
【療育探偵02】訪問支援の始まりと一文字の言葉の扉の鍵
はじめまして、emcOmi_in_progress です。
このページに立ち寄っていただき、ありがとうございます。
このnoteでは、私の実体験に基づいた
「家族の再生」と「働き方の変革」についての
気づきを綴っています。
前回の記事では、
児童発達支援(療育)最初の3ヶ月、
モニタリング期間のお話を綴りました。
今回は、モニタリング期間を経て、
最初の支援計画書ができてからのお話です。
(4ヶ月目〜6ヶ月目)
療育という名の「息子の個性調査」は、
4ヶ月目からさらに深いフェーズへと突入しました。
最初のモニタリング期間を終え、
示された「個別支援計画書」。
それは、息子が「自分の世界」と「社会」に
はしごを架けるための、
具体的なロードマップでした。
この時期の私の探偵ファイルには、
地味ながらも人を成長させる「仕組み」が
いくつも記録されています。
1. 「訪問支援」:現場の環境を整える
この時期の大きな転換点は
「訪問支援」の開始でした。
療育の先生が幼稚園へ足を運び、
息子の日常を観察する。
そして園の先生と「どう支えるか」の方針を
共有する。
「家や療育先で頑張る」だけでなく、
「息子を取り巻く環境(仕組み)を最適化する」
チームが組成されたのです。
2. 療育レッスンで見つけた「言葉のスイッチ」
支援計画に基づいた個別レッスンでは、
彼の「言葉の扉」を開くための
緻密な仕掛けが繰り返されていました。
「か」という一文字の鍵
ハサミが欲しいとき、自分からは言えなくても、
先生が「か」と
最初の一文字をヒントを出すと、
「かして」
と言葉がこぼれる。
彼の中に言葉はたしかにある。ただ、
出口の扉を開けるための「きっかけ」が
必要なだけでした。
「役割」に響く驚き。
先生から
「テープ係」という役割を与えられたときのこと。
もちろん名前を呼ばれても返事はできますが、
「テープ係さん!」と呼ばれた後の、
「はい!」という返事に驚かされました。
名前ではなく
その場の「役割」を彼は認識できていたのです。
「自分にできること」が増えていく安心感の中、
療育の教室内で、
彼の口から不意に言葉が溢れ出しました。
「ボール、おっきい、いっぱい」
ただ単語を並べただけかもしれません。
でも、彼の中にある意思が、
他人が想像できる具体的な形となって
世界に放たれたことに、
私は震えるような喜びを感じました。
3. 「移送」からの脱却:園で見せた自発性
こうして療育の「ラボ(実験室)」で
積み上げた成功体験は、少しずつ
幼稚園という「フィールド(実地)」へ
波及していきます。
当時、園生活での難所は、
活動の「切り替え」でした。
休み時間、
大好きな砂場遊びが終わる時間、
まだ遊びたい彼は動きません。
最後には先生に抱きかかえられ、
教室へ移送される……。
そんな「移送」が日常茶飯事でした。
しかし、療育で繰り返した
「課題を頑張ったら、好きな遊びができる」
というサイクルが、ついに園の現場で
芽を吹きました。
ある日、課題活動が終わったあと、
息子は自分から「読みたい絵本」を探し、
加配の先生に差し出したのです。
抱きかかえられて戻っていた砂場からの道のりが、
仕組みの信頼によって、
「自分の意志」で歩く道に変わり始めていました。
4. 当時を振り返って
この3ヶ月間で起きたことは魔法ではありません。
「課題」と「ご褒美」のサイクルを
繰り返しただけ。
でも、その地味な反復こそが、彼の中に
「見通し」という名の安心感を育てていました。
もし今、お子さんの行動を
「わがまま」や「能力不足」と
感じてしまうタイミングがあるなら。
一度、子どもの頭の中にある
「スイッチ」や「情報の整理のクセ」を
探す探偵になってみるのはいかがでしょうか。
次回は、療育7ヶ月目以降のお話です。
私の言葉が、
日々、大切な人を支えるため
不安と闘っている誰かの、
足下を照らす小さな灯火になりますように。
emcOmi_in_progress
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・小学校進学に向け、この先どんな成長があったのか、療育探偵シリーズをまとめてご覧になれます
・【01】療育最初の3ヶ月∶モニタリング期間
・【03】療育7ヶ月目以降∶社会の中で「助けて」と手を挙げるための小さな一歩。
🖊️筆者の歩み
・パパの心の拠り所
・パパの願い