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『カインの印』の正体~ハルマゲドンへの道~③

     ヤハウェは彼に言われた。「それゆえ、カインを殺す者はだれでも七倍の復讐を受ける。」そこでヤハウェは、彼に出会う者がだれも彼を殺すことのないよう、カインに一つの印を付けられた。
    (創世4:15)


     カインの印については諸説あるが、実は謎でも何でもない。よく読み込めば聖書の中にちゃんと答えが書いてある。

     だから、これを謎のままにしているキリスト教会のほうがよほど謎だと思っている。


     さすがに最近は黒い肌がカインの印だという人種差別的な論調はないが、いろいろなクリスチャンのサイトをのぞいても、「こういうわけで、これがカインの印です!」と自信をもって提示しているところは見当たらず、どこも「あれかもしれないし、こうかもしれない」といった感じで濁している。

     なぜなのか?

     キリスト教の多くの教会では新約聖書を偏重しており、中には旧約聖書が含まれない聖書を使っているところもある。それでは理解できないことが多くなるはずだ。
     新約聖書は旧約聖書を読まなければ理解のできない、シリーズ物の続編である。新約聖書だけ読むということは、上下巻に分かれた小説の下巻だけを読んでいるようなものである。


     前回の『メルキゼデク』とは何者か?でも、メルキゼデクは旧約聖書の登場人物だが、その解説は新約聖書にあった。
     
     同様に、カインの印は旧約聖書の最初のころに登場するエピソードだが、印はその後も幾度も現れ、新約聖書にまで引き継がれていく。


     そもそも、カインはなぜ弟を殺したのか?

     
    カインの捧げものを受け取らなかった神様にも原因があるのではないか?

     
    ではなぜ、神様はアベルの捧げものだけを受け取り、カインのものは受け取らなかったのか?


     
    それには論理的な理由があるのである。ここも、聖書に詳しく書かれていないがために、教会がきちんと説明できていない部分である。

     たしかに、聖書だけから理由を読み取るのは難しいだろう。しかし、聖書の記述と考古学の成果を照らし合わせてみれば、おのずと答えが導き出されるのだ。
     

     さらに、カインは人類初の殺人者だが、実は人類の大多数がカインというキャラクターに象徴されているのである。

     それは一体どういうことなのか?




     ……そんなわけで、今回は、しるしに込められた意味と『カインの印』の正体、それから神様がカインの捧げものを受け取らなかった理由をわかりやすく徹底的に解説していこうと思う。

     
     教会も教えてくれない壮大な聖書ミステリーの世界へようこそ。
     
    それでは…

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    『聖書』とイランの『王書』と中東古代史の研究を主に続けています。暗黒年表を作ることと珍しい野菜を植えるのが趣味。 著作 『エデンの園の本当の場所』 『かいせつ 魂と霊のメカニズム』 amazonにて

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