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【入社エントリ】 NOT A HOTELに一人目のスマートホーム電気工事施工管理として入社した理由

    はじめに


    はじめまして。NOT A HOTEL のスマートホームチームで電気工事施工管理をしている、牧平 清(まきひら しん)です。

    2026年5月から業務委託として関わり、7月1日に正式に入社しました。
    まだ数ヶ月ですが、毎週どこかの現場に立っており、体感としてはもう何年もいるような濃い時間を過ごしています。

    入社エントリを書くにあたって、「なぜ入社したのか」よりも「入ってみて何が違ったのか」「何を目指しているのか」を中心に書くことにしました。
    同じように電気や施工管理の世界にいる方に、いちばんリアルな手触りが伝わると思ったからです。

    まずは僕がこれまでどんな現場で、どんな基準で電気工事施工管理業務と向き合ってきたのか、少しだけ振り返らせてください。

    長崎から、迷わず電気工事の世界へ飛び込んだ


    地元・長崎で電気の面白さや専門性にのめり込み、「この道で生きていく」と決めて上京。新卒で入った株式会社関電工では、東京都が推進する無電柱化プロジェクトの最前線に立ちました。道路を掘り、管路にケーブルを引き、高圧・低圧の終端端末やケーブルジョイントを施工・保守する。電気という仕事のいちばん物理的な入り口を、先輩たちに一から叩き込んでもらいました。

    その後の国土交通省発注案件の設計積算支援では、図面と数量と金額がどんなロジックで結びついているのかを学びました。現場でしか電気を見ていなかった自分に、「発注する側の考え方」という視界をくれた2年間でした。

    続くENECHANGE(現・ミライズエネチェンジ)では、EV充電インフラの元請工事を、責任者として全国で年間数百、数千という単位で指揮させてもらいました。導入台数日本一のインフラサービスを支える現場です。

    一件一件を丁寧に見るだけでは絶対に回らない規模で、標準化された施工手順、作図・積算のシステム化、協力会社の開拓と育成——「どうやって仕組みで回すか」を、事業の当事者として考え抜く機会をもらえました。

    現場の手触り、発注者の目線、そして仕組みで回すという発想。この3つを別々の場所で授けてもらえたことが、いまの僕の土台そのものです。関わってくださった方々には、本当に感謝しています。


    転職理由を聞かれると、正直この一言に尽きます。
    「NOT A HOTELの採用情報を見て、超ワクワクしたから」です。

    もう少し解像度を上げて言葉にするなら、前職で僕が追求していたのは「同じものを、速く、正確に、安く、たくさん」施工することでした。社会インフラを広げるうえで本当に価値のある仕事で、そのために必要な型は、一通り自分の手で作りきることができました。

    だからこそ次は、「速く、安く、たくさん」を突き詰める側ではなく、作るものの中身そのものに自分の判断が入る仕事をやってみたくなりました。

    NOT A HOTELは、まったく別の作り方をしています。建築も、ソフトウェアも、ホスピタリティも、すべてを自分たちでゼロから作っている。しかも、一棟一棟がすべて違ううえに、アップデートし続けていく。
    そこに「電気工事施工管理」というポジションがあるということは、つまり「僕たちが作るものが、そのまま宿泊の体験に直結する」ということです。

    数を回す仕組みは作れる。
    でも、体験そのものを作れる場所は、世の中にそう多くはない。
    そう思い、飛び込むことを決めました。

    入ってみたら「施工管理」の意味が違った


    これがいちばんお伝えしたかったことです。

    一般的な電気工事の施工管理は、図面や工程通りに、安全に電気設備を納めることがゴールです。極端に言えば、納めたら終わり。
    しかしNOT A HOTELは違いました。設備を納めた"後"に、まだ仕事が半分以上残っているんです。

    配線が終わり、機器が付き、疎通確認をして、是正し、検査をして、そこからようやくQA(品質保証)に入ります。
    照明もブラインドも空調も、アプリや音声から思った通りに動いて、はじめて「できた」と言える。
    電気設備が、そのままプロダクトの一部になっているからです。

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    スマートホーム制御盤 結線確認

    しかも現場では、ゼネコン・サブコンといった施工者と、社内の建築PM・MEP(設備)・スマートホームチームが、同じ建物の中で同時並行で動いています。
    棟ごと、設備ごとに進捗が違う。「全部終わってから次へ」ではなく、日々状況を見ながら、どこから手をつけるか判断し続ける必要があります。
    この動き方には、自分に染みついていた段取りの感覚だけでは追いつけませんでした。入ってから、いちばん大きくアップデートした部分です。

    そして、現場では立ち位置そのものも変化しています。
    自ら施工を回す「施工管理(タケカン)」から、設計図書と照合して設計どおりに施工されているかを確認・是正する「施工監理(サラカン)」へ。
    読み方は同じでも、立っている場所が違うのです。

    NOT A HOTELは自社で施工部隊を抱えていません。
    だからこそ施工管理がまずやるべきなのは、自分で電線を引くことではなく、施工会社がミスなく完了できる仕組みをつくることです。
    図面と施工指示書、そして検査基準で品質を担保する。人を増やして施工を抱えてしまうと、スケールが人数に縛られてしまいます。「施工しない強さ」をどう作るかーーこれが今、いちばん面白いテーマです。

    僕たちは北海道から沖縄まで、いろんな拠点の現場に行きます。
    土地も、建築も、設備の組み方も毎回違う。正直まったく楽ではありませんが、そのぶん、プロジェクトが終わるごとに残る経験値は計り知れません。

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    Culture
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    工程×ロールの考え方

    オフィスの一室が、電気工事の現場になる


    NOT A HOTELには、スマートホームの機器や制御を検証するラボがあります。ここの作業運用ルールは僕が作成し、安全管理者を務めています。

    面白いのは、このラボが「オフィスの一室」と「電気工事の現場」という2つの顔を持っていることです。
    100Vの活線があり、天井裏の配線があり、脚立での高所作業もある。
    でも場所はオフィスなので、どうしても意識がゆるみがちになります。

    しかし、感電による死亡者は、実は高圧より低圧(100V/200V)の方が多いのです。「弱電だから」「家庭用と同じ100Vだから」という油断が、いちばん危ない。

    だからこそ、現場とまったく同じ基準を持ち込みました。
    活線作業は原則禁止。ブレーカーを落として、検電してから触る。2m以上は高所作業としてハーネスを着用する。検証には有資格者の立会いを必須にする。運用ルールの最後には下記が書かれています。

    検証は、命より優先されません。

    Smart Home ラボ 運用ルールより

    前職では安全管理者として、3年間安全大会を主催させてもらいました。その経験がオフィスの一室で活きるとは思っていませんでしたが、スマートホームは机上の検証と現場の電気工事が地続きになる仕事です。
    誰かがその安全の線を引かないといけない。
    それを引くのも、施工管理の仕事
    だと思っています。

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    Smart Home Lab

    いまやっているのは「プラットフォーム」をつくること


    日々の現場を回しながら、並行して進めているのが「型づくり」です。

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    現場(AOSHIMA2.0立ち上げ時)の様子
    ちょっと息抜き

    施工指示書を日々アップデートする。検査の基準と順序を整理する。KNXのような制御まわりの知識を、施工管理が現場で使える形に落とし込んで配布する。
    職人さんが図面を見て迷わない状態、次の拠点でも、どんな案件でも同じ品質が出る状態を作る。前職で年間数百、数千の施工を回すために作っていたものと根っこは同じです。

    NOT A HOTELは拠点の開業をどんどん加速させています。そのスピードに品質を落とさずについていくには、属人的な頑張りではなく、再現性のある「型」が要ります。
    しかし、NOT A HOTEL で施工管理が目指す到達点は、単なるマニュアル化ではありません。この「型」をプロダクトとして磨き上げ、「スマートホーム施工管理プラットフォーム」という中核資産にすることです。

    型をプラットフォームとして整理し、現場の誰でも使える状態にしていく。その型が守る対象が、コストや納期だけでなく「そこで過ごす時間の質」でもある——これはスマートホームチームならではの面白さだと思います。

    僕たちがここで作っているスマートホームの「型」は、単なる一企業の施工マニュアルではありません。
    テクノロジーと建築が融合したかつてない宿泊体験のインフラであり、それが結果的に、世界に誇れる「日本の価値を上げる」ことに繋がっていくと本気で信じています。
    いま僕たちは、そんな途方もなくワクワクする現場に立っています。

    ツールは増やさない。 合わなければ、作る。


    前職では現場管理ツールをいろいろと試しました。工期の長い建築現場向けに作られたものが多く、短工期・多件数の現場では、案件ごとに「箱」を作る手間の方が重くなってしまう。結局、遠隔確認・コミュニケーション・管理台帳を別々のツールで組み合わせて運用していました。合うものを探し続けた3年間だったとも言えます。

    ツールを増やすと現場は必ず疲弊する。この感覚は、今もかなり大事にしています。

    NOT A HOTELに入って驚いたのは、「合うものがないなら作ればいい」という空気があることでした。
    Claude や Gemini が全社で使える環境が整っており、エンジニアと並走しながら、自分たちの業務ツールを自分たちで作って実際の案件に投入できるのです。

    僕自身、タスク管理や現場の情報整理、施工者ツールなどを、少しずつ自分で組んでいます。
    とはいえ、やっていること自体は前職でツールを探していたときと変わりません。「この作業のどこが重いのか」「誰の何分を減らせば現場が回るのか」を切り出して、形にする。施工指示書や検査基準を整えるのと、地続きの作業です。
    違うのは、その先が「探す」で終わらないこと。作りたい形さえ言葉にできれば、実装はAIとエンジニアが引き受けてくれます。

    つまりここで効くのは、コードが書けることではなく、現場の困りごとを正確に言葉にできることでした。そしてそれができるのは、現場に立っている施工管理です。このエンジニアリングとの距離の近さは、正直ここに来るまで想像していませんでした。

    こんな人と働きたい、話したいです!


    ここまでは、入社して見えてきた組織として目指したい姿を中心に書きました。でも、キラキラした話ばかりではありません。

    建設業全体のルールを施工管理者として熟知しなければいけませんし、ときには泥臭いことも、地道にやり続けることになります。プラットフォームをつくるといっても、その土台は毎回の現場です。

    すでに完成している人でなくても、一緒に成長していける方と働きたいと思っています。特に、こんな方とはぜひ話してみたいです!

    • 電気や設備の現場をやってきて、「自分の技術が、最後に誰のどんな体験につながっているのか」をもっと見届けたい人。

    • 決まったやり方を守る仕事より、やり方そのものを作る仕事に手が伸びる人。

    • 知らない領域(IoT、ネットワーク、ソフトウェアなど)が出てきたときに、「わからない」より先に「面白そう」という感情が出てくる人。

    スマートホームチームは20名ほどで、スマートホームに関わるというのが初めてというメンバーもたくさんいます(僕もそうでした)
    電気工事施工管理の内製化はまさに今立ち上げているところです。NOT A HOTEL のバリューのひとつに「超自律」という言葉があります。指示を待つのではなく、自分で考えて動ける——その状態を仕組みごと、一緒に作ってくれる人を探しています。

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    一緒に常識を超える超ワクワクな仕事がしたいです!

    転職を具体的に考えていなくても大丈夫です。
    現場の話、ツールの話、電気の話、将来の夢の話、何でもいいので、まずはワクワクすることを気軽に話せたら嬉しいです!
    カジュアル面談からでもSNSのDMからでもお気軽にご連絡ください!

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    NOT A HOTELという会社のスマートホームチームで電気工事施工管理として働いています。

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