メインコンテンツへスキップ
見出し画像

🌸ADHDの子に朝から早くしてと言ってしまう?支度の流れに重なる見えない負担 | ADHD | 不注意 | 衝動性 | 多動 | アスペルガー | 忘れ物 | 先延ばし | 過集中

    こんにちは、春乃ひかりです。

    先週からハロウィンのイベントがやっていますね。
    仮装した子供達の行列を見かけました。

    長男が幼稚園の頃は、鬼滅の刃が流行っていて
    女の子は禰󠄀豆子ちゃんと胡蝶しのぶさんの
    衣装がすごく多かったのですが、
    先週見かけたイベントでも禰󠄀豆子ちゃんがいました。
    根強いですね!

    長男は昔から憧れている人や
    好きなキャラクターというものが無く、
    (私もそうだったのでなんとなく理解できる)
    やりたいものも無かったので

    私の独断でメルカリで服とネクタイ探して
    100円均一に売っていた魔女の帽子を黄色く塗って
    家にあったおさるのぬいぐるみを持たせて
    某アニメの全身黄色の仮装(というかコスプレですね)
    をさせたのですが、かぶる子もおらず、
    鬼殺隊の男の子に混じって
    黄色すぎてめちゃくちゃ目立っていました。

    黄色い服は迷子防止にとてもオススメです。

    今回は「早くして!」とつい言ってしまう
    子供の動作についてです。

    我が家の息子達は最近のWisc-V検査で
    2人とも処理速度が低い数値でした。
    そして毎日やる事も毎回忘れる、
    すぐ漫画を読みたがるなど

    やはりつい「間に合わないって!」とせかしてしまいます。

    「着替えた?」「朝ごはんは?」「もう出る時間だよ」
    朝だけで、一日分の声かけをした気になる。
    玄関で子どもを送り出した瞬間、ぐったりしてしまうことはないでしょうか。

    毎日同じことをしているのに、どうして覚えてくれないのだろう。
    そんな気持ちになる朝もありますよね。
    今日は、朝の支度が「いつも同じ簡単な用事」とは限らないことを考えます。

    1. 朝の支度は一つの仕事ではない

    大人は「学校へ行く準備」とひとまとめに呼びます。
    でも、その中には、起きる、着替える、食べる、片づける、持ち物を確かめるなど、性質の違う活動が続いています。

    例えば、食事を終えたあと、何もしていないように見える子がいるとします。
    次の行動が分かっていない場合もあれば、分かっていても移りにくい場合もあるでしょう。

    しかも、朝には出発時刻があります。
    一つに時間がかかると、そのあとの余裕が減っていく。子どもだけでなく、保護者もその残り時間を気にしながら動いています。

    米国小児科学会の保護者向け解説は、ADHDのある子の暮らしを考える際、日々の流れや環境を本人に合う形に整理する重要性を示しています。[1]

    そこから考えると、朝の問題は「覚えるまで言い続ければ済むこと」とは限りません。
    一連の流れを、自分で進める負担が関係している可能性もあります。

    2. 同じ朝でも条件は少しずつ違う

    昨日はすんなり着替えたのに、今日は服の前で止まっている。
    そんな違いがあると、「できるのにやらない」と見えやすくなります。

    けれど、昨日は服がそろっていて、今日は靴下が見当たらないのかもしれません。
    昨日は目が覚めていて、今日はまだ眠いのかもしれません。
    これは説明用の例ですが、「毎日同じ支度」でも、実際の条件まで同じとは限らないと分かります。

    また、「早くして」という言葉は、急ぐ必要があることを伝えます。
    一方で、どこから動き直せばよいかまでは、その言葉だけでは明らかになりません。

    保護者が言葉を選べていない、という責めたい話ではありません。
    大人にも出勤や家事があり、目の前の遅れに対応するだけで精いっぱいになります。

    親が急いでほしい理由と、子どもが動けない理由が、同じ朝に存在していることがあります。

    どちらかの事情を認めたら、もう片方が間違いになるわけではないのです。

    3. 声かけの多さは愛情の成績ではない

    子どもを理解しようとするほど、「叱らずに準備させなければ」と思うことがあるかもしれません。
    でも、その目標が保護者をさらに追い込むこともあります。

    毎朝一度も焦らず、柔らかな声で、全部の予定を守る。
    そんな条件を一人で満たすのは、簡単ではありません。

    朝の支度が難しいことから、家庭全体を「うまく育てられていない」と評価する必要はないと思います。
    朝の限られた時間に、複数の用事が集中している、という状況自体にも負担があります。

    4. 朝のつまずきだけで子ども全体を決めない

    子どもについても同じです。
    出発までに何回声をかけられたかだけでは、本人がどこを自分で進めたかは分かりません。
    何もできなかったように感じる朝にも、一部はすでに終わっているかもしれません。

    もちろん、強みを数えれば遅刻の問題が解決するわけではありません。
    困っていることは困っていることとして残ります。
    そのうえで、朝のつまずきが、その子の一日すべてを代表するわけではないと考えたいのです。

    登校の支度は苦手でも、学校で楽しみにしている活動がある。
    食事はゆっくりでも、家族の小さな変化には気づく。
    そうした姿も、同じ子どもの中にあるかもしれません。

    5. 今日からできる小さな一歩

    明日の朝は一つだけ、「何回言ったか」ではなく、「どの行動から次の行動へ移るときに止まったか」を見てみませんか。

    答えを出すためではなく、朝の流れを少し違う角度から見るための観察です。すべてを一度に整えなくても、いつもの一場面に気づくだけで十分です。


    子どもには、その子なりに進めようとしている部分や、好きな順番があるかもしれません。
    一方で、親にも、これ以上は手が回らないという限界があります。
    家庭に合う支えを考えるときには、両方が大切な条件です。

    朝から声を張ってきた方も、送り出したあとに後悔している方も、毎日の出発を支えてきたことに変わりはありません。
    朝の難しさを知ることが、子どもにも自分にも、少し違う言葉を向けるきっかけになればと思います。

    朝の支度の中で、いちばん親子が疲れやすいのはどの場面ですか?

    もしよろしければ、コメントで教えてくださいね。

    春乃ひかりでした。
    Happy Helloween!!


    参照資料

    1. American Academy of Pediatrics
      Simplifying, Organizing, and Structuring the Home Environment: For Parents of Children with ADHD.
      HealthyChildren.org.

    画像
    #ADHD #不注意 #衝動性 #多動 #アスペルガー #忘れ物 #先延ばし #過集中 #毎日投稿 #朝の支度 #朝の時間 #登校 #準備 #着替え #時間管理 #生活習慣 #実行機能 #段取り #声かけ #朝ごはん
     
     
    \少しでも心が軽くなっていただければ幸いです/ 発達特性のある子どもを育てる二児の母。INTP 日本でまだ知られていない海外の知見や概念を元に実践できる形で"親の目線"で届けます。 ゲシュタルト言語処理、AuDHD 海外で議論されている新しい視点を。毎日更新中。

    あなたへのおすすめ