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絵金祭りのボランティアをした話

    高知では例年7月第3週の土日に、「土佐赤岡絵金祭り」が催される。
    個人的にとても好きなイベントで過去2回見に行ったのだが、今年はボランティアとして参加してみた。

    どういうお祭りなのか、詳しくは昨年投稿した↑の記事を参照頂きたいが、
    ざっくり説明すると、幕末期に活躍した弘瀬金蔵という絵師が屏風に書いた芝居絵23枚を赤岡町の軒下に展示する、というものだ。

    この屏風絵は保存の観点からも現在は文化財に指定されている。
    展示中は作品が損傷することがないよう、側に守り番を置く必要がある。
    さらにその守り番が訪れた人達に対して作品解説も行う。

    この役目は祭りが始まった昭和52年以来、長らく屏風絵を所有する赤岡町の人々が担っていた。
    しかし町の人だけで続けていくのが次第に難しくなり、近年はボランティアや近隣の学校の生徒さんが、町の人と協力して行っている。

    祭りを見にいく度に守り番の作品解説を楽しみにしていた私は、昨年この役目をボランティアで募っていると知り、是非参加してみたいと思った。
    そして今年の募集が出るや速攻で応募した。

    6月下旬に屏風絵を保管している絵金蔵で説明会があり、当日の流れや注意点、絵金や作品に関する説明や資料を頂く。
    そこで自分が担当する作品が決まり、そこから3週間かけて作品解説の為の準備を行った。

    日頃人前で話す機会など全く無い生活をしているので、うまく作品解説出来るだろうかという不安が常につきまとった。
    (正直この不安は祭りの最終日の最後の解説を終えるまでずっとあった)
    それでも最善を尽くそうと、出来る限りの準備をした。

    祭りは土日の二日間、屏風絵展示は夜の19時から21時の間行われる。
    2時間という短い間だが、多くのお客さんが訪れる。守り番は二人一組で行うので、ペアの人と交代で解説をする。
    自分が解説していない時はお客さんの挙動を注意深く見守る。

    作品解説はまあ自分的には及第点だったと思う。疲れて来るとちょいちょい噛んだりしていたのだが、それでもお客さんは熱心に話を聴いて下さり、解説が終わると温かい拍手を頂いた。
    展示場所の家の方や町内の皆さんにも良くして頂き、「凄く助かります、本当にありがとう」と何度も感謝され、寧ろこちらが世話になっているのにと恐縮するばかりだった。

    四年前に一人で高知に移住してきて以来、出会った人達には親切にして頂く事ばかりで、
    私が此処で暮らせているのも偏に周囲の人々のおかけだ。
    いつかこの恩を高知の人に返していきたいとずっと考えていたけど、
    今回ボランティアとして参加したことで、少しでもそれが出来たかな、と思っている。

    この二日間で沢山の人と出会って、色んな話をした。
    みんな赤岡を、絵金祭りを愛している人ばかりだった。
    そんな素敵なお祭りに関われたこと、本当に良い経験をさせて頂いたと思う。この場を借りて感謝を申し上げたい。

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    今回担当した「累」です。