレがかかっていたわけではなさそうで、そこには食材の秘密があるみたいだった。
食べながらも、食べてからも、昼ご飯戦は対象の味覚について一心不乱に掘り下げるのだから面白い。ひさしぶりにその酢豚にロックオンしましたよ。隣の人が見ればブツブツ言ってる私を見て怪訝な顔をしてたかも(笑)。
ぶっちゃけね、必要なものは「塩味」でした。たぶん酢を強くするのはこれしかないはず。塩味が食材と酢と混じることで、酢のきつさが強さに変わる。
どうして塩味なのか?はうまく説明しにくいな、でもこれもまた塩分だけでは強さにはなりにくく、食材(特に旨味がつまった肉や魚など)と塩味が合わさってこそ、酢の強さに結び付くみたいです。
今日の酢豚も、けっして脂の乗ったとろけるお肉ではなく、固い普通のお肉でした。しかしこの肉にはしっかりと塩味が染み込まされていた。もしかしたらブライン液とかにつけてたのかもしれない。
酢豚が酢豚を超える
酢豚って「酢」がつくじゃん?だから酸っぱいのが前面に来る料理なんですよ(おそらく)。で、料理名のごとく酢が前面に出るべき!みたいな感覚がどうしても出るから、黒酢やビネガーなど酢に拘った酢豚が生まれてくる。
でも食べる側からすれば酢だけを食べたいわけでは決してない。あくまで主役は肉の豚🐷。それを食べる傍らに酢が居る、みたいな感じだと思うんですよね。
そして、肉の旨みと甘みとしっかりつけられた塩味に酢が混ざることで、酢豚が酢豚ではなくなってしまう。酢豚なんだけど、口の中で全然違う肉料理になってしまう、そんなスーパー酢豚が生まれるんじゃないか?と思います。
なんか🤤お腹減って来たやん笑、こんな時間にもぅ😆
さぁ、明日は何を試そうか。