
エミール・ブトミ
1. エミール・ブトミ(人物)
エミール・ブトミ(1835–1906)は、フランスの著名な政治学者であり、名門パリ政治学院(Sciences Po)の創設者として知られています。 [1, 2]
背景: 1870年の普仏戦争でのフランスの敗北を受け、「エリート層の無知と軽薄さ」に危機感を抱き、国を再建するための新たな指導者層を育成すべく、1872年に「自由政治大学(École Libre des Sciences Politiques)」(現在のパリ政治学院)を設立しました。
主な著作: 『英国政治心理史論(Essai d'une psychologie politique du peuple anglais au XIXe siècle)』 や『憲法論(Etudes de droit constitutionnel)』 など。
1. エミール・ブトミー(M. Boutmy)の概要
肩書: フランスの政治学者、歴史家
最大の功績: フランスの最高峰の名門大学であるパリ政治学院(Sciences Po、当時の名称は「政治自由学校」)の創設者です。
専門領域: 各国の比較憲法学や政治制度史を研究していました。特にイギリスやアメリカの政治体制についての深い分析で知られています。
2. 引用された言葉の背景
新渡戸稲造が引用した「イギリスの王室は、たんに権威の象徴(イメージ)であるだけでなく、国民的統合の生みの親であり象徴(シンボル)でもある」という言葉は、ブトミーが著書『イギリス人:その政治心理の批判的研究』(Le Développement de la constitution et de la société politique en Angleterre などの英国研究)のなかで、イギリスの君主制(皇室・王室)の役割を分析した一節を指しています。
3. この一節での役割
新渡戸稲造は、「優れた政治学者であるブトミーがイギリス王室について言ったこの言葉(王室こそが国家の統一をもたらす存在であるということ)は、日本の皇室にこそ、さらに二倍、三倍強く当てはまるものである」と強調するために、彼の権威ある言葉を引用しました。
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