
#11-1 Better bend than break. フランス語で



英語のことわざ "Better bend than break."(折れるよりも曲がる方がよい / 負けるが勝ち / 柳に雪折れなし)に相当するフランス語は、Il vaut mieux plier que rompre. です。
この表現の詳しい解説を、ご指定の項目ごとに分かりやすくまとめました。
📖 ことわざの意味
日本語の意味:頑なに意地を張って破滅(骨折・破産・挫折)するよりも、時には状況に合わせて柔軟に適応(妥協・譲歩)する方が賢明であるという意味です。
由来:イソップ寓話の「樫の木と葦(あし)」が元になっています。強い嵐の中で、硬くて曲がらない樫の木は根こそぎ折れてしまいましたが、風に合わせてしなやかに曲がる葦は生き残ったというお話に由来します。

🗣️ フランス語の発音(カタカナ)
Il vaut mieux plier que rompre.
カタカナ発音:イル ヴォ ミュー プリエ ク ロンぷる
※「ロンぷる」の「ぷ」は、息を吐き出すような弱い「プ」の音(フランス語のRの音)です。
🔎 単語の意味(日本語・英語)
ことわざを構成する各単語の意味は以下の通りです。

📝 文法的な解説
1.非人称構文「Il vaut mieux + 動詞の原形」
この文の主語 Il は「彼」という意味ではなく、天気を表すときの "It rains." のような、特定の誰かを指さない形式的な主語(非人称)です。
「Il vaut mieux + [動詞A]」で「[動詞A]する方がよい(It is better to...)」という、アドバイスやことわざで非常によく使う重要決まり文句です。
2.比較級「mieux ... que ~」
副詞 bien(良く)の比較級である mieux(より良く)と、比較の基準を表す que(~よりも)が組み合わさっています。
英語の "better ... than ~" とまったく同じ構造です。
3.動詞の原形(不定詞)の並列
que の前後には、動詞の原形(定形変化していない形)である plier と rompre がそのまま置かれています。
直訳すると「折れることよりも、曲がることの方が価値が高い」という文構造になっています。
副詞 bien(ビアン / 良く)の比較級・最上級
不規則動詞 valoir(価値がある、~に値する)の活用

