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【簡単あらすじ】Jミステリー2023SPRING(微ネタバレ)【東野圭吾ほか5名/光文社文庫】


    『 ル・キャドゥー・ダン・アーンジュです 』


    身近な法律が関わったり、誰もが知る詐欺事件に巻き込まれたり、
    グロ注意なSFがあったりと、様々なテーマを人気ミステリー作家六名が描いたアンソロジーです。

    誰もがきっとお気に入りの一作を(全部かも)見つけられると思います。





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    『はじめに』
    季節が春へと移り変わりつつあり、冬の寒さを感じる日は少なくなってきましたが、それと入れ替わるように、花粉の季節が到来してきました。そうなると、当然のように休日は部屋で過ごすことが多くなり、それに比例して読書量が増えていますので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。
    このレビューを読んだことで、作品や作者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。

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    本作は、日本ミステリーを代表する六人の先生による、「新作書き下ろし」のアンソロジーになっています。

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    1.相続人を宿す女/東野圭吾

    不動産会社に勤める神尾。

    リフォーム案件を進めていたが、依頼主から延期して欲しいと言われる。

    不審に思い理由を尋ねると、「亡くなった息子の相続権を、別れた奥さんが言ってきた」

    という厄介な話を告げられる。

    ー

    2.不必要不可欠な殺人/結城真一郎

    春斗と美晴のきょうだいは、小さい頃に病気で母親を亡くした後、父親は後妻により殺されてしまった。

    その後春斗は、父親の殺人事件についてある疑問を抱いたまま二十歳の誕生日を迎えた。

    ー

    3.拾った男/阿津川辰海

    タクシー運転手の朝比奈は、夜の横浜を走行していた。

    一人目の出張帰りと思しきサラリーマンのことは、心の中で謝りつつ乗車を拒否する。

    次にみつけた、男が推理小説家・女は編集者と見立てた二・三人目は拾うことにする。

    その後の車内では、朝比奈とその男がミステリー話で盛り上がる。

    ー

    4.ロイヤルロマンス(外伝)/真梨幸子

    小さなパン工場でアルバイトをする早苗は、同僚との付き合いで職場ではストレスが溜まることが多い。

    しかし最近の早苗は様子が違う。

    それは、大学生の息子から「皇室のX子さまと交際している」というメールを受け取っていたからであった。

    ー

    5.大きな手の悪魔/白井智之

    人類は、突如現れた高次元生物を自称する角の生えた動物たちによって、滅亡の危機に陥っていた。

    その高次元生物たちは、七つのルールによって、人類と友好関係を保つのか・敵対するのかを決めると発表した。

    人類は、何とか滅亡の危機を回避しようとするが…

    ー

    6.老いた犬のように/近藤史恵

    私は「梅田先生」と呼ばれる小説家だ。

    作品は重版され、それなりに人気作家扱いされるが、二十年以上連れ添った妻・葵と別れてから何もする気がおきない。

    そんなある時、SNSで知り合った女性「南風」と交流し始める。

    ―

    個人的には、ロイヤルロマンス(外伝)が好みです。

    いつも通りの退屈な日常を過ごしていたパート主婦。

    そんな日常に、ある人から電話の内容が大きな波紋を呼びます。

    読んでいるとちょっとした違和感を感じ、それが大きな問題に発展しますが、最終的に、題名通りに着地するところがとてもスッキリします。

    様々なテーマに従い、様々な個性をもった日本有数のミステリー作家らが書いた六作ですので、きっと皆さんもどれかの作品が(むしろ全部?)ハマるはずです。

    大変読みやすく一気読み間違いない本作、是非ご一読ください。


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