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【簡単あらすじ】兇人邸の殺人(微ネタバレ)【今村昌弘/東京創元社】


    『 …葉村くんに同情するわ。とんだホームズね 』


    国内ミステリランキングで四冠を達成した
    「屍人荘の殺人/剣崎比留子シリーズ」の第三作です。

    屍人荘の殺人に続き、本作にも、現実離れした舞台と人?物が登場しますが、それが奇をてらったのではなく作品に不可欠なものに驚嘆です。

    是非ご一読ください。





    ―

    『はじめに』
    十月に入り、ついに過ごしやすい・秋らしい気候になってきました。
    こうなると、風呂上がりから寝る前のちょっとした時間などでの読書が大変捗ります。
    この時期は「読書の秋」と昔から言われていますが、読書をするための絶好のシチュエーションを得られる時期ですので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。

    ーー


    『 ようこそ。現実と幻の間の楽園、ドリームシティへ。
    みなさん一緒に踊りましょう。明けない夜が明けるまで。』


    本作を分類するとクローズドサークルものになりますが、
    クローズドサークルという『舞台』について、「不自由さ・デメリット」などのマイナスな点をイメージされる方も多いと思います。

    しかし、クローズドサークルだからこその「メリット・作品展開」が明らかな本作はかなり驚かされました。

    また『登場人物』に注目すると、

    剣崎比留子シリーズ一作目「屍人荘の殺人」では、現実離れした方?たちが登場し、本作にも、現実離れした方?たちが登場します。

    ネタバレ防止のためにかなりぼやかした表現になりますが、
    屍人荘の殺人では〇〇〇(カタカナ3文字)
    本作では〇〇(漢字2文字orひらがな4文字)
    のことです。


    もしも、屍人荘の殺人や本作を、あらすじやネタバレでしか確認していない方々であれば、

    ストーリーやトリックを奇抜にさせたいためだけに登場させた
    ただ単に、読者の目を引きたいためだけに登場させた

    と感じるかもしれません。しかし、この登場人?物たちは、

    「ストーリーの展開に深みを持たせるだけでなく、真相へつながるトリックの成立のために不可欠な存在」

    になっています。そこが、剣崎比留子シリーズの魅力です。

    ミステリー好きの方々でしたら、様々なシチュエーションや登場人物の作品を多く読了されていると思いますが、本作も、決して時間の無駄にならない・読了に価値を感じる作品になっていること間違い無しです!

    ・・・そして、まさかあの人が再登場するとは。
    完全に意表をつかれましたが、次作品も楽しみになりました!


    ーー

    一作目「屍人荘の殺人」を読んだ方であれば、
    二作目「魔眼の匣の殺人」を読了していなくても、充分楽しめる本作。
    (もちろん読んで頂ければさらに深く楽しめます!)

    明日2025年10月10日に単行本化され発売されますので、

    是非ご一読ください。



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