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【簡単あらすじ】シャーロック・ホームズの冒険(微ネタバレ)【コナン・ドイル|延原謙訳/新潮文庫】


    読書・ミステリー好きだけでなく、
    多くの方が小説やドラマで触れたことがあるだろう
    シャーロック・ホームズの事件簿・短編集です。

    現代ミステリーの基本となり、
    令和7年現在・百三十九刷もされているのも納得の内容です。





    ー

    『はじめに』
    十月に入り、ついに過ごしやすい・秋らしい気候になってきました。
    こうなると、風呂上がりから寝る前のちょっとした時間などでの読書が大変捗ります。
    この時期は「読書の秋」と昔から言われていますが、読書をするための絶好のシチュエーションを得られる時期ですので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。

    ーー

    『シャーロック・ホームズ』

    (海外の)名探偵と言えば?

    という質問をされた場合に、多くの方が名前を挙げるであろう名探偵の事件簿です。

    1.ボヘミアの醜聞

    ホームズにしてもなお、忘れがたき女性が一人だけいた。

    その女性こそ、かのいかがわしき記憶にのこる故アイリーン・アドラー、その人である。

    ー

    2.赤髪組合

    「頭髪が赤い心身健康な男子に高給を与える」

    というとても不可思議な求人広告が新聞に掲載される。

    そしてその求人に採用された男が、ホームズの事務所を訪ねてきた。

    ー

    3.花婿失踪事件

    事務所を訪ねてきた女性から、

    「結婚式を挙げるために教会へ向かう乗っていた馬車から、忽然と消えてしまった婚約者を探して欲しい」

    という依頼を受ける。

    ー

    4.ボスコム谷の惨劇

    妻と朝食をとっていたワトソンのもとに、
    「二日ばかり旅行へ同行してくれないか?」
    というホームズからの電報が届く。

    ホームズ曰く「簡単でむずかしい」事件らしい。

    ー

    5.オレンジの種五つ

    大嵐のロンドン。

    そんな夜に事務所には「乾いたオレンジの種が五つ入ったインドからの封筒」を読んだおじが取り乱し、後に自殺したという依頼者が訪問してきた。

    ー

    6.唇の捩れた(ねじれた)男

    ある晩、ワトソンの家に「二日も夫が帰ってこない」と妻が駆け込んでくる。

    ワトソンは、その夫の行先は見当がついていたため「馬車で送り返すよ」と約束し、いると思われるアヘン窟へと向かった。

    ー

    7.青いガーネット

    ある朝、ワトソンが事務所を訪ねると、椅子の角に古帽子がかかっているのを見つける。

    それは、ある依頼人から預かった鵞鳥(ガチョウ)がかぶっていたものだという。

    帽子に持ち主のイニシャルがついているが、ロンドンという大都会で見つけるのはなかなか難しそうだ、と話す。

    そんな話をしていると、その依頼人が息を切らして飛び込んできた。

    なんと、その鵞鳥の胃袋から素晴らしい宝石が見つかったとのことだ。

    ー

    8.まだらの紐

    顔が恐怖で青ざめ・落ち着きが無く・疲れ果てやつれた夫人が事務所を訪ねてきた。

    その夫人によると、二年前に亡くなった自身の姉と同様に、自分も殺されてしまうかもしれないと怯えている。

    その亡くなった姉は、その亡くなった夜、低い口笛を聞き、「まだらの紐よ!」という叫びをあげていた。

    ー

    9.花嫁失踪事件

    イギリス第一級の貴族から
    「自分の結婚に関する重大問題の解決に協力して欲しい」
    という依頼が来た。

    その事件は、「上流の結婚に奇怪事の発生」という題がつけられ、新聞にも載るほどの有名なものだった。

    ー

    10. 掬屋敷(ブナやしき)

    事務所を訪問してきた若い婦人からの依頼は、「家庭教師の求人を受けていいものかどうかの相談」という奇妙なものだった。

    その相談でホームズは「就職した後、何かあった場合には直ぐに助けに行く」と答え、夫人は安心して求人を受けた。

    しかしその約二週間後、またその夫人から連絡があった。


    ーー

    個人的には『唇の捩れた(ねじれた)男』が好きです。

    この時代背景だからこその真相がとても刺さりました。

    他にも、「赤髪組合」や「まだらの紐」といった多くの方が知っているであろう有名な作品もあり、あまりミステリーに明るくない方や・海外ミステリーを読み始めようかと思っている方向けの作品として最適です。

    先日レビューしました、名探偵と学ぶミステリ

    とセットで読むとさらに理解が深まること間違い無しです。


    ―

    私はシャーロック・ホームズは、天才型ではなく秀才型の名探偵と思っています。

    突然のひらめきと誰も理解出来ないような論理の組み立て

    により、事件の真相に辿り着く名探偵も当然魅力的ですが、シャーロック・ホームズは、

    彼は多年にわたって、あらゆる人物に関する記載を、要点だけ書きとめて整理していたので、いつどんな問題どんな人物を持ちだされても、即座にそれに関する知識の得られないということは、一つとしてなかった。

    P21

    「何のこった!はじめはなんだかたいへんむずかしいことかと思っていましたが、そううかがってみるとまったくあっけないことなんですね」

    P62

    と描写されるように、知識と素晴らしい観察眼を持っている人物であり、秀才型と言えるでしょう。

    そしてこういったところが、国・時代を超えて好きな方「シャーロキアン」と呼ばれる熱狂的なファンを生み続ける理由では無いでしょうか。

    シャーロック・ホームズという名探偵を楽しみたい方
    もしくは海外ミステリーを楽しむのに最適な一冊。

    是非ご一読ください。


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