
ずっと働いてきた私が、専業主婦もアリかもと思い始めた話
新卒で入社してから、ずっと働いてきた。
結婚しても、子どもが生まれても、仕事を続ける。
それが私にとっては当たり前だった。
周りの友人も、同じように働いている人ばかり。仕事を辞めるなんて、考えたこともなかった。
そんな私が最近、ふと思うようになった。
専業主婦になるのも、意外とアリなのかもしれない。
なぜ、そんなふうに考えるようになったのか。
産休中、平日の街を見て驚いた
きっかけのひとつは、妊娠して産休に入ったときだった。
平日に外を歩いていると、ランチを楽しむ女性や、ゆっくり散歩をしている年配の人をよく見かけた。
それまでの私は、平日の昼間に自由に過ごしている人の存在を考えたことはなかった。
自分が働いている間、みんなも働いているものだと思っていたのだ。
今思えば、ずいぶん狭い世界で生きていたと思う。
もちろん、平日に休みがある人もいれば、在宅で働いている人もいる。育児や介護など、事情も人それぞれだ。
それでも当時の私は、平日の昼間にゆったり過ごしている人たちを見て、少し不思議な気持ちになった。
みんなが働いているわけではないんだ。
そんな当たり前のことに、改めて気づいた。
そして正直に言えば、少し複雑な気持ちもあった。
私は仕事をして、税金を納めて、プライベートの時間はほんの少し。
それなのに、働いていない人は平日にランチを楽しんだり、のんびり散歩したりしている。
なんとなく、頑張りに偏りがあるように思えたのかもしれない。
専業主婦って、思ったより多い?
気になったので、専業主婦世帯の割合を調べてみた。
2025年の統計では、夫が雇用者である世帯のうち、妻が非就業者である世帯は、妻が25〜34歳の層で約2割、35〜44歳の層でも約2割を占めている。
ざっくり言えば、5人に1人。
思っていたより多い。
というのも、私の周りには専業主婦の友人が一人もいないからだ。
新卒からずっと働いてきた私にとって、働くことは当たり前だった。友人も同じように働いている人ばかりで、仕事を辞めて暮らす自分は、具体的な選択肢として想像したことすらなかった。
でも、少し外に目を向ければ、違う生活をしている人もいる。
専業主婦になると、今の人間関係を失うのではないかと怖かった。
でも、今まで接点のなかった人たちと知り合い、新しい人間関係をつくる機会にもなるのではないか。
これまでの私は、仕事を辞めたら失うものばかりを考えていた。
でも、仕事を辞めることで初めて出会える人や経験もあるのかもしれない。
少しだけ、そんなことを考えるようになった。
専業主婦もアリかも、と思ったもうひとつの理由
実は、もうひとつ理由がある。
それは、今の会社に、元専業主婦の優秀な女性がいること。
その人は、専業主婦だった期間を経て、今は会社で活躍している。
私はその姿を見て、「専業主婦になったら、もう仕事で活躍できなくなる」というわけではないのだと感じた。
もちろん、誰もが同じように再就職できるわけではない。ブランクがあれば、仕事探しで苦労することもあると思う。
それでも、専業主婦になることが、必ずしもキャリアの終わりを意味するわけではない。
実際にそういう人が身近にいることは、私にとって大きかった。
これまでの私は、仕事を辞めることを「キャリアを手放すこと」と考えていた。
でも、人生のある時期に仕事から離れたとしても、その先にまた別の道があるのかもしれない。
そう思えるようになった。
それでも、専業主婦に対する偏見はある
ここまで書いておいてなんだけれど、私は専業主婦に対して、よいイメージばかりを持っているわけではない。
むしろ、自分の中に偏見があることも自覚している。
時間に余裕があると、噂話が増えたり、人間関係が必要以上にウェットになったりするのではないか。
仕事のように明確な目標や評価がないなかで、何を頑張ればいいのだろう。
自分自身の所属や実績が薄くなって、子どもの成績や夫の年収、肩書きなどで自分の価値を測るようになってしまうのではないか。
そんなことを考えてしまう。
もちろん、専業主婦の人がみんなそうだとは思っていない。
働いている人のなかにも、噂話が好きな人はいるし、他人の肩書きで人を判断する人もいる。
専業主婦だからどう、働いているからどう、という単純な話ではないはずだ。
それでも私は、仕事を通じて自分の居場所や評価を得てきた。
だからこそ、仕事を手放したあと、自分が何をよりどころにして生きていくのか、想像がつかないのだと思う。
仕事がなくなっても、自分は自分でいられるのだろうか。
子どもの母親でも、夫の妻でもない、一人の人間としての自分に、何が残るのだろう。
そう考えると、少し怖い。
でも、実際に経験したこともない生活を、外から見たイメージだけで判断しているのも事実だ。
もしかしたら、私が勝手に心配しているだけで、実際に暮らしてみたら違う景色が見えるのかもしれない。
働き続けることだけが、正解じゃない
私はこれまで、働き続けることを前提に人生を考えてきた。
仕事を頑張ること。自分で稼ぐこと。社会の一員として役割を持つこと。
それらは、私にとって大切なことだった。
でも、息子が生まれて、子育てをしながら働く生活を続けてきた今、少しずつ考えが変わってきた。
仕事を頑張ることは大切だ。
自分で稼いだお金があることも、キャリアを積み上げていくことも、私にとっては大きな意味がある。
一方で、息子と過ごせる時間も、今しかない。
仕事を続けることだけが正解なのだろうか。
専業主婦になってみるのもいいかもしれない。
パートで働くのもいいかもしれない。
在宅勤務ができる仕事に転職するのもいいかもしれない。
もちろん、どの選択にもメリットとデメリットがある。
仕事を辞めれば収入は減るし、キャリアへの影響もある。再就職したいと思ったとき、希望どおりの仕事に戻れる保証もない。
逆に、働き続けることで得られる収入や経験、社会とのつながりもある。
でも、これまで選択肢にすら入れていなかった生き方を、考えてみてもいいのではないかと思い始めた。
仕事を辞めたら、保育園を退園?
……と、ここまで考えて、ふと気づいた。
もし仕事を辞めたら、子供は保育園に通い続けられるのだろうか?
保育園は、親が働いていることなど、保育を必要とする理由が前提になっている。
せっかく慣れた保育園を、退園しなければならなくなるのだろうか。
では、幼稚園ならどうなのだろう。
仕事を辞めても通い続けられる?
預かり保育は何時まで利用できる?
夏休みなどの長期休暇はどうなる?
働き方を変えるかどうかは、まだ決めていない。
でも、働き方を変えたくなったときに、選択肢がなくなってしまうのは避けたい。
そこで、保育園と幼稚園の違いを、「将来、働き方を変える可能性がある親」という視点から比較してみることにした。
次の記事でまとめてみます。
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