メインコンテンツへスキップ
見出し画像

🌸経営未来手帳・第55号「なぜ、未来ビジョンを『実装した人』だけに未来は実現するのか」

    🌸経営未来手帳・第55号「なぜ、未来ビジョンを『実装した人』けに未来は実現するのか」―考える人と、決めて動く人の決定的な違い


    (執筆:安村明史/ビジネス能力開発株式会社)


    ■はじめに

    私は未来実現会の朝活を主催しています。
    中堅企業勤務のメンバーの一人が、3か月前に自分に書いた手紙を、さらに超える形で「管理本部長に3階級特進した」という報告を聞いて、正直、驚きました。
    もちろん、たまたま空席があったわけでも、運が良かっただけでもありません。
    むしろ、彼自身は「特別なことはしていない」と言います。
    では、なぜこんなことが起きたのでしょうか。
    この出来事は、私にとっても改めて
    「未来は、ある原理に従って実現していく」
    という事実を確認する出来事でした。


    ■未来が動かない人が、必ずやっていること

    未来が動かない人には、共通点があります。
    それは、
    「創造的に問題解決しようとし続けている」
    という点です。
    もちろん、創造的問題解決は重要です。
    現場を改善し、トラブルを収め、効率を高める力は、組織に不可欠です。
    しかし、ここに落とし穴があります。
    創造的問題解決は、
    現在に起きている問題を、現在の延長で処理する力
    だからです。
    時間軸で言えば、
    「現在 → より良い現在」
    であり、
    未来そのものを変える力ではない。
    どれだけ優秀でも、
    未来が「別の場所」にジャンプすることは起きません。


    ■未来を動かす人が、最初にしていること

    一方で、未来が動く人は、
    最初に「問題解決」から入っていません。
    彼らが先に行っているのは、
    未来ビジョンに対する優先的な決断です。
    ・正解かどうか分からない
    ・保証もない
    ・今の延長線には見えない
    それでも、
    「こちらの未来を選ぶ」と先に決める。
    ここが、すべての分岐点です。


    ■決断とは「意思」ではなく「構造」である

    多くの人は、決断を「気合」や「覚悟」だと思っています。
    しかし実際には、決断とは
    構造を変える行為です。
    未来を先に決めると、人は無意識のうちに、
    ・集める情報
    ・付き合う人
    ・学ぶテーマ
    ・日々の小さな判断
    を、その未来に整合するものだけに絞り始めます。
    これは努力ではありません。無意識に
    選択肢が削られ、行動が自然に揃っていく状態です。
    この現象を、私は
    「未来から現在が再編される」
    と呼んでいます。


    ■バックキャスティングが起こす「静かな変化」

    未来を先に置くと、
    人は「頑張らなく」なります。
    代わりに、
    ・優先順位が明確になる
    ・迷いが減る
    ・小さな行動が連続する
    ようになります。
    これは、
    「創造的に考えた結果」ではなく、
    未来に対して決断した結果です。
    ただ、
    「その未来に合わない選択を、自然にしなくなった」
    だけなのです。
    ですから、小さなシンクロニシティが起き、やがてビジョンと合致した「大きな一致」として現れてきます。


    ■なぜ、信じない人には何も起きないのか

    では、なぜ未来ビジョンを信じない人には、何も起きないのでしょうか。
    理由は単純です。
    ・未来からの逆算が起きない
    ・現在の延長線しか選択肢が存在しない
    その結果、
    行動の仕組みそのものが発生しない。
    重要なのは順序です。
    失敗したから信じなくなったのではなく、
    仕組みの中に入っていないから、
    行動が生まれず、何も起きない。
    この構造にいる限り、
    未来が実現することは、構造的に起こりません。


    ■未来ビジョンは「願い」ではない

    ここで、最も大切な点をお伝えします。
    未来ビジョン実現の朝活は、
    「願い」でも
    「夢」でも
    「モチベーション」でもありません。
    行動を仕組み化している装置です。
    未来を信じて実装した人には、
    ・未来 → 現在が再編され
    ・行動が生まれ
    ・結果が起きる
    仕組の中にいない人には、
    ・再編も
    ・行動も
    ・結果も起きない
    ただ、それだけの違いです。
    精神論ではありません。
    人間の認知と行動の構造的事実です。


    ■編集後記

    未来実現会で起きている変化は、
    特別な才能の話ではありません。
    誰にでも起きるが、
    「決めて実装した人」にしか起きない。
    しかも実装は難しくありません。
    仕組みの中に入ってしまえば良いのです。
    ただそれだけのことなのだと思います。


    ■今日の問いかけ

    あなたは今、
    未来を「考えて」いるでしょうか。
    それとも、すでに「優先して決めて」いるでしょうか。
    今日の小さな選択は、
    どの未来に整合(シンクロ)していますか。


    ■ネコのつぶやき

    「未来って、追いかけると逃げるけど、
    先に決めると、向こうから来るらしいにゃ」


    ■おわりに

    未来は、
    賢く考えた人ではなく、
    先に決めて、実行を優先した人に訪れます。
    もし今、
    「何かが停滞している」と感じているなら、
    問題を解く前に、
    未来に対して決めるところから始めてみてください。
    それが、最も静かで、確実な一歩です。

    🌸経営未来手帳「今、経営者が読むべき3選」

    https://note.com/quiet_gnu5848/n/n59ba4650e7d0


    🌸経営未来手帳の編集長が選んだ40選はこちら

    ─経営者が未来を読むための“構造地図”
    https://note.com/quiet_gnu5848/n/n3596a857d755


    ■感想をぜひお寄せください

    yasumura@biz-noukai.com まで。
    必ずお返事いたします。


    ■安村 明史

    🌸経営未来手帳
    組織・経営の相談役(静かに伴走する役割)
    「疲れた経営者が、少し言葉を預けられる場所として」
    ―#経営者の深夜食堂


    ■付録


    画像
    バックキャスティングによる未来実装モデル
     
     
    第2弾🌸「今、経営者が読むべき3選(組織編)」https://note.com/quiet_gnu5848/n/n1e5a79df83ef 売上2兆円企業の経営トップ、現役公立中学校校長などを コーチング。総理大臣のコーチ候補、NHKクローズアップ現代で 取材実績あり。

    あなたへのおすすめ