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【学校教育】受験生の睡眠時間が合否を分ける理由【睡眠時間/医学的視点】


    睡眠が記憶や脳の機能にどのような影響を与えるか、医学的視点から詳しく解説する。


    というニュースを読みました。

    ーー

    今の学生は知らない方のほうが多いと思いますが、以前には


    四当五落(よんとうごらく)


    という言葉がありました。

    どういう意味かと言いますと、「受験生(特に大学受験生)は、ライバルが多く寝る間も惜しんで勉強するべきであり、睡眠は最低限にしなくてはいけない。」
    具体的には、「睡眠時間を一日四時間にした人は志望校に合格し、五時間以上にすると不合格になる(落ちる)」という格言です。

    四当五落とは

    私が学生の時代には、

    「受験に勝つために、試験日の前日にはトンカツを食べる!」
    「スベル・オチルといった言葉を会話に入れない」

    などの縁起を担いだり、精神論を声高に言ってましたので、睡眠についても同じような(科学的根拠がないことを推進する)流れがありました。


    ー

    しかし、最近、学習の効果と睡眠には大きな相関性があると解明されてきています。

    科学的に睡眠とは


    学習した知識を脳に定着させるために必要な休息


    であり、


    自身のパフォーマンス(能力)を発揮するために重要な要素


    であることが分かっています。


    具体的には、「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」を交互に繰り返しています。ノンレム睡眠では、日中に学んだ情報を選別・整理し、レム睡眠でそれを長期記憶として固定する。
    つまり、記憶は寝ている間につくられる。

    となっていますので、充分な睡眠を取る必要があります。

    また、私の本業の人事労務でも、睡眠を充分にとらないと労災の発生確率が高まったり、寝だめは体内時計と実際の生活リズムがずれてしまい、時差ボケのようにだるさや寝不足感が強くなる原因となるなど、睡眠についての重要性は高まっています。

    以前に他のニュースで読んだのですが、東大に合格した受験生へのアンケートで、合格者の平均睡眠時間が「六時間以上」だったというニュースもありました。

    ですので、睡眠時間は短くすれば良いものではない、ということが分かりますし、このことについてはある程度世間一般の常識になりつつあるのではないでしょうか。


    ー

    さらに具体的に言いますと、厚生労働省は、

    中学生・高校生は8~10時間の睡眠時間の確保が必要

    と推奨しています

    この時間を確保すると、成長ホルモンの分泌、記憶の整理、情緒の安定など、心身の健全な発達がサポートされます。

    逆に、睡眠が不足すると、脳の働きを担う前頭前野の活動が低下し、集中力や判断力、感情のコントロールが難しくなるとも言われています。

    そして、7時間未満の睡眠が続くと、学業成績の低下や精神的健康への悪影響が生じることが報告されています。

    また、睡眠で重要なことは、何時間寝るかという時間数だけでなく、

    毎日同じ時刻に就寝・起床するという「安定したリズム」

    をキープすることも重要です。

    常に同じようなリズム=ルーティーンにすることで、記憶の最終整理やメンタルの安定につながりますので、睡眠をしっかりととることが、合格への近道とも言えます。


    ー

    そして、よりよい学習環境を作り出すには、家族の力が必要になる場面もあります。

    特に、以下の三点について重要です。

    1.スマホやタブレットといった電子機器の使用時間の見直し

    就寝直前までスマートフォンやタブレットを使用する子どもが増えていますが、スマートフォンの画面から発せられるブルーライトは、睡眠ホルモンである「メラトニン」の分泌を抑制し、脳を覚醒させてしまいます。

    ですので、SNSや動画を見ながら布団に入る習慣が続くと、入眠が遅くなり、睡眠の質が下がる原因になるため、医学的にも就寝1時間前には、そういった電子機器から離れることが重要です。

    しかし、子どもだけにこの習慣を守らせるのは難しいです。

    ですので、保護者自身も含め、家庭内で「スマホの使い方」についてルールを決め、親子で一緒に取り組む姿勢が大切になります。

    2.より良い睡眠の質を作り出すための環境づくり

    良質な睡眠のためには、寝室の環境整備が重要です。

    照明や部屋の温度によって、眠りの質は大きく変化します。

    夜間はとにかくリラックスできる環境を作ることで脳がスムーズに「睡眠モード」に切り替わる手助けとなります。

    こういった環境の調整は、保護者が積極的に整えやすい領域なので頑張りましょう。

    3.家庭全体の生活リズムを一定に保つ

    上記したように、睡眠には「安定したリズム」も必要になります。

    保護者が夜遅くまで起きていると、子どももつられて夜型になりがちです。

    つまり、家庭全体のリズムが乱れると子どもの睡眠リズムにも影響が及ぶということです。

    家庭全体で規則正しい生活を送ることが重要です。


    ーー

    上記のように、睡眠には多くのメリット、そしてデメリットがあります。

    そして、より良い睡眠を取るために出来る努力も多くあります。

    たかが睡眠。
    されど睡眠。

    様々な影響を与える睡眠を、しっかり考えることが重要です。



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    今回の画像は【まほろ】さんからお借りしました。ありがとうございます。

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