
爪を切っただけでは足りない〜技より先に効く「第0のテクニック」〜
こんにちは。
性典研究家のプリアポスです。
爪は短く切っている。だから大丈夫。
そう思っている人に、ひとつだけ確かめてほしいことがあります。切ったあと、ヤスリをかけていますか。
『性技大全』では、どの技よりも先に、身だしなみの章を置きました。私はこれを「第0のテクニック」と呼んでいます。ここができていないと、あとに続く技がひとつも効かないからです。
今日は、そのなかでもいちばん重い、爪の話から書きます。
切り立ての爪は、ザラザラしている
爪切りで切った直後の爪の断面を、指でなぞってみてください。
思っているより、ザラザラしているはずです。角も残っています。
肌の上なら気にならない程度でも、粘膜にとっては違います。切り立ての断面は、粘膜を傷つけます。 短く切ったことで安心していると、ここを見落とします。
だから、切ったあとは必ずヤスリで磨いてください。 専用のヤスリがなければ、爪切りの背についているヤスリでも構いません。なぞって引っかからなくなるまで、が目安です。
爪だけは、ほかと重みが違う
身だしなみの項目はいくつもありますが、爪だけは別格です。
『性技大全』の指の章と口の章に出てくる技は、ほぼすべて「爪が当たらないこと」を前提にしています。爪が整っていなければ、どれだけ丁寧な技も、そのまま痛みに変わります。
技を1つ覚えるより先に、爪を整える。順番を間違えないでください。
清潔さの基準は、相手のほうが高い
もうひとつ、知っておいてほしいことがあります。
清潔さの基準は、こちらが思っているレベルと、相手が求めるレベルとで、かなり差があります。 自分では十分だと思っていても、相手にはそう見えていないことがある。
そして、デートの延長線上にセックスがあると考えると、一度「不潔だ」と思われた印象は、取り返しがつきにくいものです。
爪のほかに、確かめておくこと
手: 洗う。そして温める。冷たい手は、それだけで相手を身構えさせます
歯: 磨く。口臭を切っておく。キスはここから始まります
髭: 剃る。相手の好みが分からないなら、剃っておくほうが無難です。チクチクするのを嫌う人がいます
匂い: 汗とタバコの匂いを切る。体を洗っていても、服に匂いが移っていることがあります
服: ブラシをかけて、フケとホコリを落とす。だらしない印象は、それだけで減点になります
香りをつけるなら、きつい香水より、ほのかに香るコロン程度のほうが好まれることが多いようです。
技より先に、効く
どれも地味で、技と呼べるものではありません。
けれど、ここが整っているかどうかで、同じ技の届き方がまるで変わります。逆に言えば、ここを整えるだけで、すでに知っている技がちゃんと届くようになることもあります。
次の機会の前に、爪切りのあと、ひと手間だけヤスリをかけてください。
次はこれをどうぞ
清潔感とケアについて、もう少し広く書いた記事です。
姿勢②:セックスは準備で決まる。満足度を分ける「清潔感とケア」の本質
この記事の続きは、『性技大全』の第9章に書いています
身だしなみの項目と理由は第9章に、爪が当たらないことを前提にした指の技は第8部にまとめました。
『性技大全〜46の技と9の体位、そしてその手前にあるもの〜』は、技の手順書です。
技そのものに加えて、技の手前(触れる前の準備と痛みの扱い)と、技のあと(やめどきと終わったあと)まで書きました。