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【簡単あらすじ】アリアドネの声(微ネタバレ)【井上真偽/幻冬舎】


    『 無理と思ったらそこが限界なんだ 』



    ドローンビジネスを手掛けるベンチャー企業に勤務する高木春生。

    高木は手先の器用さを買われ、会社が主催している初心者向けのドローンスクールの教官をしている。

    高木はある時、地上には住居フロアを残すだけで、

    地下1階は、ショッピングセンターなどの商業フロア。
    地下2階は、企業が入るオフィスフロア。
    地下3階は、工場や農業関連が入る生産フロア。
    地下4階は、発電施設・スパ施設などのインフラフロア。
    地下5階は、地下鉄等が通る交通フロア。

    が備わっている、地下都市・WANOKUNIプロジェクトのオープニングセレモニーでドローンショーを開催した。

    そのセレモニー後、震度六強の地震が地下都市を襲う。

    幸いなことに、地下に閉じ込められた方はほぼいないという状況だったが、詳しく調べると、一名だけ地下5階に取り残されていることが確認された。

    その要救助者一名は、「現代のヘレンケラー」と呼ばれる女性・中川博美。

    オープニングセレモニーで、自身の「見えない・聞こえない・話せない」の三重障碍について講演をした方だった…






    ―

    『はじめに』
    かなり秋も深まり、最低気温は10℃前後・最高気温も25℃を下回ることも多くなるなど、読書が捗る時期になっており、私だけでなく読書好きとしては大変嬉しい時期ではないでしょうか。
    今の時期は、自室でも外出先でも読書が出来るという大変良いシチュエーションを得られますので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。
    この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。

    ーー

    高解像度の「光学ズームカメラ」
    音源の位置まで特定出来る「マイクロフォンアレイ」
    遭難者の体温を感知出来る「赤外線サーモグラフィ」
    物体の位置を測定出来る「ライダースラム」

    など「目/耳/口/温度感覚/空間認知機能」などを搭載した、多種多様かつ高性能なセンサーが売りの災害救助活動に特化したタイプのドローン「ARIADONE」が、中川さんの命運を握る…

    令和のヘレンケラーを地下5階から助け出すことが出来るのか。


    ―

    いや~~、中盤から終盤にかけての展開と
    まとめ方が大変良い作品でした。

    初めに、主人公やその周辺には不穏な空気が広がり、
    途中では、ちょっと気になる要素(ノイズ的要素)が追加され、もしかすると〇〇みたいな締め方になったら嫌だなあと思っていたところで……、そうなるのか・そういうことだったのかと。

    このまとめはとてもスッキリしました。

    幼少時代のある出来事から、高木の信念となった(なってしまった)言葉、


    無理と思ったらそこが限界なんだよ。


    日本語の良いところは、同じ言葉でも、
    言う人/(言われた人の)捉え方/(言われた)時期などによって、違う解釈になるところです。

    詳しくは書けませんが、この点についても良い結末になっていると思います。


    ―

    以前読了した、探偵が早すぎるも良かったですし、これからも追いかけたい作者さんです!

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